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前記事(XPS 13 Ultrabook(9333)レビュー サイズは11型、液晶は13.3型フルHDのノートPC (外観編))に続き、今回はXPS 13 Ultrabook(9333)の構成と性能面について。

掲載しているXPS 13 Ultrabook(9333)は、OSに Windows 8.1、プロセッサにCore i5-4200U、メモリ8GB、ストレージに128GB SSDを搭載する、現時点(2014年5月26日時点)で公式サイトで提供されている製品の中では「New XPS 13 プレミアム・タッチパネル」にあたるモデル。

※掲載モデルと現在直販で販売されている製品とでは、プロセッサの型番がやや異なりますが、性能はほぼ変わらないと考えてよいです。

今回は、上記モデルの構成内容や実際の性能面について詳しく検証してみたいと思います。


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【XPS 13 Ultrabook(9333) レビュー記事目次】

・XPS 13 Ultrabook(9333)外観や操作性など
外観・インターフェースキーボードの操作性重量液晶の見やすさ

・構成と特徴、ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・搭載ソフトウェアの内容について
プリインストールされているソフトウェアの内容

・製品まとめ
XPS 13 Ultrabook まとめ


XPS 13 Ultrabook(9333)の構成とその特徴

まず、掲載しているXPS 13の構成とその特徴について詳しく解説します。
以下、CPU-Zの実行結果です。

【CPU-Z】





【XPS 13 Ultrabook(9333) の主な構成】

OS Windows 8.1 64bit
プロセッサ Core i5-4200U(1.6GHz/TB時最大2.6GHz)
グラフィックス HD グラフィックス 4400(CPU内蔵)
メモリ 8GB(DDR3L-RS 1600MHz/オンボード)
ストレージ 128GB mSATA SSD(Liteon製)
ディスプレイ 13.3型 フルHD(1920×1080)、光沢、10点タッチ、Gorilla Glass NBT
無線機能 Intel Dual Band Wireless-AC 7260 + Bluetooth 4.0
バッテリ 55WHr 6セル(公称の駆動時間:不明)
サイズ 316×205×6~18(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.34~1.37kg(構成による)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年05月26日時点のものです。

掲載しているマシンの主な構成は上記のとおり。
Windows 8.1やCore i5-4200U、メモリ8GB、128GBのmSATA SSDを搭載する「プレミアム・タッチパネル」モデルです。

冒頭でも述べたように、2014年5月26日現在、直販で提供されている「プレミアム・タッチパネル」モデルにはCore i-4210Uが搭載されるなど、掲載モデルとはプロセッサの型番がやや異なりますが、性能面ではほぼ同じと思っても良いでしょう。

Ultrabookとしては標準的とも言える構成内容で、取り立てて目立った箇所は無いように感じますが、敢えてあげると無線LANがIEEE 802.11acに標準対応している部分、また13.3型の液晶を搭載しながら、11型サイズのノートPCに近い筐体サイズを実現している部分など、優位性が高いと思われる部分もあります。

比較的性能が高いという部分はもちろんですが、本製品ではデザイン面や、画面サイズの割に軽量であるという部分に惹かれて選択される方が多いのではないかという印象です。

その他の構成に関しては、Core i5や128GB mSATA SSDを搭載するモデルの他に、Core i7や256GB mSATA SSDを搭載する上位モデルもラインアップ。またOfficeの有無や、OSにWindows 7を搭載したモデルなども提供される(2014年5月26日時点)など、Windows 7でPCを使いたいというユーザーにも選択の余地があるようです。

なお、複数の構成を持つモデルが提供されてはいるものの、各構成のカスタマイズを行う事は出来ません。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


SSDの詳細


ディスクの内訳

ストレージにはLiteon製の「LMT-128M6M」という128GB mSATA SSD(6.0Gb/s対応、SATA3接続)が搭載されていました。

容量は初期の状態で128GB中、70~80GB程度をユーザーが自由に利用できるようになっており、決して大容量ではありませんが、タブレット製品ではさらに容量が小さい製品などもある事を考えると、そこそこ余裕はあると思います。

沢山アプリを追加したりファイルを保存する予定がある場合は、256GB容量のモデルを選択すると良いでしょう。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載しているXPS 13のベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.2
メモリ 7.9
グラフィックス 5.8
ゲーム用グラフィックス 5.3
プライマリ ハードディスク 8.15

