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前記事(Dell Graphic Pro「Inspiron 17 5000(5748)」をレビュー 高性能かつお手頃価格の17.3型ノート (外観編))に続き、今回はInspiron 17 5000(5748)の構成と特徴、性能面について触れたいと思います。

Inspiron 17 5000(5748)の基本的な構成は、プロセッサが第4世代の Core i7-4510U、メモリ8GB、グラフィックスにはGeForce 840M(2GB)、ストレージには1TB HDDを搭載するという内容。

上記は共通のスペックで、モデルによってOSがWindows 8.1やWindows 7であったり、Oficceの有り無しといった違いがあります。

掲載モデルはOSにWindows 8.1、Officeはなしという基本的な構成内容の製品で、価格は109,980円(税込・配送料込/2014年7月25日時点)。Adobe製の写真・動画編集ソフトを標準搭載してこの価格ですので、コストパフォーマンスに関しては申し分のない製品だと言えるでしょう。

今回は、上記構成のInspiron 17 5000(5748)の特徴や性能面について詳しく掲載します。


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【Inspiron 17 5000(5748) レビュー記事目次】

・Inspiron 17 5000シリーズ 筐体外観や操作性・液晶をチェック
外観・インターフェースキーボード筐体底面内部の構造液晶の見やすさ

・構成と特徴、ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・Inspiron 17 5000(5748)のプリインストールソフトウェアや「デジタルデリバリー」について
標準搭載されているソフトウェアの内容デジタルデリバリーとは?

・製品のまとめ
Inspiron 17 5000(5748) まとめ


Inspiron 17 5000(5748)の主な構成とその特徴

まず、掲載しているInspiron 17 5000(5748)の主な構成とその特徴について触れます。
以下、CPU-ZとGPU-Zの実行結果、および製品の仕様です。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【Dell Graphic Pro Inspiron 17 5000(5748)プラチナの主な構成】

OS Windows 8.1 64bit
プロセッサ Core i7-4510U (2.00GHz/TB時最大3.10GHz)
グラフィックス NVIDIA GeForce 840M(2GB)+ インテル HD グラフィックス4400(CPU内蔵)
メモリ 8GB(8GB×1/DDR3L 1600MHz)
ディスプレイ 17.3型ワイドHD+(1600×900)、光沢
ストレージ 1TB HDD(Seagate製/5400rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線機能 Dell Wireless 1705 IEEE802.11b/g/n対応、Bluetooth v4.0
バッテリ 駆動時間:不明(4セル/40WHr)
サイズ 414.3×285.7×28.4(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約3.0kg
カラー シルバー
ソフトウェア Adobe Photoshop Elements & Adobe Premiere Elements 12(デジタルデリバリー)

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年07月25日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記のとおり。
冒頭でも述べた通り、本製品の基本的なスペックはプロセッサがCore i7-4510U、メモリ8GB、NVIDIA GeForce 840M(2GB)、1TB HDDという内容で、OSにWindows 8.1、もしくはWindows 7を搭載したモデルや、Officeを搭載したモデルなどが提供されています。

ほぼ固定仕様でカスタマイズが行えない部分、またストレージの構成がHDDのみである部分などが少し残念ではありますが、高性能CPUやGPUの搭載でパフォーマンスは高いですし、Adobe Photoshop Elements 12やAdobe Premiere Elements 12を標準で搭載しながら109,980円(税込・配送料込)~という価格である所は大きな魅力。

カスタマイズは出来ないものの、OSにWindows 8.1だけではなくWindows 7を選択できる所も良いです。

光学ドライブなども最近では省く製品が増えていますが、外付けの光学ドライブや、他にPCを持たない場合、やはり最初から搭載されていると便利だと感じるユーザーは少なくはないでしょう。

手頃な価格の高性能ノートをお探しの方にはもちろん、これから写真や動画編集などクリエイティブな作業に挑戦してみようというユーザーの取っ掛かりにもなるマシンだと思います。



搭載されているストレージの内容について詳しく見てみます。


HDDの仕様


ディスク内の内訳

掲載モデルにはSeagate製の「ST1000LM024 HN-M101MBB」という1TB HDDが搭載されています。回転数5400rpmで、9.5mm厚のディスクです。

性能的には特に目立った点のないディスクで、速度はHDDなり。遅いわけではありませんが、それ程早いわけでもありません。

ただ、写真や動画ファイルを多数保存するような用途に使われるかもしれない事を思うと、最初から大容量のディスクが搭載されているのは便利だと思います。

HDDベイへは筐体底面から容易にアクセスできるため、より容量の大きいHDDへ入れ替えても良いですし、速度面が気に入らなければSSDに換装するのも良いでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているInspiron 17 5000(5748)のベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.4
メモリ 7.4
グラフィックス 5.1
ゲーム用グラフィックス 5.3
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 107.1104.9
512K 33.8037.17
4K 0.3900.712
4K QD32 0.7440.705

