前記事(HP SlateBook10 x2 レビュー ノート・タブレットの両用が可能なAndroid搭載ハイブリッドPC)に続き、HP SlateBook10 x2 に標準で搭載されているソフトウェアや性能面について。

この製品はOSにAndroid 4.2、プロセッサにTegra4を搭載する分離型のAndroidタブレット。OSは最新ではありませんが、構成的には最新&高性能な部類に属する製品です。

上位モデルと下位モデルがラインアップされており、それぞれ16GB及び64GBのストレージが搭載されています。価格は2013年11月11日現在 ¥49,980(税込)~と¥59,850(税込)~と言った具合に、キーボード付きのタブレットとしてはかなりリーズナブル。

構成を見れば大体の予想はつきますが、性能はとても良いです。Androidが軽いという理由もありますが、性能面で不満を感じることは殆どないでしょう。

今回は、そんなHP SlateBook10 x2 に搭載されているアプリケーションの紹介や、性能面を中心に色々と検証してみました。

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【HP SlateBook10 x2 レビュー記事目次】

・HP SlateBook10 x2 外観・携帯性
デザイン・インターフェースキーボードの操作性分離可能な構造重量液晶の見やすさ

・HP SlateBook10 x2 搭載ソフトウェアや性能面について
搭載ソフトウェア主な構成ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・HP SlateBook10 x2 まとめ
HP SlateBook10 x2 総評


搭載ソフトウェア

性能とは関係がありませんが、まずは、HP SlateBook10 x2の一通りのプリインストールアプリケーションなどを確認しておきたいと思います。

以下、初期状態のホーム画面やアプリケーションの一覧です。(画像をクリックすると大きな画像が表示されます)


左:ホーム左画面 / 中央:ホーム画面 / 右:ホーム右画面


アプリエーション一覧



ウィジェット一覧

アプリケーションは基本的なものから、Google関係のアプリ、オフィスソフトのKINGSOFT Office for Android、そしてHP独自のアプリケーションが幾つか搭載されているようです。




サウンドにはDTS Sound+を搭載。
同じ頃に発表されたAndroidタブレット(HP Slate7)にBeats Audioテクノロジーが搭載されていましたが、HP SlateBook10 x2には搭載されていません。

音はタブレットとしては普通。




HP独自のアプリケーションとしては、HP ePrint、HP File Manager、HP Media Player、HP Cameraなどが搭載されています。


HP File Manager ファイル管理ツール


HP ePrint インターネットを利用した印刷機能


HP Media Player 音楽や動画、画像向けのツール

HP ePrintは対応のプリンターが必要となる為、誰でも利用できるものではないのですが、使える環境にあるのならカメラで撮影した便利な機能です。

HP File ManagerやHP Media Playerについては特に変わった機能はありません。
特にFile Managerは簡単な事しか行えないため、ES ファイルエクスプローラー 等といったフリーのファイル管理ツールを使った方が便利です。





HP Camera カメラ向けのアプリケーション

カメラ向けのアプリも特に変わった機能があるわけではありませんが、HDRや撮影モードの選択など、多少の調整はできるようです。





撮影モードの選択


表示サイズの変更


ホワイトバランスのモード選択


背面カメラで撮影した写真

背面でも200万画素のカメラなので、とりあえず撮れるといった感じです。



主な構成

次に、HP SlateBook10 x2 の主な構成を確認します。

冒頭の繰り返しとなりますが、OSはAndroid4.2、プロセッサにはNVIDIAR Tegra 4、メモリは2GB、ストレージは16GB及び64GB(eMMC)を搭載。液晶は10.1型ワイドで、解像度が1920×1200のIPS光沢タッチパネルを搭載し、無線機能はIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth3.0に対応しています。

価格は2013年11月11日現在、16GBモデルが¥49,980(税込)~で、64GBモデルが¥59,850(税込)~と、キーボードドックが標準で付属しているにもかかわらずかなり安価。

今回は64GBのストレージを搭載したスノーホワイトカラーのモデルを掲載していますが、この製品にはMicro SDカードスロットなどが搭載されているため、個人的には下位の16GBモデルでも十分だという印象です。

ただ、16GBモデルだとスモークシルバーカラーのみの選択となります。
あと、GPSを搭載しませんので、GPSを利用されたいという方にはこの製品は向かないと思います。






Android4.2を搭載


内部ストレージは64GB

ストレージは64GBですが、実際に利用できるのは55GB前後。
動画や画像、アプリケーションを大量に保存するのではない限り、Android搭載タブレットでこれだけの容量は必要ないのではと思います。

ただ、16GBモデルと64GBモデルでは価格差は1万円程度。
それ程価格に差があるわけではないので、予算に余裕があるのでなければ64GBモデルを選択するのもありです。

