富士通が販売する液晶一体型PC、ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)のレビューです。

ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M、WW1/M)は、タッチ操作に対応する21.5型の液晶一体型PC。
液晶を9~62度の間でチルトさせる事が可能となっており、一般的な液晶一体型PCのスタイルはもちろん、ディスプレイを傾ける事でタブレットのようなスタイルに変形させる事ができるようになっています。

タッチ操作時はディスプレイを傾けてタッチスタイルで利用、文字入力などをメインに行う場合はデスクトップスタイル・・といった具合に、場面に応じてスタイルを選択できる所が便利。

軽い力でディスプレイの角度調整が行えたり、キーボードを置いたままでディスプレイを傾けられる所など、細かい部分の使い勝手が良いです。

今回は、そんなESPRIMO WHシリーズの「WH77/M」というモデルを利用し、外観や性能面、使い勝手などを詳しく見ていきたいと思います。

ESPRIMO WHシリーズ の公式製品ページをお探しの方はこちら

【ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M) レビュー記事目次】

・ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)の外観・インターフェース・操作性をチェック
9~62度の角度調整が可能な液晶大画面かつコンパクトな筐体インターフェースキーボードとマウス液晶の品質と見やすさ

・ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)の構成とベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力と温度再起動にかかる時間

・プリインストールされているソフトウェアの内容をご紹介(一部)
プリインストールされているソフトウェアをチェック

・ESPRIMO WHシリーズ 製品レビューまとめ
製品のまとめ


9~62度の角度調整が可能な液晶を採用

ESPRIMO WHシリーズのディスプレイは、9~62度の間で無段階に角度調整を行う事が出来るようになっています。

映像を見たり文字入力を行ったりする場合にはデスクトップスタイルで、タッチパネルでの操作をメインに行う場合やディスプレイを倒してタッチスタイル・・といった具合に、場面に応じてスタイルを変更可能です。

なお、ディスプレイは21.5型と大型であるため重そうな印象を受けるのですが、富士通独自のアジャストスライダーという構造によって、比較的軽い力で角度調整が行えます。

またキーボードは、ディスプレイの下に納める事ができるようになっているため、キーボードを移動させずにディスプレイの角度を変えることが可能です。


9~62度の間で自由に角度調整ができます

キーボードが液晶下部にすっぽり収まる構造となっているため、キーボードを移動させる事なくディスプレイの角度を変える事ができます。

こういった、細かい所の使い勝手がとても良いです。



デスクトップスタイル




タッチスタイル ディスプレイが傾斜しているためタッチ操作が行いやすい



 

21.5型の大画面かつコンパクトな筐体

ESPRIMO WHシリーズには、21.5型フルHDの液晶が搭載されています。
大画面なのでアプリケーションやフォルダを数多く開いても見やすいですし、迫力のある写真や映像を楽しむ事ができます。


タッチ対応 21.5型ワイドフルHD(1920×1080)光沢液晶を搭載


液晶上部には約92万画素のWebカメラを搭載


ディスプレイは縁までパネルで覆われた段差のないスタイリッシュなデザイン


液晶下部中央にはFUJITSUのロゴ





ディスプレイ背面側の様子。

液晶一体型の製品は、液晶背面に端子類を搭載するものが多いですが、ESPRIMO WHシリーズは背面中央にロゴを配置するのみで、見た目が非常にシンプルです。

後側から製品を見た場合にも、スタイリッシュで美しい印象を受けます。PCっぽく見えないため、インテリアにこだわるような方に好まれるデザインだと思います。



インターフェースの内容をチェック

搭載されているインターフェースの内容をチェックします。

上にも書きましたが、ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)はディスプレイ側面や背面ではなく、スタンド台座部に端子類が搭載されています。

以下、各端子の配置です。

左側面側(スタンド台座の)には、BDXL対応のBlu-ray Discドライブが搭載されています。スロットインタイプです。




右側面側にはUSB2.0×1、USB3.0×2、ダイレクトメモリースロット(SDカードスロット)、ヘッドフォン出力、マイク入力を搭載。





背面全体の様子

ディスプレイ背面の上部に、電源ボタンや画面オフボタンが搭載されています。




スタンド台座の背面側にも幾つかの端子を搭載。



背面の端子を拡大してみてみます。



左からCONNECTボタン、USB3.0×2、LAN、排気口、ケーブル固定用と転倒防止用のフック、電源コネクター、セキュリティロックケーブル用のスロットが並びます。