数値は左がRead、右がWrite、テストデータはランダム


【3DMark】


3DMarkの実行結果


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 53894
Cloud Gate・・・ 5993
Sky Diver・・・ 5116
Fire Strike・・・ 1321


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ 4217~4237
1600×900 ・・・ 3253~3260


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 4380
1920×1080 ・・・ 2917

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ SCORE:3682 / RANK:B
1600×900 ・・・ SCORE:2998 / RANK:C


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768(高品質) / 右:1920×1080(高品質)

【キャラクター編】
1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:3674 / 評価:快適
1920×1080(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:2121 / 評価:普通


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 45.48fps
CPU ・・・ 2.84pts


ゲームは高画質設定でプレイする場合、場面によっては動作が鈍くなる可能性もありますが、画質を落とせばそれなりに快適にプレイ出来る位の性能は持ち合わせているようです。

ゲームを軽くプレイするのはもちろん、写真や動画編集等も快適に行えると思われます。製品の価格を考えると十分な内容です。



消費電力・温度

Inspiron 17 5000シリーズ の消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定値です。

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 41W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

NVIDIA Optimusの効果か、アイドル時の消費電力はとても低いです。
一方で、ベンチマーク実行時の消費電力は外部GPUを搭載しないPCに比べると若干高め。といっても低い方です。




次に、Inspiron 17 5000シリーズ の筐体内パーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時の筐体内パーツ温度の測定結果です。

ベンチマーク実行時の温度は BIOHAZARD 6を20分以上実行した後に測定しています。また、軽くエアコンをかけた部屋(27度前後)で測定を行っています。

高負荷な状態が続いても、CPUなどの温度はそれ程高くはなりませんでした。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度について。
BIOHAZARD 6を20分以上実行した後に、赤外線放射温度計を用いてキーボード面各所の温度を測定してみました。

全体的に温度は低いです。
PCを利用する環境にもよりますが、高負荷な作業時でもキーボード入力などは快適に行えるのではないかと思われます。




再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間)

PassMark Rebooterを利用し、Inspiron 17 5000シリーズ の再起動やシャットダウンにかかる時間を測定してみました。以下は9回の再起動にかかったそれぞれの時間と、その平均値です。

1回目 1:43
2回目 1:41
3回目 1:06
4回目 1:29
5回目 1:22
6回目 1:20
7回目 1:17
8回目 1:22
9回目 1:23

再起動の平均時間 ・・・ 1分21秒

Inspiron 17 5000シリーズの再起動にかかる時間は、平均して1分21秒という結果です。

上記の結果では1回目と2回目の再起動のみ、何らかの理由で少し時間がかかっていますが、大抵は1分20秒台での再起動が可能なようです。

これまでのテストより、HDDを搭載するPCの再起動時間はおよそ1分弱~1分半という結果が出ており、Inspiron 17 5000シリーズの起動やシャットダウンの速度はHDDを搭載するPCなりだという事がわかります。

遅くはありませんが、早くもない再起動速度です。



バッテリ駆動時間

Inspiron 17 5000シリーズのバッテリ駆動時間を測定してみました。

駆動時間の測定に利用したソフトウェアはbbench、設定はストロークの実行が10秒毎、ワイヤレスLANを利用したネット(ブラウザ)へのアクセスが60秒毎。画面の輝度は50%前後に設定しています。


バッテリの電力が100%の状態から5%に減少するまでの時間は20829秒。
約5.8(5.78583333..)時間のバッテリ駆動が可能だという結果です。

低電圧CPUの構成とはいえ、大きな液晶や外部GPUが搭載されている事を考えるとバッテリの持ちは比較的良いです。軽い作業なら、電源なしの場所でもしばらくの間は行えます。

本製品は携帯するような製品ではないため、バッテリのみで駆動させる事はそれ程ないのではと思いますが、部屋を移動してPCを利用されるような場合には扱いやすいです。





Inspiron 17 5000シリーズの構成や性能面については以上となります。

次記事では、Inspiron 17 5000のプリインストールソフトウェアや、追加可能なソフトについて簡単に触れたのち、製品についてまとめたいと思います。

次: Inspiron 17 5000(5748)に標準搭載されているソフトウェアなど デジタルデリバリーとは?