★本ページはプロモーションが含まれています★

マウスコンピューターが販売する、m-Book Wシリーズのレビューです。

m-Book Wシリーズは、標準でGeForce GTX760Mを搭載する17.3型のノートPC。

高性能なグラフィックスを搭載しながら、下は9万円を切る価格(2013年11月27日時点)から提供されるというコストパフォーマンスの高いモデルです。

画面に非光沢液晶が採用されている為に作業がしやすく、処理負荷の高いソフトウェアを使用される方やビジネス用途にはもちろん、ゲーム用途にも最適。

多くのゲーム向けの製品と違い、Core i3など下位のプロセッサも選択できるため、ゲームはするけれど価格は程々に抑えたいというユーザーにも向いています。

今回はそんなm-Book Wシリーズの内容について、詳しくレビューします。


【m-Book W シリーズ レビュー記事目次】

・m-Book W シリーズ 外観・内部構造など
外観・インターフェースキーボードの操作性VGAボタン筐体内部の構造液晶の見やすさ

・m-Book W シリーズ 主な構成と特徴・ベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・主なソフトウェア・リカバリ他
プリインストールソフトウェアリカバリ手順

・m-Book W まとめ
製品レビューのまとめ


外観・インターフェースの内容をチェック

まずは、m-Book Wの外観やインターフェースの内容を確認します。


天板の様子。
荒目のヘアライン加工を施したアルミを一面に使用しています。指で触るとややザラザラとした感触ですが、シンプルで落ち着いた印象を受けます。指紋はつきにくく目立ちません。

右寄りの位置にmouse computerのロゴ。




筺体側面に搭載されたインターフェースの内容と配置をチェックします。

左側面の様子。
左からセキュリティロックケーブル用のスロット、USB2.0、SPDIF出力、マイク入力、ヘッドフォン出力、光学ドライブを搭載。

光学ドライブは、今回のモデルにはブルーレイディスクドライブが搭載されています。DVDスーパーマルチドライブの選択も可能です。




右側面の様子。
マルチカードリーダー、USB3.0×2、USB3.0とeSATAのコンボ、HDMI、LANを搭載。




前面には左寄りの位置にインジケーターランプがあるのみ。




背面にはVGA、電源コネクター。
挿しっぱなしにする事が多い、これらのポートが背面にあるのはケーブルが邪魔にならなくて良いと思います。

左右側面に配置されたポートに関しても、各ポートが手前ではなく奥寄りの位置に配置されているため、操作時にケーブルが邪魔になり難いです。




筺体のサイズは幅413mm、奥行き277.5mm、高さ17.5~44mで、重量は約3.2kg。
モバイル向けの製品ではなく、外部グラフィックスなどを搭載しているため、筐体のサイズは大きめです。




ディスプレイには17.3型ワイドフルHD(1,920×1,080)の非光沢液晶を搭載。
光の反射や映り込みなどが光沢液晶に比べて少ない為、作業時やゲームのプレイ時に気が散ってしまうような事がありません。




液晶上のベゼルには200万画素のWebカメラを搭載。




液晶下にはmouse computerのロゴがプリントされています。





液晶は、最大で大体45度くらいの位置まで開きます。





外部グラフィックスを搭載する構成であるため、電源アダプターのサイズは大き目。プラグの形状はミッキー型です。




出力は120W。



キーボードやその周辺の様子・使い勝手について

キーボード周りの様子や操作性をチェックします。


キーボード面全体の様子


キーボード左半分


キーボード右半分

右側にテンキーを搭載するキーボードです。
公称のキーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmという数値。右側のCtrlキーだけ横長となっているのは、スペース的な理由からだと思います。

このサイズのノートにしてはややストロークは浅めです。しかし、実際の操作でそれを意識するような事はありませんでした。強くキーを打ってもキーボード面が撓むような事もなく、打ちやすいキーボードだと思います。