スタンド台座の右上部分には、NFCポートを搭載。

Suicaのチャージを行ったり履歴をチェックしたり、本製品に搭載されているF-LINKという機能を利用してスマートフォンの写真を簡単にPCへ取り込むなど、様々な用途への利用が可能です。




スタンド台座底面の様子もチェックしてみました。

底面には2基のスピーカーと、メモリスロットのカバーがありました。ゴム足は計6か所に配置。






メモリスロットカバー内部には2基のメモリスロット




付属のACアダプター。最大出力100Wのアダプターです。



付属のキーボードとマウス

ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)に標準で付属している、ワイヤレスタイプのキーボードやマウスの外観・操作性をチェックしてみました。


付属のワイヤレスキーボードとマウス


キーボード左半分


キーボード右半分

キーボードは打鍵感、キーの配置などとても使いやすいです。
カーソルキーが他のキーとは独立した配置である所、またBackspaceやEnterキーのサイズが大きめである所やキートップの形状など、操作性で不満に感じる所はありません。

テンキーも「00」があって使いやすいです。
輝度やボリュームの調整、電源ボタンが搭載されている所も○。

欲をいうとスペースに余裕があるため、Windows 8ならではの「検索」や「アプリ一覧」画面などを表示する機能ボタンがあると、なお良いと思います。




主要なキーのピッチは実測で18.5mm




キートップはキーの端から中央にかけて、やや凹む形状。
緩やかに反っているので指先へのなじみが良く、打ちやすいです。




キーの上部には音量や輝度、メニューなど各種の機能キーを搭載。
手元でこれらの操作ができるのは結構便利です。




キーボードは背面から前面にかけて、やや傾斜しています。




キーボード底面の様子。
キーボードをPCに接続するためのCONNECTボタンと、キーボードの電源ボタンが搭載されています。

長時間使用しない場合は、電源をオフにしておくと良いでしょう。電池の電力を節約できます。




付属のマウス。
ややコンパクトで持ちやすいサイズ。ただ表面が光沢素材であるため、、指紋はつくと目立ちやすいです。

マウスもキーボードと同様、底面にCONNECTボタンと電源ボタンを搭載しています。長時間使用しない場合はオフにしておくと良いでしょう。



液晶の品質・見やすさ

ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)に搭載されている液晶の品質・見やすさをチェックします。

なお、以下の内容は掲載しているモデルの液晶の詳細であり、実際に販売されている製品の液晶とは異なる可能性がありますので、参考程度にご覧ください。


まず、視野角のチェックです。


液晶を正面から見た場合


上から見た場合


右側面から見た場合

IPS方式の液晶を搭載しているだけあり、視野角はとても高いです。
上から見ても左右から見ても色や明るさに変化がなく、内容をはっきりと視認できます。

複数人で並んで画面を見る場合にも、快適に閲覧できるでしょう。
ただ光沢パネルであるため、明るい場所では光の反射や映り込みが目立ち、見辛いと感じることがあります。



続いて、液晶の色域をチェックします。


Spyder 4 Eliteで測定

AdobeRGBカバー率は75%、sRGBカバ―率は96%。
一般的な液晶と比べて色域は普通です。



さらに、輝度や色の均一性について。(クリックで大きな画像が表示されます)


上図は輝度、色差を値で表現したもの。
0を基準として、数値が大きくなるほど色や輝度ムラも大きくなります。

掲載しているESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)の液晶の色や輝度は、隣接比較を行った場合に僅かに差が感じられるレベルで、普通に目で見て分かるほどの色差や輝度のムラはないようです。

写真編集などを行う場合にも、特に影響はないと思われます。




ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)の筐体や使い勝手などについては以上となります。

次の記事では、構成や性能面をチェックしてみたいと思います。
興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧ください。
次: ESPRIMO WHシリーズ(WH77/M)のベンチマーク結果 Core i7-4702MQ 搭載で性能は高い