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ThinkPad T460sの実機レビュー(当サイトの記事)
ThinkPad T470s 製品ページ (公式ページ/新モデル)

前記事(ThinkPad T440s レビュー 頑丈・薄型・軽量な14型のThinkPadを使ってみました)に続き、今回はThinkPad T440sで幾つかのベンチマークを実施しました。

掲載のT440sはCore i7-4600U、メモリ8GB、NVIDIA GeForce GT 730Mや256GB SSDを搭載する、現在T440sで提供されている中では最上位に当たる「ThinkPad T440s スペシャルパッケージ」をややカスタマイズしたモデル。

GeForce GT 730Mはミドルクラスのグラフィックスではありますが、それ程重くないものであればゲームのプレイもできる程度の性能を持ち合わせるなど、パフォーマンスを重視した構成です。

今回は上記構成のモデルを用い、各種ベンチマークテストを実施してみました。

【ThinkPad T440s レビュー記事目次】

・外観や操作性について
外観・インターフェースキーボードの操作性筐体内部の構造重量を測定液晶の見やすさ

・主な構成とその特徴・ベンチマーク結果など
主な構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・T440s ソフトウェア関連
標準搭載のソフトウェアリカバリ・メディアの作成工場出荷時の状態にリカバリ

・ThinkPad T440s まとめ
製品のまとめ


主な構成と特徴

まずは、掲載しているT440sの主な構成と特徴について解説します。
以下、CPU-ZとGPU-Zの実行結果です。

【CPU-Z】




【GPU-Z】

【ThinkPad T440s の主な構成】

OS Windows 8 Pro 64bit
プロセッサ Core i7-4600U(2.1GHz/TB時最大3.3GHz)
チップセット QM87 Express
グラフィックス NVIDIA Geforce GT 730M+HD グラフィックス4400(CPU内蔵)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-12800 DDR3L SDRAM/最大12GB)
ストレージ 256GB SSD(6.0Gb/s対応 SATA3接続/SAMSUNG製)
ディスプレイ 14.0型ワイドフルHD(1920×x1080)光沢なし、IPS、10点のマルチタッチ
無線機能 Wireless-N 7260 b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 6セル(3セル+3セル/駆動時間:公称値は不明、実測値は後に掲載)
サイズ 331×226×22.65(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.72kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年12月10日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記のとおり。
2013年12月10日現在、直販で販売されているモデルの中では「ThinkPad T440s スペシャルパッケージ」に当たる構成です。

256GB SSDやタッチ対応の液晶は、カスタマイズで提供のパーツとなります。

冒頭でも述べましたが、グラフィックスにNVIDIA Geforce GT 730Mを搭載しているため、グラフィック性能がビジネス向けのモデルにしては高めです。

Geforce GT 730Mはミドルクラスのグラフィックスですが、軽~中程度の負荷のゲームであればそこそこ快適にプレイできるくらいの性能は持っています。

この製品でゲームをしようとお考えの方はあまりいないと思いますが、例えば画像や動画の編集をされる場合や、できるだけ性能は高い方が良いという方は選択されると良いでしょう。

ただ、Geforce GT 730Mを選択すると、筐体の底面に搭載されているドッキングコネクターがなくなってしまうようです。ドッキングコネクターが欲しいという場合は、内蔵グラフィックスの構成をご選択ください。

あと、T440sではWindows 8が標準搭載のOSとなっていますが、Windows 7の選択も可能です。使用するソフトウェアの互換性などの関係でWindows 8では都合が悪いという方は、Windows 7を選択されると良いでしょう。



ストレージの内容を詳しく見てみます。


SSDの詳細

掲載のモデルには、SAMSUNG製の「MZ7TD256HAFV-000L9」という256GB SSDが搭載されていました。6Gbps対応の高速なSSDです。起動も処理もサクサクと高速で、パフォーマンスに不満はありません。

なお、ストレージにHDDを選択した場合には、キャッシュ用の24GB SSDを選択する事が可能です。



ベンチマーク結果

ベンチマークテストの結果を掲載します。

なお、今回のモデルはOptimusテクノロジーに対応しているため、マシンにかかる負荷によって外部グラフィックスが自動でオンオフされるようになっています。

しかしその設定では正確なスコアを測定する事が難しいため、NVIDIAコントロールパネル内の3D設定の管理にて、外部グラフィックスが優先(常にオン)されるように設定した上で、ベンチマークテストを実施しています。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.2
メモリ 7.6
グラフィックス 5.9
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリ ハードディスク 8.1


【CrystalDiskMark】

Seq 501.6253.0
512K 429.6251.5
4K 24.9089.63
4K QD32 309.6224.0

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark】

Ice Storm・・・ 34503
Ice Storm Extreme・・・ 4929
Ice Storm Unlimited・・・ 922


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 3475~3490
1920×1080 ・・・ 1945~1948


