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日本HPが販売するノートPC、HP ENVY 15-j100 のレビューです。

HP ENVY 15-j100 は、Windows 8.1を搭載する15.6型の個人向けノートPC。
第4世代Core iプロセッサや外部グラフィックス、フルHDの液晶を標準で搭載しながら7万円台後半~9万円台とリーズナブルなノートPCです。

高性能であるため、ゲームのプレイや写真・動画編集等にも利用可能。
容量の大きいHDDを搭載しているため、そのまま編集したデータを保存する事もできるなど、日常的にパワフルに使いこなすメインPCとして便利な製品です。

今回は、そんなHP ENVY 15-j100の外観や操作性、性能面などの内容について詳しく触れてみたいと思います。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
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【HP ENVY 15-j100 レビュー記事目次】

・HP ENVY 15-j100 外観や操作性・液晶など
外観・インターフェースキーボードの操作性筐体内部のパーツPCの参考書が付属液晶の品質

・HP ENVY 15-j100の構成特徴とベンチマーク結果について
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・プリインストール ソフトウェアの内容
標準で搭載されているソフトウェアの内容を解説

・製品レビューのまとめ
HP ENVY 15-j100 まとめ


外観・インターフェースをチェック

まず、外観のデザインやインターフェースの内容をチェックします。


天板は削り出しアルミを使用したナチュラルシルバーカラーのデザイン。
中央にはHPのロゴが配置されています。ENVYブランドを謳うだけあって、見た目に高級感があります。

資料によると、天板の表面にはシルキー・ラバーコーティングがなされているそうで、サラサラとした手触りです。





筺体のサイズは幅380mm、奥行き250mm、高さ18~33.0mmで、重量は約2.3kg(公称値)。

最厚部では33mmとかなり厚めですが、最薄部は18mmと薄い為かサイズの割にはスリムな印象を受けます。外観にこだわるような方にも納得のデザインです。




ディスプレイには15.6型ワイドフルHD(1920×1080)の光沢液晶を搭載。
タッチ操作などには対応していません。

HP ENVY 15-j100で提供されている液晶は、フルHDの光沢パネルのみとなります。




液晶上にはHP TrueVision HD Webcamと呼ばれる、約92万画素のWebカメラが搭載されています。




液晶左上にはbeats audioのロゴ。




筺体側面に搭載されているインターフェースの内容を確認します。

筺体左側面にはセキュリティロックケーブル用のスロット、HDMI出力、USB3.0×2、SDカードスロットを搭載。

USB3.0は左側(上写真)のポートのみ、電源オフ時の充電に対応しています。
スマートフォンなど、USBポートを利用して充電を行うデバイスをお持ちの方などに便利です。




筐体右側面にはヘッドフォン出力とマイク入力のコンボポート、USB3.0×2、LAN、電源コネクターを搭載。

マウスを利用する場合、筐体右側に搭載されているUSBなどのポート類が奥の方に配置されているのは便利だと感じます。USBポートが手前にあると、接続したデバイスのケーブル等が操作の邪魔になる事があります。





前面


背面

筐体前面と背面にはなにも搭載されていません。




背面中央付近にHEWLETT-PACKARDの文字





ディスプレイは写真上程度まで後ろに開く事ができます。
大体45度くらいの位置です。





そこそこ高性能なパーツを搭載しているため、付属の電源アダプターのサイズは大き目。



プラグの形状は三つ穴のミッキー型。



電源アダプターの最大出力は19.5V、6.15Aで120Wです。



キーボードやタッチパッドの操作性

HP ENVY 15-j100に搭載されているキーボードやタッチパッドの操作性などをチェックします。


キーボード全体


キーボード左半分


キーボード右半分

キーボードは特に変わった所のない、HPではおなじみのアイソレーションキーボードです。右側にテンキーを搭載、その上にhomeやpgupなどのキーを搭載。キーボードの上には2基のスピーカーが内蔵されています。

個人的に使い難いと思うのはbackspaceやカーソルの上下キーがやや小さめに設計されている所で、それ以外に気になる部分は特にありません。

キーピッチは縦横とも約18.7mm、キーストロークは約1.5mm。
15.6型サイズでそこそこ厚みのある製品にしてはストロークがやや浅いかなと感じますが、特に打ち辛い事も無く操作感は普通です。




キートップの形状は完全に平ら。




キーボードには、バックライトが標準で搭載されています。
ライトの強弱の調整はできません。


キーボードバックライト消灯時


キーボードバックライト点灯時


右側のパームレスト上には指紋センサー 標準搭載です

タッチパッドはボタン一体型。
ややボタンが硬めに感じますが、使い難いという程ではないです。パッドの面積が広めであるため、カーソルやジェスチャーの操作はしやすいです。

ただ、テンキーが搭載されてる関係で、キーボードの配置(ホームポジション)が全体的に左寄りであるため、キーボード操作時、タッチパッドに手が触れて誤動作を起こしやすいです。

