前記事(HP 1000-1400 レビュー 3万円台後半のリーズナブルな14型ノート)に続き、今回はHP 1000-1400の性能面について。

掲載のモデルはOSにWindows 8、 Core i5-3230M、4GBメモリ、320GB HDDを搭載するHP 1000-1402TUスタンダードモデル。HP 1000-1400で提供されている中では、最もハイスペックな構成のモデルとなります。

今回は、そんなHP 1000-1400の構成や特徴、性能面などについて詳しく触れてみたいと思います。

当ページに掲載の製品は販売終了しています。
現在HPでは、以下のインテルCPU搭載15.6型ノートを販売中です。

HP 15-ay000 製品ページ

【HP 1000-1400 レビュー記事目次】

・HP 1000-1400の外観・インターフェース・操作性
外観・インターフェースキーボードの様子・操作性筺体内部の構造液晶の見やすさ

・HP 1000-1400の構成と特徴・ベンチマーク結果など
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・HP 1000-1400のまとめ
製品のまとめ


主な構成と特徴について

まず、構成内容とその特徴について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果です。






【HP 1000-1402TU スタンダードモデル】

OS Windows 8 (64bit)
プロセッサ Core i5-3230M(2.60GHz/TB時最大3.20GHz)
チップセット HM75 Express
グラフィックス HDグラフィックス4000
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 SO-DIMM/最大8GB/2スロット)
ストレージ 320GB HDD(5400rpm / Western Digital製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 14.0型ワイドHD(1366×768)、光沢あり
無線機能 IEEE802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 6セル(駆動時間:約6時間30分/公称値)
サイズ 343×230×30~35(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.2kg
カラー ブラックリコリス

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2013年12月07日時点のものです。

冒頭でも述べましたが、今回掲載のモデルはHP 1000-1400では最上位のモデルとなる「HP 1000-1402TU スタンダードモデル」。最上位といっても、他モデルとの違いはプロセッサと内蔵のグラフィックスのみで、その他の構成はほぼ同じです。

メモリは最小で4GB、そしてストレージは320GB HDDが搭載されるなどあまりパッとしない構成ではありますが、ある程度の負荷の作業をこなす程度のパフォーマンスは発揮できる内容で、普段使いのPCとして、また自宅でのビジネス作業にも向くノートPCだと言えるでしょう。

なお、このCore i5-3230Mを搭載するスタンダードモデルは、2013年12月7日現在では一時取扱い停止扱いとなっており、購入できるのは Core i3-3110MかCeleron B830を搭載する下位モデルのみ。スタンダードモデルの販売再開時期は不明です。

価格は掲載の上位モデルが¥59,850(税込)~、Core i3-3110MやCeleron B830搭載モデルはそれぞれ¥52,500(税込)~、¥39,900(税込)~と全体的に安価です。



ストレージの内容を詳しく見てみます。


HDDの詳細

掲載のモデルには、Western Digital製の WD3200BPVT-60JJ5T0という320GB HDDが搭載されていました。9.5mm厚、回転数5400rpmのHDDで、それ程新しくはないモデルですので、速度も最近のHDDに比べるとやや遅め。

普通のHDD、という感じの使用感です。

なお、HP 1000-1400は、底面から内部のパーツに容易にアクセスできる構造となっているため、出来る方はSSDに換装などしてみると良いかもしれません。今回のCore i5-3230M搭載のモデルはもちろん、Core i3 やCeleron搭載のモデルであっても、ストレージがSSDであればそれなりの速度を期待できるのではないかと思います。

ただ、製品の改造後に発生したトラブルはサポート対象外となる恐れがありますので、ご注意ください。



ベンチマーク結果

以下、HP 1000-1400で行った各種のベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.2
メモリ 5.9
グラフィックス 4.5
ゲーム用グラフィックス 6.2
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 83.3781.01
512K 26.2737.10
4K 0.3070.750
4K QD32 0.7810.712

数値は左がRead、右がWrite


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 1539~1543


【BIOHAZARD 6】

1360×768

【1360×768】
SCORE ・・・ 868
RANK ・・・ D


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1360×768

1360×768 ・・・ 609

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

左:ワールド編(1360×768) / 右:キャラクター編(1360×768)

