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前記事(HP Pavilion 15-n200 AMDモデル レビュー 非常にリーズナブルな15.6型のノートPC)に続き、今回はHP Pavilion 15-n200 の構成や性能面について。

掲載しているHP Pavilion 15-n200 の主な構成は、AMD A6-5200 APUや4GBメモリ、Radeon HD 8670M(1GB)、1TB HDDという上位構成の内容。

安価なノートながらも外部グラフィックスや容量の大きな1TB HDDが搭載されており、コストパフォーマンスは結構良いと思われる構成です。

今回は、上記構成のHP Pavilion 15-n200の特徴や性能面について、詳しく検証してみたいと思います。


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【HP Pavilion 15-n200(AMD) レビュー記事目次】

・HP Pavilion 15-n200の外観・インターフェースの内容・操作性など
外観・インターフェースキーボードの操作性重量液晶の見やすさ速効!HPパソコンナビ(本)が付属

・HP Pavilion 15-n200 AMDモデルのベンチマーク結果について
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力と温度再起動にかかる時間バッテリ駆動時間

・HP Pavilion 15-n200 レビューまとめ
製品のまとめ

・おまけ
HP Pavilion 15-n200(AMDモデル)にプリインストールされているソフトウェアの内容を解説
付属の「速効!HPパソコンナビ特別版」とは?簡単にご紹介


構成とその特徴 ‐Radeon HD 8670Mを搭載

まず、掲載しているHP Pavilion 15-n200の主な構成とその特徴について。
以下、CPU-ZとGPU-Zの実行結果です。

【CPU-Z】





【GPU-Z】

【HP Pavilion 15-n200(AMDモデル) パフォーマンスモデル】

OS   Windows 8.1Pro (64bit)
プロセッサ   AMD A6-5200 APU(2.0GHz)
グラフィックス   AMD Radeon HD 8400(CPU内蔵)+ Radeon HD 8670M(1GB)
ディスプレイ   15.6型ワイドHD(1366×768)、光沢あり
メモリ   4GB(4GB×1/DDR3L SO-DIMM/2スロット/最大12GB)
ストレージ   500GB HDD(5400rpm/SAMSUNG製)
光学ドライブ   DVDスーパーマルチドライブ
無線機能   IEEE802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ   4セル
駆動時間   約5時間(公称値)
サイズ  385×260×23-25(幅×奥行き×高さ/mm)
重量   約2.3kg
電源アダプター   90W
カラー   ミネラルブラック

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2014年02月17日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。
OSにWindows 8.1Pro、プロセッサにA6-5200 APU、グラフィックスにRadeon HD 8670M(1GB)、メモリ4GB、500GB HDDを搭載する上位のパフォーマンスモデルです。

このモデルの特徴としては、外部グラフィックスを搭載している事、また内容の割に安価である部分などがあげられると思います。

外部グラフィックスを搭載・・といっても、搭載されているRadeon HD 8670Mはそれ程高性能なものではないため、内蔵グラフィックスのみ利用の場合に比べて大幅に性能が向上(※)するわけではないのですが、外部グラフィックスを搭載しながら5万円台の価格を実現している所が魅力的です。

この価格帯の製品としては、それなりに期待できる内容であると言えるでしょう。

※実際には、Enduro Technology(スイッチャブルグラフィックスのようなもの)によって内蔵のAMD Radeon HD 8400とAMD Radeon HD 8670Mが負荷状況に応じて切り替わる仕組みとなっており、パフォーマンスは場面や設定に応じて変化します。

参考までに書いておくと、下位モデルはWindows 8、A4-5000 APU(1.50GHz)を搭載。
メモリは上位モデルと同じ4GBの搭載で、ストレージには500GBのHDD、グラフィックスは外付けではなくCPU内蔵のAMD Radeon HD 8330を利用。

上位モデルと比べて1万円程度安価ですが、内容的に考えて、上位モデルの方がコストパフォーマンスは高いのではと思われます。


なお、現在(2014年2月17日時点)「おひとり様1台までキャンペーン」という HP Pavilion 15-n200が割引価格で購入できるキャンペーンが実施されており、上位モデルは¥56,070が¥49,980(税込)~に、下位モデルは¥45,990が¥39,900 (税込)~という価格で購入可能です。

各200台限定のキャンペーンとなるため、購入をお考えの方は早めに製品ページをチェックされた方が良いと思います。(既に完売している可能性もあります。ご了承ください)



ストレージの内容を詳しく見てみます。


HDDの仕様

掲載モデルには、Seagate製の「ST1000LM024 HN-M」という1TB HDDが搭載されていました。
回転数5400rpmのHDDなので、起動や処理速度は決して高速ではありませんが、ストレスが溜まるほどの速度でもないです。

上位モデルに搭載できるストレージはこの1TB HDDのみで(下位モデルは500GB HDD)、購入時のカスタマイズオプション等は提供されていません。

普段SSD搭載のPCなどを使われている場合、速度面でやや不満を感じる方はおられるかもしれませんが、1TBと容量が大きい為、PCに写真や動画などサイズの大きいファイルを沢山保存したいという方には便利です。

低価格帯の製品に搭載されるストレージとしては、良いのではないでしょうか。



ベンチマークテストの結果

以下、掲載のHP Pavilion 15-n200で行ったベンチマークテストの結果です。

なお、先にも書いたように、今回のモデルはEnduro Technologyによって内蔵のAMD Radeon HD 8400とAMD Radeon HD 8670Mが、マシンにかかる負荷に応じて自動で切り替わる仕組みとなっています。

