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HPが販売するハイブリッドPC、HP ENVY x2 11-g100のレビューです。

ENVY x2(HP ENVY x2 11-g000)については以前にもレビュー記事を掲載した事がありますが、今回は後に追加されたHP ENVY x2 11-g100という型番のモデルを掲載します。

といっても違いはストレージの容量が増えた事くらいで、内容には殆ど変わりがありません。
容量を必要とする方向けのモデルです。

今回の記事ではそんなENVY x2の基本的な情報を解説しつつ、同様のカテゴリの製品として12月上旬発売予定となっているハイブリッドPC、「HP Pavilion 11-h000 x2」についても簡単に触れたいと思います。


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タブレットとしても利用可能なハイブリッドPC

ENVY x2は、ブレットとキーボードの分離が可能なWindows 8搭載の11.6型ハイブリッドPC。

キーボードドックを装着した状態だと約1.41kgと重めですが、タブレット単体だと約710gと軽量であるなど、場面や用途によって両スタイルを使い分けたいというユーザーに適したモデルです。


天板の様子 シルバーカラーの天板の中央にはhpのロゴ


キーボードドック装着時 普通の11.6型ノートと同じです


タブレットとキーボードドックを分離

キーボードドック側にもバッテリが搭載されており、キーボードドック装着時は公称で約19時間のバッテリ駆動が可能、実測でも約17.9時間ものバッテリ駆動が可能(HP ENVY x2 11-g000)という結果です。

少し前に、Androidを搭載した「HP SlateBook10 x2」というハイブリッドPCをご紹介しましたが、そちらのWindows版だと考えても良いと思います(ただしデザインは異なります)。



主な構成とパフォーマンス

HP ENVY x2 11-g100の主な構成とパフォーマンスについて。
前に似た内容のモデルを掲載していますので、簡単に触れます。

以下、CPU-Zの実行結果です。






【HP ENVY x2 11-g102TU 大容量オフィスモデルの主な構成】

OS  Windows 8 32bit
プロセッサ  Atom Z2760(1.80GHz)
グラフィックス  Intel GMA
メモリ  2GB(2GB×1/533MHz LPDDR2 SDRAM/オンボード)
ストレージ  128GB eMMC(FUJITSU MMC Memory Card)
ディスプレイ  タッチ機能付 11.6型ワイドHD(1366×768)、IPS、光沢あり
無線機能  IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ(タブレット/キーボードドック)
2セル(駆動時間:約10時間45分) / 2セル(合体時の駆動時間:約19時間)
サイズ(タブレット/タブレット&キーボードドック)
303×193×8.6 / 303×206×17~19(幅×奥行き×高さ/mm)
重量(タブレット/タブレット&キーボードドック)  約710g / 約1.41kg
オフィスソフト  Microsoft Office Home and Business 2013

※記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年11月25日時点のものです。

以前掲載のENVY x2 11-g000との違いは、ストレージが64GBから128GBに増えた部分、またオフィスソフトの付属などがあげられます。

64GBモデルと性能は殆ど変わらないですが、容量が増えた事でアプリなどをインストールする余裕があります。Windows 8はWindows 7などに比べるとシステムの占める容量が少ないですが、ストレージの容量が64GBだとソフトウェアをインストールしたり、写真を保存する余裕などはあまりなくなってしまうため、それが使い難いというユーザーに適したモデルだと言えるでしょう。

128GBの容量を持つモデルには今回のオフィスモデルの他、Windows 8 Proを搭載するプロモデルなどもラインアップされています。

【ENVY x2 のラインアップ】

・64GBのスタンダードモデル
・128GBの大容量プロモデル
・128GBのオフィスモデル

なお、2013年11月25日現在、64GBのENVY x2 11-g000(スタンダードモデル)は既に完売、また128GBのENVY x2 11-g100(プロモデルやオフィスモデル)は販売を継続してはいるものの、一時取扱い中止となっています。

販売再開日は未定ですが、販売が終了したわけではないようなので、購入を検討されている場合はしばらく待ってみてはと思います。




【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 3.5
メモリ 5.5
グラフィックス 3.3
ゲーム用グラフィックス 3.3
プライマリ ハードディスク 6.1

64GB容量のモデルと比べ、プライマリ ハードディスクの値が若干高いという結果です(64GBモデルは5.5)。

以下に掲載のCrystalDiskMarkのスコアは64GB容量のモデルと殆ど変らないですが、ストレージは残容量が多いほど転送速度が高速という傾向にありますので、速度の違いはあるかもしれません。


【CrystalDiskMark】

Seq 78.3637.09
512K 74.9927.43
4K 8.5242.062
4K QD32 10.412.191

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark】

Ice Storm・・・ 3429


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720

1280×720 ・・・ 128~131

性能は64GBのモデルと殆ど変りません。
ネットやメール、文書の閲覧や編集など、日常的な用途であれば快適にできるという位の性能です。

ただ、オフィスなどやや重めのソフトは起動に少し時間がかかります。



バッテリ駆動時間の測定結果

HP ENVY x2 11-g100のバッテリ駆動時間を測定してみました。

使用したソフトウェアはbbench、設定はストロークが10秒毎、無線LANを使用したネットへのアクセスが60秒毎、画面は最大輝度の3分の2程度にまで落としています。

以下、タブレット単体の状態でのバッテリ駆動時間と、キーボードドッグ装着時のバッテリ駆動時間です。

タブレット単体

タブレット&キーボードドッグ

タブレット単体・・・ 7.2(7.198888888888889)時間
タブレット&キーボードドッグ・・・ 14.6(14.59)時間

以前計測した64GBのHP ENVY x2 11-g000よりも、バッテリ駆動時間が短いです。
若干ですが、以前よりも画面の輝度を明るめにしたせいかもしれません。それでも十分に長い駆動時間です。



HP Pavilion 11-h000 x2もおすすめ

ENVY x2から話題が逸れますが、ENVY x2とよく似た構造のモデル「HP Pavilion 11-h000 x2」について、少し解説したいと思います。

このモデルは2013年12月上旬に発売予定となっている、Windows 8搭載の11.6型モデル。

タブレットとキーボードドックを分離する事が可能なハイブリッドPCで、タブレットのみだと約790g、キーボードドック装着時は約1.55kgとENVY x2よりも若干重いものの、似たような重量です。

デザインはENVY x2の方が高級感があるように思いますが、構成においてはBay Trail-Mと呼ばれるCeleron N2910をプロセッサに採用しており、性能は確実にこちらの方が良いと思われます。Windows 8が64bit版だという所も、ENVY x2とは違う点です。(ENVY x2は32bit)

今はメモリ2GB、64GB SSDの構成しか提供されていないようですが、価格は¥59,850(税込/2013年11月25日時点)~とそれ程高価ではないため、ENVY x2のデザイン等に拘っているのでなければ、HP Pavilion 11-h000 x2を検討されるのも良いかと思います。




HP ENVY x2 11-g100については以上となります。

デザインに拘ったハイブリッドPCが欲しいという方、また容量に余裕のあるWindows タブレットを使いたいという方にお勧めのモデルです。

このENVY x2 11-g100、2013年11月25日時点では一時取扱い中止となっているようなのですが、販売を停止したわけではないと思いますので、購入を検討されている方は定期的にチェックしてみてください。

最後の項でも述べたように、分離タイプのハイブリッドPCをお探しの方にはHP Pavilion 11-h000 x2もおすすめです。