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デルが販売するノートPC、XPS 13 Ultrabook(9333)のレビューです。

XPS 13 Ultrabook(9333)は、11型サイズのノートPCとほぼ同等の筺体サイズでありながら、13.3型のタッチ対応フルHD液晶を搭載したUltrabook。

最厚部18mmと薄く、重量も約1.37kg(公称)と13.3型の液晶を搭載するノートにしては軽いため、携帯性と操作性を両立させたいというユーザーに向いています。

構成に関してはプロセッサにCore i5またはi7、ストレージにはSSDを標準で採用しており、使い心地は快適。高級感のあるデザインは、見た目に拘りのあるユーザーにも受け入れられるでしょう。

今回は、そんなXPS 13 Ultrabookの外観や性能面、使い勝手などについて詳しく触れてみたいと思います。


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【XPS 13 Ultrabook(9333) レビュー記事目次】

・XPS 13 Ultrabook(9333)外観や操作性など
外観・インターフェースキーボードの操作性重量液晶の見やすさ

・構成と特徴、ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・搭載ソフトウェアの内容について
プリインストールされているソフトウェアの内容

・製品まとめ
XPS 13 Ultrabook まとめ


XPS 13 Ultrabook の外観とインターフェースをチェック

XPS 13の外観とインターフェースの内容を詳しくチェックします。


天板は削り出しのアルミを使用した、シルバーカラーのデザインを採用。
中央にDELLのロゴが入っています。

サラサラとしたマットな質感と、緩やかなカーブを描くフォルムが上品な印象の天板です。




背面側から見た筐体全体図。
サイズは幅が316mm、奥行は205mm、高さ6~18mmとかなり薄型で、重量は約1.34kg~1.37kgという重さ。

単純にモバイルノートとして考えた場合、もう少し軽い方が良いのではと思いますが、13.3型のタッチ液晶を搭載するノートとしてはかなり軽いです。





冒頭でも述べたように、このXPS 13はサイズは11型サイズのノートとほぼ変わらないのにもかかわらず、液晶には13.3型のフルHDパネルを搭載しています。

パネルはディスプレイの縁まで段差がなく、見た目にスタイリッシュ。
コーニングのGorilla Glass NBTを採用しているために傷がつきにくく頑丈であるなど、堅牢性の面でも安心です。




液晶上部にはHD Webカメラとマイクを内蔵


液晶下部にはDELLのロゴ





筐体側面に配置されているインターフェースの内容をチェックします。
筺体が薄いだけあって、端子類は一般的なノートに比べるとかなり少なめです。

筺体左側面の様子。
左から電源コネクター、USB3.0、ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポートが並びます。

USB3.0は、本体が電源オフの状態であっても外部デバイスを充電できる「PowerShare」に対応しています。




筺体右側面にはバッテリーステータスボタン、USB3.0、Mini DisplayPortを搭載。こちらのUSB3.0も「PowerShare」対応です。

バッテリーステータスボタンとは、バッテリー残量をステータスライトで表示するもので、押すと左側のLEDライトが点灯し、5段階でバッテリの残量を示します。




1~5段階でバッテリの残量を表示 点灯するLEDの数が少ない程バッテリの残量が少ない





筐体前面


筐体背面

筺体の前面と背面側には何もありません。
総合するとUSB3.0が2基、映像出力が1基、オーディオ端子が1基と端子類はかなり少なく、LANやSDカードリーダーがないという点を不満に思うユーザーはいるでしょう。

といっても、LANやSDカードリーダーを持たない薄型ノートは少なくはないです。





ディスプレイの開き具合は上写真の通り。
目視で大体45度程度の位置まで、後方に開きます。




筺体底面全体の様子。
横長のゴム足が目には付くものの、底面カバーに継ぎ目などはなくシンプルな印象です。

中央には、XPSのロゴ入りパネルを配置。





パネルの内部にはWindows 8のロゴシールや、製品のサービスタグを記載したシールが張られています。

PCには付き物である各種のロゴやシール類の存在は、仕方がないとはいえどうしても雑多な印象を受けてしまいがちですが、そういったものをパネル内に収納する事ですっきりとした見た目を実現。

PCの底面側は普段見える場所ではないだけに、そういった部分へのこだわりは、デザインを軽視しないXPS 13のコンセプトの表れだとも言えるでしょう。




本体と付属の電源アダプター&ケーブル。
電源アダプターの形状は一般的なアダプターに比べると、やや変わった形状です。




電源アダプターはコンパクトかつ軽量

電源アダプター側のプラグの形状は三つ穴のミッキー型。
の最大出力は19.5V、2.31Aで45Wとなります。



キーボードとその周辺の操作性

XPS 13 のキーボードやその周辺の操作性をチェックします。


キーボード表面全体の様子


キーボード左半分


キーボード右半分

防滴タイプのアイソレーション型キーボードを採用しています。
主要なキーのピッチは縦18mm、横19mmという実測値で、キーの配列に特に変わった部分はありません。

使っていて気になる点としては、右側のEnterやBackSpaceキー幅が極端に狭い部分で、慣れるまではやや打ち難いと感じはするものの、ミスが多くなる程の使い難さではありません。