なお、16GBモデルはスモークシルバーのみの提供となりますのでスノーホワイトのカラーが欲しいという方は、64GBモデルを選択してください。64GBモデルではスモークシルバーとスノーホワイト、いずれのカラーも選択する事が可能です。



ベンチマーク結果

以下、HP SlateBook10 x2のベンチマーク結果です。


【安兎兎ベンチマークv4.1】

CPU 整数性能 ・・・ 3092
CPU 浮動小数点演算性能 ・・・ 3306
RAM Operation・・・ 1358
RAM Speed・・・ 1467
2D(1200×1848) ・・・ 1590
3D(1200×1848) ・・ 5457
ストレージIO ・・・ 1377
データベースIO ・・・ 655
トータルスコア ・・・ 26982


【Quadrant Standard】

TOTAL ・・・ 12228


【PassMark PerformanceTest Mobile】

CPU・・・ 15004
ディスク・・・ 2804
メモリ・・・ 3526
2Dグラフィック・・・ 4057
3Dグラフィック・・・ 2003


【3DMark】


Ice Storm・・・ 10440
Ice Storm Extreme・・・ 8065
Ice Storm Unlimited・・・ 9262

3DMarkにおける各テストの違いは、Ice Stormが1280×720、Ice Storm Extremeが1920×1080ドットでの実行。

そしてIce Storm Unlimitedは最も高負荷なテストで、OSの違いによる影響を受けることなくスコアを計測できるというもの。iOS搭載のタブレットなどと比較する場合などに、参考になります。


スコアは目安ですが、見る限りとてもパフォーマンスは高いです。
例えば同社のHP Slate7(ARM Cortex-A9搭載の7型Androidタブレット)では、Ice Stormは2990というスコアでしたし、Quadrant Standardはトータルスコア4424。

HP Slate7もパフォーマンスは決して悪くはないですが、HP SlateBook10 x2はそれと比べて圧勝という結果になっています。

あと、同じ分離型のタブレットとして、Windows OSを搭載するENVY x2というモデルが存在しますが、今回のHP SlateBook10 x2に搭載されているTegra4は、ENVY x2に搭載のAtom Z2760よりも性能は高いです。

ベースとなるOSが異なるので単純に比較はできませんが、今回のHP SlateBook10 x2の性能の高さが何となく想像できるかと思います。性能面で不満を感じるような事は多分ないでしょう。



消費電力・温度

HP SlateBook10 x2の消費電力について。
以下、アイドル時と動画再生時の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 4W
動画再生時 ・・・ 5W

いずれもとても低い消費電力です。
なお、充電中は18~19W程度の電力を消費していました。




連続して利用した場合のタブレット表面の温度を測定してみました。
以下、動画再生を1時間程度行った後のタブレット表面の温度です。

写真では右側、実際の利用時には左手側の温度が若干高くなるようですが、特に気にしなくてはならない程の温度ではありません。



バッテリ駆動時間

最後に、HP SlateBook10 x2のバッテリ駆動時間について。
タブレット単体でのバッテリ駆動時間と、キーボードドック接続時の駆動時間を測定してみました。

測定方法は、バッテリ満充電の状態から動画を繰り返し再生し、電源が落ちてしまうまでの時間を測定。その間Wi-Fiはオン、画面の明るさは中間程度に設定しています。

タブレット単体 ・・・ 6時間57分
キーボードドック接続時 ・・・ 12時間29分

上記のような結果となりました。
キーボードドック接続時は約12時間半とかなり長いですが、タブレットのみだと7時間に満たないくらい。

Androidタブレットだと考えると、駆動時間が長い方だとは言えないかもしれませんが、利用する上では十分な駆動時間だと思います。



まとめ

HP SlateBook10 x2については以上となります。

構成など最新に近い内容で、キーボードドックを付属しながら5~6万円以下という価格はとても安価だと思います。液晶の解像度が高いという点も○。

タブレットの文字入力には市販の外付けキーボードを利用するという手もありますが、製品に最適化されたキーボードは市販のものよりも使いやすいですし、ノートPCのように利用できるという点で、操作性に大きな差が出ます。

高性能なAndroidタブレットをお探しで、特に入力作業を多くされるような方には魅力の製品だと言えるでしょう。


なお、途中にも書いたようにHP SlateBook10 x2はGPSを搭載しませんので、GPSを利用されるような方には向かないと思います。

あと、同じような製品(ハイブリッドPCタブレット)でWindows OSを搭載したモデルが欲しいという方は、HP ENVY x2を併せてご覧になられる事をおすすめいたします。HP ENVY x2も2013年11月11日現在、¥49,980からと非常に安価です。

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