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日本HPが販売する個人向けノートPC、HP Pavilion 11-h000 x2のレビューです。

HP Pavilion 11-h000 x2は、11.6型の液晶を搭載する分離型のハイブリッドPC。

ノートPCとしても、液晶をキーボードドックから分離してタブレットとしても利用する事ができるフレシキブルなマシンで、タブレットスタイル時は約790gと軽量である為、携帯時はタブレット、また入力作業を行う場合にはノートPCと場面に応じてスタイルを使い分ける事ができます。

5万円台後半と、このタイプの製品にしては安価であるため、サブノートとして利用できるモバイル製品をお探しの方に向いていると言えるでしょう。省電力性に優れたCeleron N2910を搭載しており、バッテリ駆動時間も非常に長いです。

今回は、そんな HP Pavilion 11-h000 x2の外観や使用感、実際の性能面について詳しく触れてみたいと思います。


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【HP Pavilion 11-h000 x2 レビュー記事目次】

・HP Pavilion 11-h000 x2の外観・インターフェースの内容・操作性など
外観・インターフェース液晶分離の様子キーボードの操作性重量液晶の見やすさ

・HP Pavilion 11-h000 x2 Celeron N2910搭載モデルの性能
構成とその特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・HP Pavilion 11-h000 x2のまとめ
製品のまとめ


外観・インターフェースの内容をチェック

まず、製品の外観やインターフェースの内容を詳しくチェックします。



「HP Imprint」テクノロジーによる、デザインの転写を施した天板を採用しています。
スパークリングブラックのボディ一面に細かな水玉柄が入ったシンプルデザインで、全体的に艶やかな印象です。

光沢の天板は、使っているうちに細かな傷が入ってしまうのではないかと思われる方もおられるかもしれませんが、HP Imprintの特性により傷がつきにくく、転写されたデザインも剥げ難くできているため、そのような心配はあまりないと思われます。

ただ、見た目には綺麗ではあるものの指紋はつきやすく、つくと結構目立ちます。





天板には、電源ボタンとボリュームコントロールボタン、また約200万画素の背面カメラが搭載されています。




マシンを正面から。
筺体のサイズは幅303mm、奥行き206mm、高さ25mmで、重量は約1.55kg。

これはノートPCスタイル時のサイズと重量で、タブレットのみの場合、厚みが12mmで重量は約790gと約半分の重さになります。

製品のサイズだけを見た場合約1.55kgの重さは決して軽いとは言えず、同サイズでもっと軽い製品もあるのではと考える所ですが、キーボードドックから分離する事で大幅に軽量化できる為、重さはデメリットとはならないでしょう。




ディスプレイには、タッチ操作に対応した11.6型ワイドHD(1366×768)のIPS光沢液晶を搭載。

液晶とベゼルの境に段差がないタイプのパネルで、見た目にスタイリッシュな印象です。
もっとも、液晶とベゼルの間に段差があると、画面をスワイプしてWindows 8のチャームを表示させるような場合に操作が行い難いので、タッチパネル搭載の製品にこのようなスタイルの液晶が採用されるのは必然かもしれません。

光沢の度合いは、周囲の風景がくっきり映り込んでしまうようなものではなく、やや光沢きつめのハーフグレアという感じ。とはいっても、明るい場所では光の反射や映り込みは結構気になります。




液晶の上部には約200万画素の前面カメラ、その隣にマイクを内蔵しています。

カメラは前面・背面ともに200万画素です。
前面(液晶側)はともかく、背面にはもう少し画素数の高いカメラが搭載されれば実用的だったかなと思います。




液晶とキーボードの接続部付近に、beats audioのロゴが入っています。
ノートPCスタイル時には見えないのですが、液晶下部の左右に1基ずつ、beats audio対応のスピーカーを搭載しています。

ノートPCのスピーカーなので音質はしれていますが、beats audioテクノロジーの効果で多少音に深さが出ており、内蔵スピーカーでもそこそこ聴ける感じの音質です。

なお、beats audioの効果はあるのか?と思われる方もいるかもしれませんが、オンオフ時の音を聴き比べてみると結構音が違うので、効果はあるのだと思います。





筺体側面のインターフェースをチェックします。
以下、ノートPCスタイル時に利用できる端子類の内容です。

筺体左側面にはUSB2.0、マイク入力&ヘッドフォン出力のコンボポート。




筐体右側面にはSDカードスロット、HDMI出力、USB3.0、電源コネクターを搭載しています。





前面


背面

前面と背面には端子類は何もなし。





ディスプレイは上写真程度まで後方に開きます。

大体30度くらいまででしょうか。あまり大きくは開きません。
もう少し液晶の可動域が広い方が便利だとは思いますが、液晶とキーボードドックの重量が同じ位なので、あまり開くと後ろに倒れやすくなってしまうのでしょう。




