前記事(IdeaCentre Q190 に搭載されている英語版Windows 8の表示言語を日本語に変更する)に続き、今回は IdeaCentre Q190の構成と性能面について。

タイトルにもあげていますが、本製品はモバイル向けの低電圧プロセッサ Celeron 1017Uを搭載しており、デスクトップPCとしてはそれ程性能は高くはありません。

しかし非常に安価であり、PCで軽い作業しか行わないライトユーザーには魅力は大きいです。
本記事中でも述べていますが、筺体を開けられるようですので、ストレージ等を換装すればそれなりに使えるマシンになるはずです。

今回は、そんなIdeaCentre Q190の構成内容や実際の性能などについて詳しく触れてみたいと思います。

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【Lenovo IdeaCentre Q190 レビュー記事目次】

・IdeaCentre Q190 外観・インターフェース・付属品の内容について
外観・インターフェースコンパクト・軽量な筐体付属品の内容3Pプラグ

・英語版Windows 8の言語を日本語化する手順
言語パックをインストールするシステムロケールとタイムゾーンの変更

・構成特徴とベンチマークテストの結果など
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間

・搭載されているソフトウェアの内容について
プリインストールソフトキーボードのショートカットについてリカバリメディア作成

・IdeaCentre Q190 のHDDをSSDに換装する
換装の様子や前後の性能比較など

・製品のまとめ
IdeaCentre Q190 まとめ


IdeaCentre Q190 の構成とその特徴について

まず、掲載しているIdeaCentre Q190の構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果です。

【CPU-Z】





【Lenovo IdeaCentre Q190(57320450) の主な構成】

OS Windows 8 64bit
プロセッサ Celeron 1017U(1.6GHz)
グラフィックス HD グラフィックス(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-10600 DDR3 SDRAM)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm/Western Digital製)
光学ドライブ なし
無線機能 Realtek RTL8188E Wireless LAN 802.11n PCI-E NIC
電源アダプター 65W
付属品 USBキーボード&マウス、VESAマウント、PCスタンド等
サイズ 193×155×23(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約600kg(実測値)
カラー ブラック

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年06月18日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。
OSにWindows 8、プロセッサにはモバイル向けのCeleron 1017U、メモリ4GB、ストレージには500GB HDDを搭載しています。

本製品ではCeleron 1017U搭載のモデルとCore i3-3217U搭載のモデルが提供されており、ストレージは500GBの他、1TB HDDを搭載したモデルも提供されてはいますが、各モデルのカスタマイズは不可。

構成に関してはあまり融通が利かない製品のようです。

性能面を考えるとCore i3-3217Uのモデルを選択したい所ですが、Core i3のモデルが$549(2014年06月18日時点のUSレノボでの価格)であるのに対し、Celeron 1017U搭載のモデルは$249~349と非常に安く、コストを抑えたい方には非常に魅力。

なお、最初に本製品を見た際、ネジ穴などが見当たらない事から筺体は開けないのではないかと思ったのですが、どうもゴム足の下にネジが隠されており、そちらから内部へアクセスできるよう。

デフォルトの構成では使い道が限定されそうだと考えていましたが、ストレージをSSDなどに換装すればそこそこのパフォーマンスは実現できる筈ですので、最初からそういった目的で購入するというのもありかもしれません。(本製品は日本では未発売)



搭載されているストレージの内容を詳しくみてみます。


HDDの詳細


ディスクの内訳

ストレージには Western Digital製の「WD5000LPVX-08V0TT5」という、厚さ7mm、回転数5400rpmの500GB HDDが搭載されていました。

回復パーティションやシステムなどを除くと、初期状態でユーザーが利用できるのは400GB弱程度。サイズの大きなファイルを数多く保存するなどという使い方でなければ、十分余裕のある容量です。

なお、本製品ではCeleron 1017U搭載のモデルに限り、1TB HDD容量の構成も提供されていますので、容量が欲しい方はそちらを選択する事になるでしょう。

速度的には、500GBもしくは1TB HDDどちらであっても、さほど変わらないと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載している IdeaCentre Q190で実施したベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 5.7
メモリ 5.9
グラフィックス 4.2
ゲーム用グラフィックス 5.9
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 108.5106.4
512K 39.5255.62
4K 0.5101.468
4K QD32 1.3611.496

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMark 3つのテストのスコア


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 19861
Cloud Gate・・・ 1749
Fire Strike・・・ 237


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 1044~1046
1920×1080 ・・・ 585~586


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 324
1920×1080 ・・・ 137

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ SCORE:679 / RANK:D
1920×1080 ・・・ SCORE:629 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

キャラクター編 左:1360×768 / 右:1920×1080

【キャラクター編/高品質(デスクトップPC)】
1360×768 ・・・ SCORE:599 / 評価:動作困難
1920×1080 ・・・ SCORE:327 / 評価:動作困難


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 8.50fps
CPU ・・・ 1.29pts


構成的に低価格帯のエントリーノートに近い内容であるため、パフォーマンスは正直あまり高くはありませんが、ゲーム系のベンチマークプログラムを何とか動作させる程度の性能は持ち合わせています。

価格相応の性能だと言えるのではないでしょうか。
ネットやメール、文書の作成や閲覧など、ライトな作業が殆どだという方には十分だと思います。



消費電力・温度

IdeaCentre Q190 のアイドル時、ベンチマーク時の消費電力を測定してみました。
ベンチマークプログラムはBIOHAZARD 6を利用しています。

アイドル時 ・・・ 12W
ベンチマーク実行時 ・・・ 24W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時、ベンチマーク時いずれも消費電力は低いです。
同じような構成のノートPCと比べると、アイドル時の消費電力がわずかに高いかもしれません。

なお、上記の数値は液晶モニターの消費電力を含みません。




続いて、筐体内パーツの温度について。
アイドル時と、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツの温度を測定してみました。

高負荷時のCPUの温度は大体70度前後。
省電力で発熱が小さい為、負荷をかけてもCPU等の温度はそれ程大きくは上昇しないようです。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、IdeaCentre Q190の再起動にかかる時間を測定してみました。以下、10回の再起動時間とその平均値です。

1回目 1:14
2回目 0:55
3回目 0:54
4回目 0:54
5回目 0:53
6回目 1:24
7回目 1:23
8回目 1:24
9回目 1:22
10回目 1:21

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分10秒

IdeaCentre Q190の再起動にかかる平均時間は、約1分10秒という結果です。
これまで、HDDを搭載するPCでは再起動におおよそ1分弱~1分半かかるという結果が出ており、ほぼその数値通りです。

体感は早くもなく、かといって遅くもなくという印象ですが、SSDの速度に慣れている方には遅く感じられると思いますので、出来れば換装等行いたい所。

逆に、普段からHDDの速度に慣れている方には、このままでも特に支障はないでしょう。




IdeaCentre Q190の構成と性能面については以上となります。

デフォルトは平凡な構成内容の製品ですが、個人的にはSSDに換装すればそこそこ満足度の高いマシンになるのでは?と考えています。確定ではありませんが、気が向いたらSSDへの換装等も行ってみるつもりです。

次記事では、IdeaCentre Q190に搭載されているソフトウェア等について詳しく触れたいと思います。日本で購入はできない製品ですが、興味をお持ちの方はぜひ次記事もご覧ください。

次: IdeaCentre Q190 に標準搭載されているソフトウェアについて レノボ独自のアプリなど