マウスを利用される場合は、タッチパッドをオフにしてしまった方が良いでしょう。



筺体底面からアクセス可能な内部パーツの様子

HP ENVY 15-j100の筺体底面には、内部へのアクセスが可能なパネルが配置されており、容易にHDDやメモリといったパーツにアクセスする事ができます。


HP ENVY 15-j100の底面 上側にバッテリスロット、その下に内部へアクセス可能なパネルが配置されている

底面には2基のスピーカーが搭載されています。
キーボード上のスピーカーも含めると、搭載されているスピーカーは全4基。




低音域のサウンドを再生するサブウーファーも搭載。
メリハリのあるサウンドになります。




底面のパネルを開いて中身をチェックします。




メモリは黒いフィルムに覆われている

写真左上から時計回りにHDD、メモリ、内蔵電池、無線LAN、SSD(キャッシュ用)という内容です。

HP ENVY 15-j100のストレージ構成はHDDのみでカスタマイズオプションが提供されていないのですが、もしSSDなどに換装したいと思った場合にも、比較的容易に行えるだろうと思われます。



「速効!HPパソコンナビ特別版」が付属

HP ENVY 15-j100には、標準で「速効!HPパソコンナビ特別版」と呼ばれる、HPのPCの参考書が付属します。

「速効!HPパソコンナビ特別版」は、PCの基本操作や応用についてわかりやすく書かれた本で、HPのPC以外でも役に立つ内容となっています。

PCの操作に慣れている方には不要ですが、Windows 8以降のOSに不慣れな方には重宝する内容ではないかと思われます。コンパクトであるため、保管や携帯も容易です。

なお、本の大まかな構成についてはこちら(付属の「速効!HPパソコンナビ特別版」とは?簡単にご紹介)をご覧ください。※リンク先はHP Pavilion 15-n200のレビュー記事となりますが、本は同じものです。



液晶の見やすさと品質をチェック

HP ENVY 15-j100に搭載されている液晶の見やすさと品質をチェックします。

なお、HP ENVY 15-j100には2種類のモデルが提供されており、モデルによっては搭載される液晶の内容が異なる可能性があります。以下の内容は参考程度にご覧下さい。(HP ENVY 15-j100の液晶はどのモデルも同じではないかと思われますが、念のため)



まず、見た目について。
私自身は15.6型サイズにフルHDの解像度は、表示などがちょうど良い具合に思えますが、低解像度な液晶が好みという方には向きません。

ただ、画面の表示はデフォルトで125%表示となっており、文字などのサイズはそれ程小さくはありませんでした。


解像度は1920×1080ドット


表示サイズは125%



以下、画面表示を125%に設定した場合と、100%に設定した場合の画面の見え方を比較してみました。


125%表示


100%表示

125%表示だと文字等のサイズがかなり大きくなります。
フルHDでは使い難いという方でも、そこそこ使いやすいのではないでしょうか。これでも見辛いという場合、150%表示に変更する事も可能です。

ただ、表示サイズを大きくすると、場合によっては文字や写真などが滲んで表示されたり、そもそも表示サイズの変更に対応しないアプリケーションなどもありますので注意が必要です。




次に、液晶の視野角をチェックします。


液晶を正面から


上から


右側面から

視野角は狭いです。TNパネルだと思います。
上から見ると色が反転してしまい、内容が良くわからなくなります。

綺麗に見える角度とそうでない角度があるため、複数人で並んで画面を見る等の用途には適しません。正面から見る分には、明るく見やすい液晶です。



次に、色域について。


以降、Spyder 4 Eliteで測定

sRGBは76%、AdobeRGBは57%という結果です。
色域はあまり広くはないようです。



ガンマカーブを確認します。


左:ターゲット / 右:ガンマ応答カーブ

ノートPCではよくある事ですが、RGB各色のガンマカーブはバラバラです。
ガンマ補正曲線のキャプチャを取り損ねてしまったのですが、デフォルトではかなり青味の強い液晶でした。



さらに、色差と輝度の均一性について。
画面の色ムラや輝度ムラを確認します。(以下、クリックで拡大画像が表示されます。


色の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)


輝度の均一性(左:輝度100% / 右:輝度50%)

色差は殆どないようです。目で見て分かるような色ムラはありません。
輝度は、画面右下側がやや暗いよう。

本格的な写真編集等に向く液晶ではないのですが、写真などの色を確認する場合は、できるだけ画面左上側で見るようにすると色を確認しやすいかと思います。

ただ、デフォルトでは青味の強い画面であるため、他のモニターで見る場合よりも青っぽく見える可能性が高いです。




HP ENVY 15-j100の外観や操作性、液晶については以上となります。
引き続き、次記事では構成や性能面について詳しく触れます。

製品に興味をお持ちの方は、ぜひ次記事もご覧ください。
次: HP ENVY 15-j100 のベンチマーク結果 Core i7 -4702MQや GT750Mを搭載する上位モデルの性能は?