底面全体の様子。
特に何もありません。今回の製品は液晶側に主要なパーツが搭載されているため、内部にアクセス出来るようなパネルもなし。


底面4隅の足




付属の電源アダプターはとても小さく軽いです。
プラグの形状はミッキー型。




電源アダプターの出力は45W。



液晶とキーボードドックが分離する様子

冒頭でも述べましたが、HP Pavilion 11-h000 x2 は液晶とキーボードドックが分離します。
以下、その様子です。

液晶を脱着するには、液晶とキーボードドックの境にあるスライドバーを左にスライドさせ、液晶を引き抜きます。





液晶とキーボードドックを分離しました。


接続部の様子




液晶下部左右にはBeats Audio対応のスピーカーが搭載されています。
ノートPCスタイル時には、キーボードドックに隠れてスピーカーは見えません。




タブレットの下部・・キーボードドックとの接続部分に電源コネクターやオーディオポート、microSDカードスロットといったいくつかの端子類が並んでいます。

これらの端子は、ノートPCスタイル時にはキーボードドックに隠れて見えないため、キーボードドック側に搭載されているものを使用します。

液晶側とキーボードドックの両方にカードスロットが搭載されているのは便利です。



キーボードやタッチパッドの操作性

次に、キーボード周辺の様子や操作性などをチェックします。


キーボード面全体


キーボード左半分


キーボード右半分

キーボードの配列やキーの形状は、HPで販売されているその他のノートPCのそれと大差ないと思います。

アイソレーションタイプのキーボードで、カーソルキーの上下がかなり小さく作られている所が慣れるまではやや使い難いと感じますが、総合的な操作性は普通。ファンクションキーは、単独押しで音量や輝度の調整といた機能が動作するようになっています。

特別打ちやすいという事はありませんが、打ち難いという事もないキーボードです。




キートップの形状はほぼ平ら。




タッチパッドはクリックボタン一体型のパッドを採用しています。
クリック部分がやや硬いかなと思いますが、使い難いという程でもなく、操作性は普通です。



重量

HP Pavilion 11-h000 x2 の重量測定結果です。
まずは、ノートPCスタイル時(キーボードドック接続時)の重量から。

ノートPCスタイル時の重量は1588g。
11.6型サイズのノートPCにしては、やや重め。とはいえ、タッチパネルを搭載したノートはそうでないものよりも重量が重くなる傾向にあるため、こんなものでしょうか。



そして、タブレットスタイル時の重量。

タブレットスタイル時の重量は825g。
公称の約790gという数字よりもなぜか少し重くなってしまったのですが、この位軽ければ携帯もかなり楽だと思います。



ついでに、電源アダプターなどの重量も測定してみました。

電源アダプターと電源ケーブルをあわせた重量は283g。



そして、電源ケーブルをウォールマウントプラグに換えた場合の重量。。


ウォールマウントプラグ 製品に付属しています。

電源アダプターとウォールマウントプラグをあわせた重量は214g。

なお、出張や旅行などではノートPCにプラスして電源アダプター類も携帯される場合が多いと思いますが、HP Pavilion 11-h000 x2 は非常にバッテリ駆動時間が長い為、日常で電源アダプターなどを持ち歩く必要はまずないと思います。



液晶の見やすさ

HP Pavilion 11-h000 x2 に使用されている液晶の見やすさについて。
以下、液晶の視野角をチェックしています。


液晶を正面から


上側から


右側面から

今回のモデルにはIPS対応の液晶が搭載されています。
IPSというだけあって視野角は広めですが、タッチパネルが搭載されているせいか、IPSにしては斜めから画面を見た場合にやや白っぽく見えたり、色の変化も多少あります。

といっても、TN液晶などに比べると色鮮やかで明るい液晶です。



外観やインターフェースの内容については以上となります。
次記事では、HP Pavilion 11-h000 x2の性能面を詳しくチェックしてみたいと思います。

掲載製品に興味をお持ちの方、またCeleron N2910の性能がどの程度であるかという所に興味をお持ちの方は、是非次記事もご覧ください。
次:HP Pavilion 11-h000 x2の ベンチマーク結果 Celeron N2910搭載ハイブリッドノートの性能は?