前記事(Inspiron 15 5000(5547)レビュー Adobeの写真・動画編集ソフト付で8~9万円台のノートPC)に続き、今回はInspiron 15 5000(5547)シリーズの構成と性能面について。

記事に掲載しているのは、OSにWindows 8.1、プロセッサにCore i7-4510U、グラフィックスにRadeon HD R7 M265(2GB)を搭載する上位のプラチナモデル。

その構成にAdobe製の写真や動画編集ソフトを標準搭載するという内容で、96,980円(税込・配送料込/2014年8月12日時点)~と非常にリーズナブルな価格を実現しています。

Core i5-4210Uを搭載する下位モデルにおいては8万円台からの提供となっており、写真や動画編集が行える環境をできるだけ安価に整えたいというユーザーに魅力の製品だと言えるでしょう。

今回は、そんなInspiron 15 5000(5547)シリーズのプラチナモデルの構成や性能面について詳しく触れてみました。

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在デルでは、以下の後継モデルを販売中です。

New Inspiron 15 5000(2016/9/13発売)

【Inspiron 15 5000(5547) レビュー記事目次】

・Inspiron 15 5000シリーズ 外観や操作性・液晶の表示品質をチェック
外観・インターフェースキーボード周辺の操作性筺体底面内部の構造液晶の見やすさ

・Inspiron 15 5000シリーズ プラチナモデルの構成特徴と ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストールソフトウェアの内容
プリインストールソフトウェアの内容Adobe製の写真・動画編集ソフトをダウンロードできる

・製品のまとめ
Inspiron 15 5000(5547)シリーズ まとめ


Inspiron 15 5000シリーズ プラチナモデルの構成とその特徴

まず、掲載しているInspiron 15 5000 プラチナモデルの構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-ZおよびGPU-Zの実行結果と掲載モデルの主な構成内容です。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【Dell Graphic Pro Inspiron 15 5000(5547)プラチナの主な構成】

OS Windows 8.1 64bit
プロセッサ Core i7-4510U (2.00GHz/TB時最大3.10GHz)
グラフィックス AMD Radeon HD R7 M265(2GB)
メモリ 8GB(4GB×2/DDR3L 1600MHz)
ディスプレイ 15.6型ワイドHD(1366×768)、光沢
ストレージ 1TB HDD(Western Digital製/5400rpm)
光学ドライブ なし
無線機能 Intel Dual Band Wireless-AC 3160、Bluetooth v4.0
バッテリ 駆動時間:不明(3セル/43WHr)
サイズ 380×259×21.8(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.38kg
カラー シルバー
ソフトウェア Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 12(デジタルデリバリー)

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年08月12日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記のとおり。
OSにWindows 8.1、プロセッサにはCore i7-4510U、メモリ8GB、Radeon HD R7 M265(2GB)、1TB HDDを搭載するプラチナモデルの構成です。構成はほぼ固定となっており、ソフトウェアや製品保証以外のカスタマイズは行えません。

特徴はグラフィックスに Radeon HD R7 M265を搭載、さらに写真や動画の編集ソフトも標準搭載するという点で、上位のプラチナモデルは9万円台の価格で提供、下位のCore i5-4210Uを搭載するプレミアムモデルにおいては8万円台とさらに安価に提供されています。

あまりコストをかけたくない方には魅力のマシンですが、搭載のグラフィックスはそれ程高性能なモデルではないため、本格的な写真や動画の編集には向きません。簡単な写真や動画編集を行うような場合に向く製品だと言えるでしょう。

同じような価格設定・用途向けのノートPCで、もう少し性能の高いものを考えるのであれば、以前掲載した17.3型のInspiron 17 5000シリーズか、同サイズであれば、少し値段は上がりますがInspiron 15 7000シリーズなどもお勧めです。



搭載されているストレージの内容について詳しく見てみます。


HDDの仕様


ディスク内の内訳

掲載モデルには、Western Digital製の「WD10JPVX-75JC3T0」という1TB HDDが搭載されていました。回転数は5400rpm、ディスクの厚みは9.5mm。

速くはないけれど遅いという程でもないという性能を持つHDDです。

実際に販売されている製品に同じモデルが搭載されるかは不明ですが、本製品で提供されているストレージの構成はこの1TB HDDのみ。

SSDなどを選択できない所に不満を感じるユーザーはおられるかもしれませんが、一応、筺体底面よりHDDベイへアクセスできる構造となっているため、PCの扱いに慣れている方ならSSDへの換装も容易に行えると思います。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているInspiron 15 5000(5547)プラチナのベンチマークテストの結果です。
テストの実行は、AMD Catalyst Control Centerよりグラフィックスの設定を「ハイパフォーマンス」に割り当てた上で行っています。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.4
メモリ 7.5
グラフィックス 5.8
ゲーム用グラフィックス 5.5
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 105.1102.9
512K 40.4253.56
4K 0.5431.258
4K QD32 1.4081.278

