前記事(IdeaPad Y510p レビュー Geforce GT 755M搭載の15.6型ゲーミングノート(外観編))に続き、今回は IdeaPad Y510pの構成や性能面について。

前にも書きましたが、IdeaPad Y510pはプロセッサにCore i7-4700MQ、グラフィックスにGeforce GT 755M(2GB)を搭載するなど、ゲームのプレイも可能な構成内容を持ち合わせています。(Y510pには、もともとGeforce GT 750Mが搭載されていたはずですが、リニューアルされたよう。)

スペックから考えてハイエンドなゲームタイトル向けのノートではありませんが、多くのゲームをプレイする事ができるでしょう。今回は、そんなIdeaPad Y510p の性能面について詳しく見ていきたいと思います。

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【IdeaPad Y510p レビュー記事目次】

・IdeaPad Y510p 外観や操作性・液晶の品質など
外観・インターフェースキーボード筐体内部の構造光学ドライブの脱着が可能液晶の見やすさ・品質

・IdeaPad Y510p 構成詳細とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・ソフトウェアの内容とその解説
プリインストールソフトウェアの内容を解説

・製品のまとめ
IdeaPad Y510p まとめ


IdeaPad Y510pの構成とその特徴について

まず、掲載しているIdeaPad T510pの構成とその特徴について解説します。
以下、CPU-ZとGPU-Zの実行結果です。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【IdeaPad Y510p の主な構成】

OS   Windows 8.1 64bit
プロセッサ   Core i7-4700MQ(2.4GHz/TB時最大3.4GHz)
チップセット   HM86 Express
グラフィックス   NVIDIA Geforce GT 755M(2GB)+HD グラフィックス4600(CPU内蔵)
メモリ   8GB(8GB×1/PC3-12800 DDR3 SDRAM/2スロット/最大8GB)
ストレージ   1TB + 8GB SSHD(5400rpm/Seagate製)
光学ドライブ   ブルーレイディスクドライブ(書込対応)
ディスプレイ   15.6型ワイド フルHD(1920×1080)光沢あり
無線機能   インテルCentrino Wireless-N 2230 b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ   6セル(公称の駆動時間:約4.7時間)
サイズ   387×259×15.5-36(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.7kg
カラー   ダスクブラック

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2014年04月08日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。
OSにWindows 8.1、プロセッサにCore i7-4700MQ、メモリ8GB、Geforce GT 755M(2GB)を搭載する構成です。

海外向けのモデルでは何通りかの構成を持つモデルがラインアップされていますが、日本向けの製品で提供されているのは上記の1モデルのみで、カスタマイズも不可となっています。

冒頭にも記載した通り、発売当初のY510pにはグラフィックスにはGT 750Mが搭載されていたはずですが、現在のモデルにはGT 755Mが搭載されており、若干ではありますがグラフィック性能が向上しています。

構成的に考えて、負荷の高いゲームを高画質な設定でプレイするにはやや心許ない性能ですが、負荷の高いタイトルでも解像度を下げれば快適に動くなど、大抵のゲームのプレイは可能だと思います。

ゲーミングノートと謳われていますが、サウンドの質がそこそこ高い事、また光学ドライブを搭載しているため DVDやブルーレイの閲覧にも向きますし、グラフィック性能が高い為、写真や動画の編集用としても適した製品だと言えるでしょう。

価格は、上記構成で2014年4月8日現在 ¥108,000(税込)となっており、BTOショップ系のノートに比べるとやや高くはあるものの、デザイン性や使い勝手等を考えるとコストパフォーマンスは悪くはないです。



搭載されているストレージの内容を詳しく見てみます。


SSHDの詳細


ディスクの内訳

ストレージには、Seagate製の「ST1000LM014」という1TBのSSHDが搭載されていました。HDDの回転数は5400rpm。

SSHDとは、キャッシュ用のSSDが内蔵されたハイブリッドHDDの事で、1つのディスクでHDDの容量と若干の高速化を兼ねているという所にメリットがあります。

といっても、SSDなどに比べると速度はかなり落ちるため、あまり性能に期待をするとがっかりする事になりますが、容量が大きい為、いろいろ保存したいという方には良いと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、IdeaPad Y510pのベンチマーク結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.1
メモリ 8.1
グラフィックス 5.1
ゲーム用グラフィックス 4.7
プライマリ ハードディスク 5.9