ベンチマークテストを実施するにあたってグラフィックスの切り替えがパフォーマンスに影響を与えないよう、Catalyst Control Center(Radeonの管理ツール)より、電源接続時はパフォーマンスを最大にするという設定と、各ベンチマークアプリケーションのグラフィック設定を「ハイパフォーマンス」に設定した上で、テストを実行しています。


Catalyst Control Center(Radeonの管理ツール)の設定画面(クリックで大きな画面が表示されます)



【Win エクスペリエンス・インデックス】

Windows 8.1では、これまでのOSにあったようなWindows エクスペリエンス・インデックススコアの表示が存在しないため、コマンドラインから「WinSAT.exe」を実行する方法でスコアを取得しています。

プロセッサ 6.8
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 4.6
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 109.4105.6
512K 37.2543.15
4K 0.4390.748
4K QD32 0.9150.759

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark】

Ice Storm・・・ 36692
Cloud Gate・・・ 3589
Fire Strike・・・ 763


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×768

1280×768 ・・・ 2698~2752


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1360×768

1360×768 ・・・ 1950

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×768

【1280×768】
SCORE ・・・ 1921
RANK ・・・ C


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

ワールド編 左:1360×768 / 右:1920×1080

キャラクター編 左:1360×768 / 右:1920×1080

【ワールド編/設定:標準品質】
1360×768 ・・・ SCORE:2354 / 評価:普通
1920×1080 ・・・ SCORE:1524 / 評価:設定変更が推奨

【キャラクター編/設定:高品質(ノートPC)】
1360×768 ・・・ SCORE:2132 / 評価:普通
1920×1080 ・・・ SCORE:1228 / 評価:設定変更が必要


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720

1280×720 ・・・ スコア:2747 / 評価:やや重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 18.22fps
CPU ・・・ 1.93pts


高性能とは言えませんが、そこそこの負荷のPCゲームのベンチでも、軽い設定で実行する分には快適に動作するものもあるようです。

途中にも書いたように、外部グラフィックスを搭載していると言っても、MD Radeon HD 8670Mはそれ程性能の高いグラフィックスではないため、内蔵グラフィックスのみ利用の構成に比べ、若干性能が向上するという程度です。

ですがゲームはともかく、ネットやメール、文書の閲覧や作成、動画の閲覧など、日常的に行う事が多いと思われる作業に関しては全く問題のないパフォーマンス。

安価な製品の割には良いのでは?という印象です。



消費電力と温度

HP Pavilion 15-n200の消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 37W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

全体的に低い消費電力です。
ベンチマーク実行時はやや消費電力が上がりますが、外部グラフィックスを搭載している事を考慮すると、消費電力値は低いです。

例えば、インテルのCore i3やCore i5搭載で内蔵グラフィックス利用の構成を持つノートなどと同じ位の数値だと思います。




次に、筐体内部のパーツの温度について。
以下、アイドル時と、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のパーツ温度測定結果です。



表示のグラフィックスは内蔵GPU。外部グラフィックスの温度は表示されませんでした。

高負荷な状態が続くと、CPUの温度は75度弱程度まで上昇しました。
低くはありませんが高くもなく、温度の上がり方は一般的なPC程度だと思います。

なお、Radeon HD 8670Mの温度は表示されませんでした。




さらに、キーボード表面の温度について。
以下、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)を20分以上実行した後に、キーボード表面を赤外線放射温度計で測定したその結果です。

全体的に低い温度ですが、高負荷な状態が続くとキーボード中央付近がやや温かくなります。とはいっても、使っていて気になるほどではありません。



再起動(起動&シャットダウン)にかかる時間

PassMark Rebooterを利用し、再起動にかかる時間を測定しました。
再起動を10回繰り返し、それぞれにかかった時間より再起動にかかる平均時間を割り出しています。

1回目 2:13
2回目 2:16
3回目 1:03
4回目 1:06
5回目 1:05
6回目 1:05
7回目 1:05
8回目 1:51
9回目 1:56
10回目 1:49

再起動の平均時間 ・・・ 1分32秒

再起動にかかる平均時間は1分32秒という結果。
HDDを搭載する他のノートPCと同程度の速度です。

なお、SSDを搭載したノートの再起動平均時間は30~40秒という結果なので、それに比べるとHDDはかなり遅いです。



バッテリ駆動時間

HP Pavilion 15-n200のバッテリ駆動時間を測定してみました。
測定に利用したソフトウェアはbbench、ソフトの設定はストロークが10秒毎、無線LANを利用したインターネット(ブラウザ)へのアクセスが10秒毎。

画面の輝度は最大の半分程度に設定しています。


バッテリの電力残量が100%から8%になるまでの時間は21157時間。
約5.9(5.87694444..)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

公称のバッテリ駆動時間は約5時間との事で、それよりは少し長いようです。もちろん、画面輝度の設定や作業内容によってバッテリ駆動時間の長さは変化します。

基本、電源に接続して利用される方も多い製品だと思いますので、バッテリは5~6時間持てば十分。屋内で移動して利用する場合にも、特に不便を感じることはないのではと思います。




HP Pavilion 15-n200の構成や性能面については以上となります。

次記事で、製品について簡単にまとめたいと思います。
宜しければ次記事もご覧ください。

次: HP Pavilion 15-n200(AMD)レビューまとめ 安価でも結構使える