前記事(LaVie G タイプZ IGZO液晶モデルのレビュー 重量800g以下の超軽量ノートPC)に続き、今回はLaVie G タイプZ「WQHD IGZO液晶モデル」の性能面について。

直販で販売されている「WQHD IGZO液晶」搭載のカスタマイズモデルには、Core i7-4500Uと Core i5-4200Uを搭載する2モデルがラインアップされており、掲載しているのはCore i7-4500Uを搭載する上位モデルとなります。

上位と下位の違いはプロセッサのみで、他の構成に違いはありません。
というわけで以下、詳しい構成とベンチマークテストの結果です。

LaVie G タイプZ 公式製品ページをお探しの方はこちら

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在販売中のモデルについては、以下の記事をご覧ください。

LAVIE Direct HZ[Hybrid ZERO]のレビュー

【LaVie G タイプZ(WQHD IGZO液晶モデル) レビュー記事目次】

・LaVie G タイプZ 外観やインターフェース・液晶の質など
外観・インターフェースキーボード驚異の軽さ付属品液晶の見やすさと品質

・LaVie G タイプZ IGZO液晶モデルの構成や特徴・ベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・製品のまとめ
LaVie G タイプZ IGZO液晶モデル まとめ


LaVie G タイプZ「WQHD IGZO液晶モデル」 構成とその特徴について

まず、LaVie G タイプZ「WQHD IGZO液晶モデル」の構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果です。

【CPU-Z】





【LaVie G タイプZ(WQHD IGZO液晶モデル) の主な構成】

OS Windows 8 Pro 64bit
プロセッサ Core i7-4500U(1.80GHz/TB時最大3.00GHz)
グラフィックス HD グラフィックス 4400(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3L-12800 DDR3L SDRAM/オンボード/最大4GB)
ストレージ 128GB SSD(Sumsung製)
光学ドライブ USB 外付けDVDスーパーマルチドライブ(オプション)
ディスプレイ 13.3型 WQHD(2560×1440)光沢なし
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac対応、Bluetooth v4.0
バッテリ 公称の駆動時間:約9.2時間
サイズ 319×217×14.9(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約795g
カラー ストームブラック
オプション品 HDMI-VGA変換アダプタ、USB-LAN変換アダプタ、Microsoft Office Home and Business 2013

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年04月11日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。
Windows 8 Proや Core i7-4500U、メモリ4GB、128GB SSDを搭載する上位モデルの内容です。OSは、標準構成ではWindows 8となります。

本モデルの特徴は、なんといってもディスプレイに2560×1440ドットのIGZO液晶を搭載している部分。
高解像度である事によって様々な利点がありますが、例えば撮影した写真や動画を見る場合に解像度が高いと表示が美しいですし、編集もしやすいです。ただ、前記事にも書いたように液晶の鮮やかさなどにおいては、IGZO液晶モデルよりもフルHDのIPS液晶を搭載するLaVie G タイプZの方が優れています。

性能にかかわる部分の構成については、一般的なUltrabookとそう違いはありません。

唯一、軽量を目指したためにメモリが4GBとなってしまっている点が残念な部分だと言えますが、それ以外の部分に置いては概ね満足出来る内容だと言えるでしょう。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


SSDの詳細


ディスクの内訳

ストレージにはSumsung製の「MZMTD128HAFV-000L1」という128GB SSDが搭載されていました。

以前掲載したタッチパネルモデルに搭載のSSDと、全く同じもののようです。
読み込みに比べると書込みがやや遅いという特徴を持つSSDですが、体感では普通に速いです。

なお、販売されている製品に上記と同じSSDが搭載されるとは限りませんので、参考程度にお願いいたします。



ベンチマークテストの結果

以下、LaVie G タイプZ(WQHD IGZO液晶モデル)のベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.4
メモリ 5.9
グラフィックス 5.1
ゲーム用グラフィックス 5.3
プライマリ ハードディスク 7.65

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 498.5134.0
512K 432.8132.1
4K 24.1253.03
4K QD32 341.9133.4

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値


【3DMark】


3DMark 3つのテストの結果


Fire Strikeのスコア詳細

Ice Storm・・・ 521
Cloud Gate・・・ 4154
Fire Strike・・・ 37278


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 2012~2020
1920×1080 ・・・ 1113~1113


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 中央:1920×1080

1360×768 ・・・ 1084
1920×1080 ・・・ 416

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

【1360×768】
SCORE ・・・ 1228
RANK ・・・ C

【1920×1080】
SCORE ・・・ 730
RANK ・・・ D


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

ワールド編 左:1360×768 / 右:1920×1080

キャラクター編 左:1360×768 / 中央:1920×1080 / 右:2560×1440

【ワールド編/設定は標準品質】
1360×768 ・・・ SCORE:2296 / 評価:普通
1920×1080 ・・・ SCORE:1366 / 評価:設定変更が必要

【キャラクター編/設定は高品質(ノートPC)】
1360×768 ・・・ SCORE:1500 / 評価:設定変更を推奨
1920×1080 ・・・ SCORE:823 / 評価:動作困難
2560×1440 ・・・ SCORE:483 / 評価:動作困難


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720(標準品質) ・・・ スコア:3812 / 評価:普通
1920×1080(標準品質) ・・・ スコア:2176 / 評価:やや重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 18.89fps
CPU ・・・ 2.77pts


以前掲載した、タッチパネルを搭載するモデル(Core i5-4200U搭載)よりも上位のプロセッサを搭載しているため、今回のモデルの方がややスコアは高めですが、大差はないと思います。