※WinSAT.exeの実行によってスコアを取得しています。


【CrystalDiskMark】

Seq 100.7105.3
512K 36.0259.60
4K 0.4350.874
4K QD32 1.1040.883

数値は左がRead、右がWrite/上記はランダムの値

HDDのスコアは低めです。
体感でも決して早くはないですが、遅いと言えるほど遅いわけでもなく・・ SSDのキャッシュの影響で、作業内容によって速度に差が出そうです。


【3DMark】


ベンチマークスコア


Fire Strikeの詳細

Ice Storm・・・ 58448
Cloud Gate・・・ 9925
Fire Strike・・・ 2016


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 8895~8924
1920×1080 ・・・ 5107~5140


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 13584
1920×1080 ・・・ 6931

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

【1360×768】
SCORE ・・・ 5492
RANK ・・・ A

【1920×1080】
SCORE ・・・ 3469
RANK ・・・ B


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

ワールド編 左:1360×768 / 右:1920×1080

キャラクター編 左:1360×768 / 右:1920×1080

【ワールド編/設定は標準品質】
1360×768 ・・・ SCORE:9589 / 評価:非常に快適
1920×1080 ・・・ SCORE:6309 / 評価:とても快適

【キャラクター編/設定は高品質(ノートPC)】
1360×768 ・・・ SCORE:8366 / 評価:非常に快適
1920×1080 ・・・ SCORE:4986 / 評価:快適


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 55.73fps
CPU ・・・ 6.57pts


負荷の高いベンチマークテストでは、高解像度設定にするとやや重い印象ですが、大抵のゲームで快適なプレイが可能ではないかと思われる結果です。

高負荷なタイトルでも、解像度を下げれば難なくプレイできるでしょう。

性能第一という方には、よりハイエンドな構成を持つゲームノートが適しているかもしれませんが、高性能でありつつ、デザインやサウンド、キーボードの操作性などにも拘りたい方にY510pはおすすめできる製品だと思います。



消費電力・温度

Y510pの消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 13W
ベンチマーク実行時 ・・・ 80W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

Optimus テクノロジに対応しているため、構成内容から考えるとアイドル時の消費電力値はやや低めですが、ベンチマーク実行時の消費電力は高いです。




続いて、筐体内パーツの温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)の筐体内パーツの温度測定結果です。

ベンチマーク実行時、CPUの温度は80度を超えます。
やや高めかと思いますが、注意しなくてはならないという程ではないと思います。

温度の高い場所でゲームなどを長時間プレイする場合は、冷却台などを用いた方が良いかもしれません。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度について。

高負荷な状態が続くと、キーボード中央から左側がやや温かく感じますが、触れていて熱いという程ではありません。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、Y510pの再起動にかかる時間を測定してみました。
以下、10回の測定結果とその平均値です。

1回目 1:26
2回目 1:15
3回目 1:02
4回目 1:02
5回目 1:00
6回目 1:05
7回目 1:18
8回目 1:18
9回目 1:18
10回目 1:02

再起動(起動&シャットダウン)の平均時間 ・・・ 1分10秒

Y510pの再起動にかかる平均時間は1分10秒という結果です。

参考データとして、HDDを搭載するノートでは1分弱~1分半の再起動時間という結果が出ていますので、HDD搭載ノートの中では起動やシャットダウンは早い方だと言えます。



バッテリ駆動時間

Y510pのバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に利用したソフトウェアはbbench、設定はストロークが10秒毎、無線LANを利用したネット(ブラウザ)へのアクセスが60秒毎。画面の輝度は50%程度に設定しています。


バッテリの残量が100%から5%になるまでの時間は11316秒。
約3時間弱(3.143333..)ものバッテリ駆動が可能だという結果です。

外部グラフィックス搭載の影響などでバッテリの持ちは良くはありませんが、Y510pはバッテリの持ちを気にしなくてはならない製品ではないと思いますので、特に問題はないでしょう。




IdeaPad Y510pの構成や性能面については以上となります。
次記事では、Y510pに搭載されているソフトウェアの内容を簡単に確認した後、製品をまとめたいと思います。

次: IdeaPad Y510pに搭載されているソフトウェアの内容解説 Veriface 他