ワールド編 ・・・ SCORE:1796 / 評価:設定変更を推奨
キャラクター編 ・・・ SCORE:686 / 評価:動作困難


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720

1280×720 ・・・ スコア:2773 / 評価:やや重い


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 12.31fps
CPU ・・・ 2.97pts


内蔵グラフィックス利用の構成であるため、ゲーム系のベンチマークに関しては大抵のものが重い印象。といってもCPU性能はそこそこ高く、ゲームのような高負荷な用途でなければ快適に動作します。

ただ、途中にも書いたようにディスクの速度がそれ程早くはないため、OSやアプリケーションの起動などで待たされる事があり・・ おすすめという事ではありませんが、可能ならばSSDなどに換装する事で大幅にパフォーマンスが改善されると思われます。



消費電力・温度

掲載しているHP 1000-1400の消費電力を測定してみました。
ベンチマーク実行時の値は、BIOHAZARD 6ベンチマーク実行時に測定した数値です。

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 42W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

全体的に低い値です。
標準電圧版のプロセッサを搭載しているためか、低電圧版のプロセッサを搭載するUltrabookのようなノートPCと比べると、ベンチマーク実行時の消費電力は若干ですが高くなるようです。




次に、アイドル時と高負荷時のパーツの温度を測定してみました。
高負荷時の温度は、BIOHAZARD 6を20分以上実行した後に測定しています。


プロセッサの温度は最大でも70度半ば、高負荷な状態が続いても60度台を前後する程度。負荷がかかってもそれ程高温にはならないようです。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

排気口付近でも42度前後など、全体的に低い値です。
キーボード操作時、熱を感じる事は殆どありませんでした。



バッテリ駆動時間

HP 1000-1400のバッテリ駆動時間を測定してみました。
測定に使用したソフトウェアはbbenchで、設定はストロークが10秒毎、ワイヤレスLANによるウェブへのアクセスが60秒毎。

画面の輝度は最大時の半分程度に設定しています。


バッテリの電力残量が100%から9%になるまでの時間は20307秒。
約5.6(5.6408333..)時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

バッテリは程々の持ち、という感じでしょうか。このサイズのノートを持ち歩かれる方はそれ程多くはないでしょうから、特に問題はないと思います。

自宅などでPCを持って部屋を移動する際、バッテリで利用する・・なんて時に便利です。



HP 1000-1400のまとめ

最後に製品についてまとめたいと思います。

・自宅用ノートとして適当なサイズと性能
・メンテナンス性は良い
・安価
・筐体全体が光沢仕様なので、指紋はかなり目立つ

今回のモデル、構成的には低性能ではないですが高性能と呼ばれる部類の製品でもなく、悪く言うと中途半端。

ですが、自宅で日常的な作業や仕事を行いたい場合などに、適当な画面サイズと性能を持ち合わせおり、使い勝手は悪くないと思います。光学ドライブを搭載しており、DVDを観たりソフトをインストールする場合などに、別途外付けのドライブを用意する必要がない所も便利です。

底面から内部のパーツにアクセスできるなどメンテナンス性も良く、性能はそこそこであっても、購入後の自己カスタマイズで何とかなりそうなところも○。(個人的には、カスタマイズが容易かそうでないかは大きいです)

液晶は価格なりの質だと感じますが、キーボードなどは低価格な性能の割には使いやすかったです。


使っていて気になったところと言えば、筺体全体が光沢素材で覆われているために指紋が付きやすく、付くとかなり目立ちます。

自宅で使うPCなら、多少指紋で汚れていてもさほど気にする必要はないかもしれませんが、綺麗好きな方は気になるかもしれません。ただ、見た目は綺麗なブラックで中々良いと思います。

あと、性能はそこそこ良いとは言っても、高負荷な用途には向きません。

負荷のかかる作業を頻繁に行われるような方は、高性能を謳った製品を選択された方が良いでしょう。HP 1000-1400に近いサイズで高性能・比較的安価なモデルとしては、15.6型のdv6シリーズなどがおすすめです。

興味をお持ちの方は、製品ページをチェックしてみてください。

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