総合的な感想としては、使いやすいキーボードだと思います。
特に、キーの打ち心地がとても良いです。

キーに印字されたフォントの字体も、なんとなく近未来的な感じでお洒落だと思います。




キートップは僅かに中央が窪んでいます。
指なじみが良く、キーのどこを押してもグラグラせず真っ直ぐ下に下がるため、入力がしやすいです。




キーボードには強弱2段階の調節が可能なバックライトが搭載されています。
ちなみに強弱の調整が可能・・といっても、私が見た限りではライトの明るさにあまり差はありませんでした。


キーボードバックライト 消灯時


キーボードバックライト 点灯 弱


キーボードバックライト 点灯 強




ボタン一体型のガラス製タッチパッドを搭載。
ボタンは柔らかいために押しやすく、パッド面もスムースな感触で、使いやすい部類のタッチパッドだと思います。

そこそこ面積があるため、ジェスチャー操作も行いやすいです。

なお、ホームポジションに対してやや右寄りの配置であるため、誤タッチによる意図しない動作が気になる方もおられると思いますが、タスクトレイにある「Dellポインティングデバイス」より、パームリジェクションの設定を行う事で、手のひらがタッチパッドに触れる事で起こる誤動作を最小限に抑える事が可能です。



重量

XPS 13の重量を測定してみました。
まずはPC本体から。

本体の重さは1395g。
公称重量の約1.37kgという数値とほぼ同じです。




続いて、付属の電源アダプターやケーブルの重量について。

電源アダプターやケーブルをあわせた重量は268g。
PC本体と一緒に持ち歩く場合、1663gという重さです。

13.3型でタッチパネルを搭載する場合、PC本体のみでも1kg後半の重さを持つノートPCは少なくはなく、そういった事を思うとXPS 13は軽量です。



液晶の見やすさと品質

XPS 13に搭載されている液晶の見やすさと、品質をチェックします。


XPS 13には13.3型でフルHD(1,920×1,080)の光沢液晶が搭載されています。

13.3型でフルHDだと文字やアイコンの表示はやや細かくなりますが、XPS 13ではデフォルトで画面サイズが150%に設定されているため、文字が小さくて見難いと感じるような事は多分ないでしょう。


液晶の解像度はフルHD(1,920×1,080)


画面サイズはデフォルトの状態で150%に設定されていた


画面サイズ150%設定時のデスクトップ画面の見え方の例


画面サイズ100%設定時のデスクトップ画面の見え方の例

画面サイズが150%設定の表示だと、文字やアイコンなどがかなり大きくなります。

私自身はデスクトップ画面上で作業を行う際、150%設定だと表示が大きくなりすぎて使い難いと感じる事もあるのですが、小さな文字を見るのが苦手だという方には、ちょうど良いと思います。

なお、画面サイズは「コントロールパネル > デスクトップのカスタマイズ > ディスプレイ」から設定の変更が可能です。見やすいと感じるサイズに、適度変更すると良いでしょう。

※画面サイズ変更時は、一旦サインアウトする必要があります。




XPS 13の液晶の視野角をチェックします。


液晶を正面からみた図


上側から


右側面から

今回の液晶、仕様には特にIPSなどといった記載はないのですが、視野角はIPSパネル並にかなり広め。ただ、かなり角度をつけて斜めから見ると色の変化がやや目立ちます。

色変化はあるものの視認性は良く、見やすい液晶です。




次に、色域の広さについて。


以降、Spyder 4 Eliteで測定

sRGBカバー率は93%、AdobeRGBカバー率は72%という結果がでました。
一般的なノートPCにしては、色域はやや広めだと思います。




ガンマカーブを確認します。(以下、クリックで大きな画像が表示されます)


左:ガンマ応答カーブとターゲット(ガンマ2.2) / 右:ガンマ補正カーブ

初期のガンマ応答カーブは、ターゲットとなるガンマ2.2のカーブに比べるとやや値が低いようですが、大きくずれているというわけではなく、比較的綺麗なカーブを描いています。

補正をかけると赤や特に緑が抑えられ、補正後は若干ではありますが画面から赤味がなくなりました。




さらに、カラーや輝度の均一性について。
XPS 13の液晶の色ムラや輝度ムラをチェックします。


カラーの均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色差は見ただけでは殆ど気にならないレベル。
輝度ムラに関しては、輝度を下げるとやや左上が暗くなるようですが、画面を見ただけでは気づきにくいと思います。


総合的に見て、液晶は色鮮やかで見やすいです。

光沢パネルであるため、日中の明るい屋外などでは映り込みや反射が気になりますが、ノートの液晶にしては高輝度であるためか、光沢タイプの液晶にしては視認性は良い方だと思われます。

利用者の評価も比較的高いのではないでしょうか。




XPS 13 Ultrabook(9333) の外観や操作性、液晶については以上となります。

引き続き、次記事では構成や性能面について詳しく見ていきたいと思います。
製品に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧ください。

次: XPS 13 Ultrabook(9333)でベンチマーク ロングバッテリーで外出時も安心