少しでも性能が高い方が良いという場合はCore i7搭載モデルをお勧めしますが、コストパフォーマンスはCore i5搭載モデルの方が若干ですが良いです。



消費電力・温度

次に、消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 29W

全体的に消費電力は低いです。
Core i5を搭載する構成と、殆ど変りません。




続いて、筺体内のパーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツの温度です。

高負荷な状態が続くと、CPUが80度をやや超える位の温度になります。
ですが、高負荷時にCPUが上記と同じ位の温度になるノートPCは少なくはなく、心配しなくてはならない程ではありません。

そもそもゲームのような負荷の高い作業を、本製品で長時間行う事は多分ないと思われます。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度について。
BIOHAZARD 6を20分以上実行後、キーボード表面の温度を測定しました。

高負荷な状態が続くと、キーボード左側の温度がやや上昇するようです。
温度が高いのは一部分のみであるため、触れていて不快という程ではありません。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、起動やシャットダウンにかかる時間を計測してみました。
以下、10回の再起動にかかったそれぞれの時間とその平均値です。

1回目 0:37
2回目 0:35
3回目 0:36
4回目 0:36
5回目 0:36
6回目 0:37
7回目 0:37
8回目 0:36
9回目 0:36
10回目 0:37

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 36秒

LaVie G タイプZ(WQHD IGZO液晶モデル)の再起動にかかる時間は約36秒という結果です。

他製品のデータとなりますが、SSDを搭載するノートPCでは平均して再起動に30~40秒程度かかるという結果が出ており、LaVie G タイプZ(WQHD IGZO液晶モデル)の起動&シャットダウンにかかる時間は、SSDを搭載するノートとしては平均的だと言えます。

とても高速です。



バッテリ駆動時間

LaVie G タイプZ(WQHD IGZO液晶モデル)のバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に使用したソフトウェアはbbench、設定はストロークが10秒毎、無線LANを使用したネット(ブラウザ)へのアクセスが60秒毎。画面の輝度は50%程度に設定しています。


バッテリの残量が100%から5%に減少するまでの時間は20046秒。
約5時間半(5.5683333..)ものバッテリ駆動が可能という結果になりました。

本製品は、以前掲載したタッチパネル搭載モデルよりも容量の小さなバッテリを採用しているため(タッチ:6セル・4000mAh / IGZO:4セル・2000mAh)、バッテリ駆動時間が短いです。

タッチパネル搭載モデル・・・ 約9.2時間
IGZO液晶搭載モデル・・・ 約5時間半

※いずれも実測値

今回のテストは、「軽いネットサーフィンと簡単な文字入力」という負荷が小さめの作業を行った場合のバッテリの持ちを計測しており、例えば調べものをする為にWebページを沢山開いたり、複数のソフトウェアを起動させて作業を行った場合などでは、さらにバッテリの持ちは短くなるでしょう。実際、そのような使い方をされる方が多いのではないかと思います。

外出先での作業時間や内容によっては、やや心許ないバッテリの持ちです。
比較的、外出先でのPCの使用時間が多いという方は、電源アダプターをPCと一緒に持ち歩いた方が良いかもしれません。

PC本体と電源アダプター&ケーブルをあわせても、実測で約1006gと重量は軽いです。



LaVie G タイプZ(WQHD IGZO液晶モデル) まとめ

LaVie G タイプZ(WQHD IGZO液晶モデル)については以上となります。
ソフトウェアの内容については、以前掲載した「タッチパネル フルHD IPS液晶モデル」と同じ内容であるため、そちらをご参照頂ければと思います。(タッチパネル フルHD IPS液晶モデルに搭載のソフトウェア詳細

最後にまとめると・・

・スリム かつ800g以下という驚異の軽さを実現
・Core i5 or Core i7を搭載可能となっており、性能は高い
・解像度が非常に高い

・キーボードがやや使い難い
・バッテリ駆動時間は短め

スリムかつ、13.3型のノートPCとしてはこれまでにない軽さを実現しており、軽さを重視するユーザーには非常に貴重な製品です。

最近ではWindowsを搭載した軽量なタブレットも多く出ており、外出時のPC作業をタブレットでカバーしようとお考えの方も少なくはないと思いますが、作業のしやすさにおいてはノートPCにはかないません。

今回のLaVie G タイプZはノートPCでありながら、タブレット並みの携帯性を持ち合わせており、特にノートPCを持ち歩く時間が長いという方におすすめ。

Core i5やCore i7やSSDを搭載しているために性能が高く、外出先でも快適な作業が可能です。

解像度に関しては好みもある為、高解像度である事が一概に良いとは言えないのですが、個人的には高解像度な液晶は好みです。13.3型サイズで2560×1440ドットの液晶はさすがに表示が小さすぎるかなと思いますが、デフォルトで画面の表示サイズが大きく設定されているため、使っていて見辛いと感じることはありませんでした。

キーボードのストロークがかなり浅くやや打ち難いと感じる所、またバッテリ駆動時間が短めである所などは軽さと引き換えに妥協しなくてはならない点であり、例えば充電できない場所で長くPCを使う方や、入力作業がメインだという方には本製品は使い辛いかもしれません。

ただ、軽さ重視の方にはこれ以上の製品はないでしょう。
今後も、このような軽いノートPCの開発を続けていって欲しいと強く思います。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在販売中のモデルについては、以下の記事をご覧ください。

LAVIE Direct HZ[Hybrid ZERO]のレビュー