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ドスパラが販売するゲーミングデスクトップPC、GALLERIA XG-Mのレビューです。

GALLERIA XG-Mは、ドスパラオリジナルのKTMケースを使用したミニタワー型のデスクトップPC。

非常にコンパクトなケースを採用しながらも、発熱の大きいハイエンドGPUの搭載も可能となったゲーム向けの製品で、グラフィックスには標準で GeForce GTX780(3GB)を搭載しています。

できるだけ場所を取らないゲーミングデスクトップPCが欲しいけれど、性能に妥協はしたくない・・というユーザーに向いたPCだと言えるでしょう。

今回は、そんな GALLERIA XG-Mのケースの外観や特徴、構成、性能面について詳しく触れたいと思います。


【GALLERIA XG-M レビュー記事目次】

・GALLERIA XG-M に採用のKTMケースをチェック
KTMケースとは?KTMケースの外観と特徴KTMケースの内部構造

・掲載モデルの構成特徴とベンチマークテストの結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力と温度780TiやTITAN搭載のモデルも提供

・GALLERIA XG-M 製品レビューまとめ
製品のまとめ


KTMケースとは?

まずはじめに、GALLERIA XG-M に採用されている KTMケースについて簡単に解説したいと思います。

このKTMケースは、2013年の12月に登場したMicroATX規格の新ケース。
昨年、Haswellの登場とともにKTケースというドスパラオリジナルのATXケースが登場しましたが、KTMケースはその小型版となるケースです。

KTケースに比べると高さは80mm以上、奥行きは100mm以上も小さく作られており、置き場所を選びません。机の下はもちろん、机の上にデスクトップPCを設置したいなどという方にも向いています。




KTケース(左)とKTMケース(右)


KTケースに比べてKTMケースはかなりコンパクトである事がわかります

なお、ケースが小さくなると内部の容量も小さくなるため、搭載できるパーツに制限が出てきます。

パーツを搭載するスペースの問題もありますが、ハイエンドなパーツは発熱が大きい為、エアフローなども考慮する必要があります。しかし、ケースの容量が小さいとエアフローの確保も難しいです。

ですが、今回のKTMケースは長さのあるハイエンドなGPUも搭載でき、かつ効率的なエアフローの確保が可能。

容量の大きな電源や、ストレージも3基まで搭載する事ができるようになるなど、筐体内のスペースを最大限に有効活用した設計となっており、省スペースとハイパフォーマンスという相反する要素を両立しています。



KTMケースの外観と特徴をチェック

KTMケースの外観をチェックします。
まずは、ケースのフロントパネル全体の様子です。

最上段の5インチベイには、DVDスーパーマルチドライブが搭載されています。ドライブの種類は購入時にカスタマイズ可能です。

パネルの中央付近にはUSB3.0×2、SDカードリーダー、マイク入力やヘッドフォン出力などのオーディオ端子に、リセットボタン、電源ボタンを搭載。

下部は吸気口で、メッシュ状のパネルで覆われています。




フロント両サイドの滑らかなラインは、日本刀をモチーフとしているのだそうです。KTケースのデザインと全く同じです。





ケース右サイドパネル


ケース左サイドパネル

ケースの右サイドパネルには通気口はなし。一方で左サイドパネルには2か所に通気口が設けられています。ちょうど、プロセッサとグラフィックカードが配置されている位置です。




底面4隅に設けられたインシュレータ(足)。
大型のケースに使われているものと同等のインシュレータが使われているのだそうです。

PCの安定性を保つと共に、マシン駆動時の振動が設置面に伝わるのを防ぎます。今回の製品は机の上に設置する場合もあるでしょうから、性能の高いインシュレータの採用は効果的だと思います。




ケース天面の様子。
GALLERIA XG-Mは電源が上の配置になっているのですが、筺体サイズが小さい事もあって天井にスペースがあまりない為、天面には通気口はありません。




さらに、ケース背面側の様子について。

上部に電源コネクターやスイッチ、中央左側にPS/2キーボードやマウスの端子、USB3.0×2、USB2.0×4、LAN、オーディオ端子を3基(マイク入力、ライン入力、ライン出力)を搭載。

中央やや下付近の拡張スロットには、グラフィックカード上のDVI端子が2基、DisplayPort、HDMIといったモニタ出力端子があります。



インターフェースの内容や配置は、前面中央付近にUSBやカードリーダー、オーディオ端子などがあるため、机の上に置いても下に置いても使いやすいと思います。

また、ケースはコンパクトである事に加えてデザインがシンプルであるため、インテリアが気になるような方にも向いています。

ゲーム向けのデスクトップPCのケースは、ごつごつとした厳ついデザインを持つものも多いですが、この製品はそういった煩さがない為、見た目にも気にならず設置する上でも収まりが良いです。



KTMケースの内部構造をチェック

GALLERIA XG-Mのケースの内部をチェックします。


サイドパネルは、背面にある2つのネジを外せば開きます


取り外したケース右側のサイドパネル



ケース内部全体の様子。
左上から時計回りに、電源ユニット、5インチの拡張ベイ、3.5インチシャドウベイ、グラフィックカード、プロセッサやメモリスロット・・という内容です。




ケース内部の特徴としては、右側のHDDベイの下部にスペースが設けられているという部分があげられます。

通常この部分は拡張ベイで塞がれている事が多いですが、今回のような奥行きの短いケースの場合、サイズの大きいグラフィックカードを搭載すると拡張ベイと干渉してしまいます。

ですが、KTMケースは上画像のようにグラフィックカードの右側にスペースを設けており、長さのあるグラフィックカードでも搭載する事ができるようになっています。

スペースを設けることで、フロント側から吸気した空気が直接グラフィックカードを冷却し、背面側へ抜けていくようなエアフローとなっているため、冷却効率も良いです。





フロント側上部の拡張ベイ HDDベイは3基設けられています

今回の製品には、通常よりも高性能なCPUクーラーが標準で搭載。
大型ヒートシンクと大口径ファンを組み合わせたクーラーで、冷却性能と静音性に優れています。

通常、「静音パックまんぞくコース」という名称でオプションとして提供されているものです。




GeForce GTX780が搭載されているため、電源は標準で700Wと大容量。
確認したところ、AcBel製の iPower 85シリーズ(80PLUS BRONZE)が搭載されていました。+12Vは3系統で最大出力は680W。

他、2014年1月17日時点ではSilverstone ST-ST75F-P(750W)やオウルテック AU-700(700W)、Seasonic SS-750KM3(750W)、最も高価なものでSeasonic SS-860XP2 (860W)という80PLUS PLATINUM対応の電源を選択する事が可能です。



GALLERIA XG-M のケース外観や筐体内部の構造については以上となります。

次記事では、構成や実際の性能面について詳しく触れたいと思います。
次:GALLERIA XG-M ベンチマーク結果 GeForce GTX 780搭載デスクトップPCの性能を検証