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 484.9318.3
512K 358.1319.2
4K 23.1454.47
4K QD32 313.1283.9

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMarkのスコア


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 43542
Cloud Gate・・・ 4346
Fire Strike・・・ 602


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 2433~2439
1920×1080 ・・・ 1389~1395


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 1870
1920×1080 ・・・ 707

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ SCORE:1430 / RANK:C
1920×1080 ・・・ SCORE:892 / RANK:D


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

ワールド編 左:1360×768 / 右:1920×1080(標準品質)

キャラクター編 左:1360×768 / 右:1920×1080(高品質)

【ワールド編】
1360×768(標準品質) ・・・ SCORE:3171 / 評価:やや快適
1920×1080(標準品質) ・・・ SCORE:1834 / 評価:設定変更を推奨

【キャラクター編】
1360×768(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:2135 / 評価:普通
1920×1080(高品質(ノートPC)) ・・・ SCORE:1228 / 評価:設定変更が必要


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 19.84fps
CPU ・・・ 2.49pts


内蔵グラフィックス利用の構成であるため、グラフィック性能はあまり高くありませんが、一般的な作業や簡単な動画編集程度の作業であれば快適に動作するでしょう。

ただ、動画編集などをされる事がある場合は、Core i7搭載のモデルを選択した方がより快適に利用できると思います。



消費電力・温度

XPS 13の消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)を実行した場合の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 29W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時、高負荷時共に消費電力は低いです。




次に、パーツの温度について。
アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)の筐体内パーツの温度を調べてみました。

ベンチマーク実行時のCPU温度は70度台後半~80度程度。
やや高いですが、このPCで高負荷な作業を長時間する事は多分ないと思われますので、あまり気にしなくても良いでしょう。




本製品は排熱口がディスプレイとキーボードの接続部(ヒンジのすぐ傍)に設置されており、その関係でキーボード上部の温度が高めです。排熱する為の通気口の場所としてはあまりよい配置だとは思えませんが、比較的発熱の小さいパーツを使用しているため、このような配置になっているのでしょう。

前述の通りキーボード上部の温度は高めですが、手に触れやすい部分の温度は低いためか、使っていて熱いと感じる事はあまりありませんでした。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、XPS 13の再起動(起動やシャットダウン)にかかる時間を測定してみました。以下は、10回の再起動にかかった時間とその平均値です。

1回目 0:31
2回目 0:30
3回目 0:30
4回目 0:30
5回目 0:31
6回目 0:29
7回目 0:31
8回目 0:31
9回目 0:30

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 30秒

XPS 13の再起動にかかる時間は平均で30秒という結果です。

SSDを搭載するノートPCでは、大体30~40秒程度再起動に時間がかかるという結果がこれまでに出ており、SSDを搭載するノートの中でも再起動にかかる時間は比較的短いと言えるでしょう。

実際、使っていて起動やシャットダウンがとても速いと感じます。

なお、搭載されるOSによっては上記とは結果が異なる可能性があります。掲載の数値は、Windows 8.1を搭載するモデルの再起動時間です。



バッテリ駆動時間

XPS 13のバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に利用したソフトウェアはbbench、ソフトの設定はストロークが10秒毎、無線LANによるネット(ブラウザ)へのアクセスが60秒毎。画面の輝度は50%に設定しています。


バッテリの電力残量が100%から5%になるまでの時間は44298秒。
約12(12.305)時間もの間、バッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリの持ちは非常に良いです。
上記は簡単なネットサーフィンや文字入力・・といった具合に、かなり軽めの作業での駆動時間であるため、画面の輝度をあげたり高負荷な作業を行った場合にはもう少し駆動時間が短くなりますが、日常的な作業程度であれば、外出で一日中電源が確保できないような場合でも困る事はないでしょう。

充電をあまり気にしなくてよいのは、モバイルノートとしては非常に便利です。




XPS 13 Ultrabook(9333)の構成や性能面については以上となります。

次記事では本製品に搭載されているアプリケーションの内容について解説すると共に、製品の特徴や使用感について総合的にまとめてみたいと思います。

製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧下さい。
次: XPS 13 Ultrabook(9333)に標準搭載されているソフトウェアの内容について 他、製品まとめ