前記事(YOGA TABLET 8 独自のホーム画面やスマートサイドバー他 基本機能が充実)に続き、今回はYOGA TABLET 8の性能面について。

YOGA TABLET 8の主な構成はAndroid 4.2、MediaTek MT8125、1GBメモリ、16GBのストレージという内容。最近のタブレットの中では、エントリークラスの構成となります。

今回は、そんなYOGA TABLET 8で実施したベンチマークテスト結果や、バッテリ駆動時間の測定結果等を掲載してみました。

掲載製品の購入はこちら: Lenovo YOGA TABLET 8

【Lenovo YOGA TABLET 8 レビュー記事目次】

・YOGA TABLET 8 外観・携帯性
箱開け3つのスタイル外観・インターフェース重量液晶

・YOGA TABLET 8 独自のアプリや機能について
初期インストールアプリスマート・サイド・バー自動でアップダウンが切り替わる音量ボタン独自のカメラ機能

・YOGA TABLET 8 主な構成とベンチマーク結果
主な構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・総評
製品のまとめ

YOGA TABLET総合目次 (10インチのYOGA TABLETや専用のオプションなどについても掲載)


主な構成と特徴

まず、構成とその特徴について解説します。

上にも記載した通り、YOGA TABLET 8はOSにAndroid 4.2、プロセッサにMediaTek MT8125(1.2GHz)、メモリ1GB、16GBのストレージという内容で構成されています。

MediaTek MT8125は、クアッドコアのCortex-A7とPowerVR series5XTを統合するタブレット向けのプロセッサ。

エントリー向けのプロセッサであるため、高性能を謳うプロセッサに比べると性能は劣りますが、日常的な作業向けとしては十分なパフォーマンスを持ち合わせています。

その他、無線機能は802.11b/g/n ワイヤレスLAN、Bluetooth 4.0を搭載し、センサーは加速度センサー、光センサー、電子コンパス、GPSを搭載。

YOGA TABLETには10.1型の液晶を搭載するモデルも存在しますが、そちらも液晶サイズとバッテリ容量以外の構成は YOGA TABLET 8と全く同じ。性能も全く同じだと考えてよいでしょう。




主な構成


プロセッサの詳細


ストレージの内訳

ストレージの容量は16GBと少な目ですが、Micro SDカードスロットを備えているため、容量的に心許ないと思われる方はSDカードで拡張されると良いでしょう。

とはいえ、動画や音楽ファイルなどを多く保存するのでなければ、16GBもあれば十分だと思います。



ベンチマーク結果

各ベンチマークテストの結果を掲載します。


【安兎兎ベンチマークv4.1】

CPU 整数性能 ・・・ 1848
CPU 浮動小数点演算性能 ・・・ 1288
RAM Operation・・・ 1124
RAM Speed・・・ 517
2D(800×1216) ・・・ 622
3D(800×1216) ・・ 2984
ストレージIO ・・・ 822
データベースIO ・・・ 625
トータルスコア ・・・ 13246


【PassMark PerformanceTest Mobile】

CPU・・・ 8428
ディスク・・・ 11295
メモリ・・・ 1529
2Dグラフィック・・・ 2167
3Dグラフィック・・・ 771


【3DMark】

Ice Storm・・・ 2987(1280×720)
Ice Storm Extreme・・・ 1512(1920×1080)
Ice Storm Unlimited・・・ 2558


グラフィック性能などは、高性能なプロセッサを搭載したタブレットなどと比べると低い方。
ベンチマーク実行時に流れる映像もかなり駒落ちしており、種類にもよりますがグラフィックを多用したゲームなどを快適に行うのは難しいと思います。

ただ普段の操作にもたつく感じは全くなく、日常的な作業(メールやネット、地図など)は問題なく行えるなど、使用感は快適です。



消費電力・温度

以下、YOGA TABLET 8の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 3W
動画再生時 ・・・ 3W