なお、カーソルキーやテンキー付近が詰まった配置であるため(独立した配置ではない)、そこが打ち難いと思われる方はおられるかもしれません。





キートップの形状は一見すると完全にフラットであるように思えるのですが、よく見るとほんの僅かにではありますが中央部分が窪んでいるようです。




タッチパッドはボタン分離型。
質感が良く指紋等の目立たないタッチパッドです。ボタンも柔らか目の押し心地。

使い勝手は良い方だと思いますが、パッドがかなり右寄りの位置に配置されているため、キーボード操作時に右手が干渉してしまう事があります。あとジェスチャー操作にはもう少しパッド面の面積が広ければと思いました。

ただ、このサイズのノートですからマウスを使われる方も多く、使い勝手の良し悪しはあまり問題とはならないでしょう。個人的にもマウスの利用がおすすめだと思います。





キーボードの上部にスピーカーが内蔵されており、その左右に各種のボタンが並びます。

具体的には、左端にミュートや機内モードオンオフなどのホットキー、電源ボタンが並び、右端にはインジケーターランプやVGAボタンが並びます。

VGAボタンについては、次の項で詳しく述べます。



VGAボタン

m-Book Wシリーズの構成はOptimusテクノロジーに対応しているため、マシンにかかる負荷の大きさによって、GeForce GTX760Mの動作が自動でオンオフされるような仕組みになっています。

高負荷時には高いパフォーマンスを得られるようGeForce GTX760Mをオンに、そうでない場合にはGeForce GTX760Mをオフにし、内蔵グラフィックスのみで稼働させる事で電力を節約する事ができます。

m-Book Wシリーズのキーボード右上に搭載された「VGAボタン」は、そのOptimusテクノロジーのオンオフを切り替えるためのもの。

Optimusをオフにする事で内蔵グラフィックスのみでの動作が可能となり、またOptimusをオンにする事で、負荷に応じて外部グラフィックスと内蔵グラフィックスが自動で切り替わるようになります。

デフォルトではOptimusはオンとなっていますが、少しでもバッテリーを持たせたい場合や電力を節約したい場合などに、このVGAボタンでOptimusをオフにすると良いでしょう。


左:Optimusオン / 右:Optimusオフ

なお、こういったグラフィックスの設定は、NVIDIAコントロールパネルの3D設定の管理からも行う事ができます。

しかしVGAボタンがあればワンタッチで設定を行う事が可能。NVIDIAコントロールパネルを開く手間がありません。(GeForce GTX760Mのみを常時稼働させる設定はVGAボタンでは行えません。NVIDIAコントロールパネルから行う必要があります)



筐体内部のパーツをチェック

底面からアクセスできる、筐体内部のパーツをチェックします。



底面内部全体

写真左上と手前にストレージ、中央にメモリやGPU、CPU、右上にファンという配置。
G-Tuneブランドとして販売されているノートPC、NEXTGEARシリーズの一部モデルの筐体内部と同じ構造です。





左上には1TBのHDD、手前には120GBのSSDが搭載されていました。
SSDは7mm厚。ベイのサイズ的に9.5mmのディスクも入るのではないかと思いますが、未確認です。



液晶の見やすさ

m-Book W シリーズの液晶の見やすさについて。
以下、視野角をチェックしています。


液晶を正面から


上から


右側面から

視野角はそれ程広くはないようです。斜めから見ると全体の色がやや白く変化します。
とはいえ、内容が見辛い程のものかというとそうでもなく、普通に見る分には明るく見やすいです。液晶に特にこだわりがあるというのでなければ全く問題ないでしょう。



m-Book W シリーズの外観面や筐体については以上となります。
キーボード、端子類、液晶など総合的に見て使いやすい製品です。構成の割に安価ですが、価格以上の満足感は得られると思います。

次記事では、掲載モデルの構成やベンチマーク結果等について掲載します。
→ m-Book W のベンチマーク結果 Core i7-4800MQやGTX760Mを搭載する上位モデルの性能は?