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 3671
1920×1080 ・・・ 1766

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

左:1360×768 / 右:1920×1080

【1360×768】
SCORE ・・・ 2696
RANK ・・・ C

【1920×1080】
SCORE ・・・ 1717
RANK ・・・ C


【FINAL FANTASY XIV】

左:LOW / 右:HIGH

LOW ・・・ 2278
HIGH ・・・ 1188


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

ワールド編 左:1360×768 / 右:1920×1080

キャラクター編 左:1360×768 / 右:1920×1080

【ワールド編】
1360×768 ・・・ SCORE:5334 / 評価:とても快適
1920×1080 ・・・ SCORE:3171 / 評価:やや快適

【キャラクター編】
1360×768 ・・・ SCORE:3155 / 評価:やや快適
1920×1080 ・・・ SCORE:1814 / 評価:設定変更を推奨


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 37.73fps
CPU ・・・ 2.65pts


負荷の高いゲームのプレイは難しいですが、設定を軽くすれば多くのゲームがプレイできるくらいの性能を持ち合わせています。

ビジネス用途にはもちろん、日常的な用途において性能面でストレスを感じるような事はないでしょう。

なお、今回使用したマシンはCore i7を搭載した上位のモデルとなりますが、下はCore i5から選択する事が可能。予算に余裕がないという場合や、今回のモデルほど性能を必要としない場合は、Core i5や内蔵グラフィックスの構成をご選択ください。



消費電力・温度

T440sの消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 37W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

消費電力は総じて低め。
外部グラフィックスを搭載していますが、ベンチマーク実行時の消費電力も低いです。(内蔵GPU利用のUltrabookと比べた場合、僅かではありますが数値は高いです)




次に、使用時の温度について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)の筐体内パーツの温度です。


高負荷な状態が続いても、それ程温度は上昇しませんでした。




さらに高負荷時(BIOHAZARD 6を20分以上実行)のキーボード表面の温度を、赤外線測定器を利用して測定してみました。

最も温度が高いと思われる、排気口付近でも43~44度前後。
負荷をかけてもキーボードやパームレスト表面が熱く感じられる事はありませんでした。

夏の暑い時期でも快適に使用できると思われます。



バッテリ駆動時間

T440sのバッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に使用したのはbbenchというソフトウェアで、設定はストロークが10秒毎、ワイヤレスLANを利用したネットへのアクセスが60秒毎。画面の輝度は最大の半分程度まで下げ、Optimusは自動切り替えが行われる設定にしています。

なお、今回のモデルには内蔵のフロントバッテリと、取り外しが可能なリアバッテリが搭載されているため、フロントバッテリとリアバッテリ(3セル+3セル)装着時のバッテリ駆動時間と、フロントバッテリ(3セル)のみのバッテリ駆動時間を測定しています。

【フロントバッテリ&リアバッテリ(3セル+3セル)】

【フロントバッテリ(3セル)のみ】

バッテリの電力残量が100%から5%になるまでの時間は・・

フロントバッテリ&リアバッテリ(3セル+3セル)・・・ 6.23時間(6.2613888…)
フロントバッテリ(3セル)のみ・・・ 3.2時間(3.171111…)

上記のような結果となりました。

リアバッテリを装着した場合は6時間弱、フロントバッテリのみだと3時間弱という結果です。バッテリの持ちは構成によって多少変わってくると思いますが、大体上記程度の持ちだと思います。

6時間弱のバッテリの持ちは決して短くはないですが、最近のUltrabookにしてはちょっと心許ない感じです。
ですが、T440sはオプションで6セルのバッテリが選択できるようになっており、6セルのバッテリを選択した場合にはより長い駆動時間が期待できると思われます。

また、製品のカスタマイズで3セルバッテリを選択し、別途6セルのバッテリを購入しておけば、場面に応じて3セルと6セルバッテリを使い分けることができます。

軽さを重視する場合は3セル、外出先で長く利用するといった場合には6セルバッテリを装着したり、予備として余分にバッテリを持ち歩くなど、様々な使い方が可能です。

T440sはバッテリのホットスワップ(電源オンのままバッテリの付け替えが可能)に対応しているため、外出時のバッテリ交換もスムーズに行えるでしょう。



ThinkPad T440sの構成や性能面については以上となります。

今回は上位構成モデルの掲載でしたが、下位モデルでもプロセッサはCore i5~となっており性能は良いと思います。いずれの場合でも、ストレージの容量を重視するのでなければSSDの搭載がおすすめです。

なお、SSDは購入時のカスタマイズで選択する事ができますが、正直いって直販でのSSD追加は高価です。
出来るのであれば、市販のSSDを購入して自分で換装するとコストを抑える事ができます。私自身は間違いなくそうすると思われますが、製品保証が使えなくなる可能性があるため、実行される方は自己責任でお願いいたします。

記事はもう少し続きます。宜しければ次記事もご覧ください。
→ ThinkPad T440s リカバリ・メディアを作成する

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