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前記事(m-Book V シリーズ「MB-V700S-SH」のベンチマーク結果 GTX860M 標準搭載でゲームも快適)に続き、今回はm-Book V シリーズにプリインストールされているソフトウェアの内容について。

ソフトの内容は、他のマウスコンピューター製PCとほぼ同じで、CyberLink製の再生ソフトをはじめとする幾つのソフトやセキュリティソフト、サウンド系のソフトウェアが搭載されています。

シンプルではありますが、PCを日常的な用途に利用するだけなら、新たにソフトウェアを追加する必要は特にないだろうと思われる内容です。もちろん、カスタマイズ時にオフィスなどのソフトを追加する事も可能です。

今回は、そんなソフトウェアの内容をご紹介・解説すると共に、m-Book V シリーズの特徴や使用感等についてまとめてみたいと思います。


【m-Book V シリーズ レビュー記事目次】

・m-Book V シリーズ 外観や使用感、液晶の見やすさなど
外観・インターフェースキーボード筐体内部構造液晶の見やすさ

・MB-V700S-SH の構成と特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストールされているソフトウェアの内容や特徴
インストールされているソフトウェアWindowsキーの有効・無効機能はなし

・製品のまとめ
m-Book V シリーズ まとめ

・おまけ:m-Book Vシリーズ GTX765M モデルとGTX860M モデルのベンチスコア簡易比較


プリインストールされているソフトウェアの内容について

まずは以下、初期状態でのm-Book V シリーズのデスクトップ画面やスタート画面、アプリ一覧画面を掲載します。(クリックで大きな画面が表示されます)


デスクトップ画面


スタート画面


アプリ一覧画面

※カスタマイズで何らかのアプリを追加した場合、上の画像とは内容が異なる場合があります。

冒頭でも述べましたが、Windows 8.1に初期搭載されているものを省いたソフトウェアの内容は、CyberLink製のソフト群、サウンド系のツール、セキュリティソフトや、その他各種のシステム設定を行う独自のツール等が付属しています。

CyberLink製のソフトウェアについては、ディスクのラベル作成を行う「LabelPrint」や写真管理・スライドショーを作成できる「MediaShow」、再生ソフトの「PowerDVD」、ラインティングソフト「Power2Go」、データのバックアップを作成できる「PowerBackup」、動画編集ソフトの「PowerDirector」、写真編集ソフトの「PhotoDirector 4」が搭載されていました。

上記のソフト群は「CyberLink Media Suite」という、CyberLink製の様々なソフトウェアを統合したパッケージに含まれているもので、マルチメディアコンテンツの管理や編集を行うものが殆ど。製品版として個別に販売されているものに比べると、一部機能が制限されていたりするものもありますが、バンドルされているソフトにしては結構使えるのではと思います。

もちろんカスタマイズでは、「PhotoDirector 5 Ultra」や「Photoshop Elements&Premiere Elements」など、より本格的な編集ソフトの追加も可能です。


その他、サウンド系の機能としては「SOUND BLASTER CINEMA」や「HD Vdeck」を、セキュリティソフトには「マカフィー・インターネットセキュリティ 90日体験版」を搭載。

さらに、グラフィックスの管理を行う「GeForce Experience」や、電源設定や輝度といったシステムの設定を容易に行えるようにしたソフトウェア「Control Center」等も搭載しています。

マカフィー・インターネットセキュリティに関しては、カスタマイズで製品版の購入が可能。また、パソコン引越しソフトやオフィス(Microsoft製、KINGSOFT製など)の追加も可能となっています。



CyberLink Media Suite CyberLink製ソフトの統合パッケージ


LabelPrint ディスクにラベルの印刷を行う事ができる


PowerBackup バックアップソフト


PowerDirector 動画編集ソフト


PhotoDirector 写真編集ソフト


SOUND BLASTER CINEMA サウンドツール。予め用意されたプリセットの利用やカスタマイズも可


GeForce Experience ゲームの管理やグラフィックドライバーの管理・更新など



Windowsキーの有効・無効設定機能は非搭載

本製品には「Control Center」と呼ばれるシステム設定の管理ソフトウェアが標準で搭載されており、電源設定や輝度、デバイスの有効・無効設定などを、場面にあわせて一括で切り替える事が出来るようになっています。

例えば、できるだけ電力を節約したい場合には「省電力設定」に切り替えて省エネモードに、またゲーム等を行う場合にはパフォーマンスを優先した設定に・・などという具合に、Windowsのシステム設定を開くことなく、複数の設定を一括で変更する事が可能です。


Control Center システムプログラム関連の設定画面


Control Center デバイス関連の設定画面

なおこの「Control Center」は、マウスコンピューターのゲーミングブランド G-TuneのPCにも同じものが搭載されているのですが、機能がやや異なるようで、ゲーミングPCに搭載の「Control Center」では提供されている「ゲーミング設定」がm-Book V シリーズでは提供されていません。

(参考→ NEXTGEAR-NOTE i990 シリーズに搭載のControl Center

具体的には、「ゲーミング設定」で提供されているWindowsキーの有効・無効機能やファン速度のコントロール、サウンドプリセットの変更機能などが、m-Book V シリーズでは利用する事ができません。

m-Book V シリーズはゲームも可能なパフォーマンスを持ちますが、ゲーミング製品として販売されているPCではないため、このような仕様となっているのでしょう。



m-Book V シリーズ まとめ

m-Book V シリーズのレビューは以上となります。
最後にまとめると・・

・GeForce GTX860M標準搭載でゲームのプレイも可能
・長時間の作業もしやすい フルHD 非光沢液晶の採用
・キーボードが使いやすい

ゲーム向けのPCでないのにもかかわらず、標準でGeForce GTX860Mを搭載しており、ゲームのプレイはもちろん動画編集などの高負荷な作業にも向いています。非光沢のフルHD液晶を搭載しているため、映画鑑賞やゲームプレイ時の画面閲覧も快適です。

CPUをCore i5から選択できるため、コストを抑えやすいという所もポイント。

意外な点として キーボードがとても使いやすい為、文字入力作業を行うような方にも向きます。私自身、どちらかというとキーボードの使い勝手を重視する方ですが、m-Book V シリーズのキーボードは、長時間入力を続けてもストレスを感じにくいキーボードだと思います。

ゲームをメインにされる方には、より拡張性が高くゲームに適した機能を持つNEXTGEAR-NOTEシリーズ等のPC製品の方が適していますが、PCをゲームだけでなく様々な用途に使うという方には、m-Book V シリーズの方が使いやすいでしょう。

パフォーマンス、使用感、デザイン、コスト面など様々な要素の総合点は高く、個人的にもおすすめできる製品だと言えます。(実は自宅でも、2013年のモデルを動画編集用 & ゲーム用として使用しています)