数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


3DMark 全てのテストの実行結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 42121
Cloud Gate・・・ 3988
Sky Diver・・・ 2239
Fire Strike・・・ 928


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 2999~3005


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1360×768

1360×768 ・・・ 1305

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1360×768 ・・・ SCORE:2629 / RANK:C


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768(高品質) / 右:1920×1080(高品質)

【キャラクター編】
1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:2616 / 評価:やや快適
1920×1080(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:1468 / 評価:設定変更が必要


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 41.36fps
CPU ・・・ 2.56pts


CPUの内蔵グラフィックスを利用する構成よりはグラフィック性能は高いものの、ゲームを快適にプレイするには少し心許ない感じの性能です。

ゲーム用途の製品ではないので問題はありませんが、写真や動画編集をメインに行うノートとしては性能は低い方であり、本格的な作業向けではないと感じます。

構成解説の項でも述べたように、もう少しパフォーマンスに余裕が欲しい場合は、17.3型のInspiron 17 5000シリーズなどがお勧めです。

グラフィックスにGeForce GT 750Mを搭載しながらも、同程度の価格帯・構成、Adobeのソフト付きで、今回の製品よりもグラフィック性能は高いです。



消費電力・温度

Inspiron 15 5000シリーズの消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 49W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時の消費電力はとても低く、内蔵GPUを利用するノート並の数値です。

ベンチマーク実行時の消費電力は、内蔵GPU利用のノートよりはやや数値が高めであるものの、外部GPU搭載のノートとしては消費電力値は低いです。




次に、Inspiron 15 5000シリーズの筐体内パーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。

軽く冷房をかけた部屋で測定しています。(27度前後)

外部GPUの温度は測定できず、高負荷時のCPUの温度は最大で70度半ば程度になるよう。一般的なノート並の温度です。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度について。
BIOHAZARD 6を20分以上実行した後、赤外線放射温度計を用いてキーボード表面の温度を測定してみました。

高負荷時、キーボードの中央から右側にかけてやや温度が高めになります。
本製品はディスプレイと本体の隙間に排熱口が設けられているため、負荷をかけるとキーボード上部付近の温度が上がりやすいようです。

触れると熱を感じる部分もありますが、温度が高くなりやすいのは常時触れている場所ではないキーボード上半分であるため、キーボード操作で不快になる事はあまりないと思われます。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Inspiron 15 5000シリーズの再起動にかかる時間を測定してみました。以下、9回の再起動時間とその平均値です。

1回目 1:47
2回目 1:42
3回目 1:45
4回目 1:47
5回目 1:46
6回目 1:41
7回目 1:42
8回目 1:47
9回目 1:39

再起動の平均時間 ・・・ 1分44秒

Inspiron 15 5000シリーズの再起動にかかる平均時間は約1分44秒という結果です。

これまでのテストより、HDDを搭載する最近のPCでは再起動におよそ「1分弱~1分半程度」の時間がかかるという結果が出ており、その数値と比較した場合、やや本製品は起動やシャットダウンに時間がかかるようです。

体感でも少し遅いかなという印象を受けますが、HDDの速度に慣れている方なら問題はないです。



バッテリ駆動時間

Inspiron 15 5000シリーズのバッテリ駆動時間を測定してみました。
測定に利用したソフトウェアはbbenchで、ソフトの設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANを利用したネット(ブラウザ)へのアクセスが60秒毎。

画面の輝度は50%程度に、AMD Catalyst Control Centerよりグラフィックスのグローバル設定を「省電力を最適化」に設定したうえで、本ソフトウェアを実行しました。


バッテリの電力残量が100%から3%になるまでの時間は22759秒。
約6.3(6.32194444..)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちが良いという程ではありませんが、液晶サイズが15.6型とやや大きめである事や、外部GPUが搭載されている事などを考えると、そこそこ持つ方だと言えると思います。

本製品を電源に繋ぎっぱなしにして利用されている方はともかく、携帯利用されるような方には便利です。





Inspiron 15 5000(5547)シリーズの構成や性能面については以上となります。
次記事では、掲載モデルのソフトウェアの内容を一通りご紹介した後、製品についてまとめたいと思います。

次: Inspiron 15 5000(5547)のプリインストールソフトウェア Adobeの写真・動画編集ソフトを標準搭載 他、製品まとめ

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在デルでは、以下の後継モデルを販売中です。

New Inspiron 15 5000(2016/9/13発売)