消費電力はいずれも3Wととても低い数値です。
これはデフォルトの電源設定での消費電力で、より省電力なモードに変更すれば、さらに消費電力は低くなるでしょう。

何となくといったレベルではなく、使っていて実感できるくらいバッテリの減りが遅いです。




次に動画再生時の本体表面の温度について。
動画を1時間以上連続再生させた後に、赤外線放射温度計を用いて測定しました。

季節柄、気温が低めなせいもありますが、全体的に温度は低いです。
動画再生時はスタンドモードで設置しており、本体の片面が塞がれない(テーブルに寝かせて利用したときのように)ので温度が上がりにくい、という理由もあると思います。



バッテリ駆動時間

最後に、YOGA TABLET 8のバッテリ駆動時間について。
動画を繰り返し再生させた状態で、バッテリ残量が100%の状態から電源が落ちるまで(3%)の時間を測定してみました。

その間Wi-Fiはオン、画面の明るさは最大の半分程度にまで下げています(半分程度まで下げてもかなり明るいです)。

YOGA TABLET 8のバッテリ駆動時間 ・・・ 12時間41分

12時間41分の駆動が可能という結果になりました。
公称の約16時間には届きませんでしたが、かなり長いです。

これは動画を再生し続けた状態での駆動時間ですが、普段の使用では他のタブレットに比べてバッテリの減りがかなり遅いと感じており、より輝度をさげて測定すれば16時間を超える駆動が可能なのではないかと思います。

放置した状態であってもバッテリ消費の早いタブレットもありますが、YOGA TABLETの場合、放置した状態でのバッテリの減りは驚くほど遅いため、いつのまにかバッテリの電力が空に近い状態になっていた・・などという事はあまりないでしょう。

なお、YOGA TABLET 8は2セルのバッテリを搭載していますが、10.1型のYOGA TABLET 10には3セルのバッテリが搭載されており、より長時間の駆動が可能となっているよう。公称では18時間ものバッテリ駆動が可能だとあります。

いずれも、バッテリの持ちは優秀だといって過言ではないです。



製品のまとめ

YOGA TABLET 8については以上となります。
製品について簡潔にまとめると・・

・スタンド内蔵で3つのモードでの利用が可能
・片手でも持ちやすい・軽い
・性能は快適
・バッテリ駆動時間が長い

・独自のホーム画面が少し使い難い(フォルダを作れないなど)
・カメラ撮影時は持ち方に工夫が必要

上記のような内容となります。
上から4つまでが長所、下2つが短所だと感じる項目ですが、いずれも私自身が感じる事柄であり、万人に当てはまるものではない事をご了承ください。

今回の製品、構成的には他のタブレットと比べて変わったところはみられない平凡な内容だと思いますが、スタンドを内蔵する事によって使い勝手を大幅に向上させています。

正直、タブレットを手で持って長時間使うのは手首が疲れます。かといって、テーブルに寝かせた状態だと閲覧し辛いです。

スタンド付きのケースを利用するという手もありますが、タッチ操作の際にグラグラとするものが多くあまり安定した使い心地は期待できません。また専用のドックなどが提供されている製品もありますが、外出時に余計なものを持って出るのは面倒。

しかしスタンドが一体となったYOGA TABLET 8では、どのような環境でも快適に使う事ができますし、片手で持つ場合でも一般的な形状のタブレットに比べて持ちやすいです。

バッテリ駆動時間の長さも、携帯する事の多いタブレットでは大きな魅力だと言えます。


一方でその特殊な形状により、内蔵カメラでの撮影がし難いという欠点もあります。

また独自のホーム画面は全てのインストールアプリがホームに並ぶような仕様となっており、インストールアプリが多くなるにしたがって煩雑になりやすいです。せめて、もう少し細かな整理が行えるようになるとより使いやすくなるのではと思います。


・・という具合に欠点だと思う部分がありはするものの、使いやすさはタブレットの中でも群を抜いています。

エントリー向けの製品であるため、ハイエンドなタブレットをお探しの方には向きませんが、一般的なタブレットの使い方であれば快適なパフォーマンスを発揮できるなど、性能はそこそこ良いです。

やや小型のタブレットをお探しの際に、選択肢に加えて損はない内容のタブレットだと言えます。