外観やインターフェースの詳細(HP ENVY Rove 20 の外観特徴やインターフェースの内容をチェック)に続き、今度はHP ENVY Rove 20の性能面について。

今回掲載しているモデルの構成は、Windows 8、Core i3-4010U、8GBメモリ、1TB ハイブリッドHDDという内容。

PCとしてはどちらかというとロースペックな構成に思えますが、メモリもHDD容量にも余裕があり、普通に使う分には特にストレスを感じるようなパフォーマンスではありません。

最近のプロセッサは、下位のCeleronやPentiumなどでも、日常的な用途ではそれなりに快適に使う事ができるような性能を持っていますので、負荷のかかる作業を行うというのでなければCore i3程度で十分だと思います。

というわけで以下、HP ENVY Rove 20のベンチマーク結果です。

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【HP ENVY Rove 20 レビュー記事目次】

・HP ENVY Rove 20の概要・用途など
タブレットへの変形液晶の見やすさこんな使い方ができる

・外観・インターフェースをチェック
外観の様子背面スタンドの動かし方インターフェースの内容付属品(一部)

・構成と特徴・ベンチマーク結果
主な構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・搭載アプリケーションやリカバリなど
アプリケーションをチェックリカバリ方法

まとめ リビングなどに一つあると便利


主な構成と特徴

実際の性能に触れる前に、掲載しているHP ENVY Rove 20の主な構成とその特徴について触れておきます。

以下、CPU-Zの実行結果です。

【HP ENVY Rove 20-k001TU スタンダードモデルの主な構成】

OS Windows 8 (64bit)
プロセッサ Core i3-4010(1.70GHz)
チップセット 不明
グラフィックス HDグラフィックス4400
メモリ 8GB(4GB×2/PC3L-12800 SO-DIMM/最大16GB/2ロット)
ストレージ 1TB ハイブリッドHDD(5400rpm / Seagate製/8GB フラッシュメモリ内蔵)
ディスプレイ 20型ワイドHD+(1600×900)IPS液晶、10点タッチ、光沢あり
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac(Draft)、Bluetooth v4.0
バッテリ 3セル(駆動時間:約4時間15分/公称値)
サイズ 506×194~322×314~36(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約5.6kg

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2013年10月17日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。
基本的にHP ENVY Rove 20はカスタマイズには対応しておらず、購入時に用意されているのは外付けDVDドライブやTVチューナーなどのオプション追加のみ。内部パーツの変更は不可となっています。

量販店専用のモデルも提供されていますが、そちらは上記構成にOfficeなどのオプションを付けただけで、構成内容自体は変わりません。

普段、ハイスペックなPCに触れている方にはパッとしない構成ではありますが、日常的な作業を行うには十分な内容です。

上にも書いた通り、最近のプロセッサはCeleronなどの下位モデルであってもそこそこのパフォーマンスを発揮する事ができるため、Core i3程度のプロセッサであれば普通に使っていてストレスを感じるような事はないと言えます。

メモリは8GBと十分ですし、HDDは8GBのフラッシュメモリをキャッシュとして利用できるハイブリッドタイプのものを搭載しています。容量にも余裕があるため、写真や動画の保存にも困る事はないでしょう。


あと、ワイヤレスLANがIEEE 802.11 a/b/g/n/acと様々な規格に対応している所が目につきます。

特に、IEEE 802.11acは現時点では最新の無線LAN規格で、まだ完全に標準化されたものではない(Draft)ものの、無線の繋がりやすさや速度などでは有利。

勿論、速度や繋がりやすさはその他の要因も関係しますが、今回の製品はワイヤレス環境に関しては快適なパフォーマンスを実現出来るのではないかと思われます。


その他、バッテリーを搭載している部分なども、タブレットスタイルで利用できるHP ENVY Rove 20ならではの特徴だと言えるでしょう。

搭載バッテリは3セルと容量の大きいものではないですが、今回のモデルは比較的省電力な構成であるため、長時間駆動とはいかなくとも実用的だと思われるくらいの駆動時間は確保しています。




搭載HDDの内容をより詳しく見てみます。
今回、Seagate製の1TB ハイブリッドHDDが搭載されていました。


HDDの詳細

Seagateの「ST1000LM014-1EJ164」という型番のモデルです。
キャッシュとして利用できる8GBのフラッシュメモリを内蔵したもので、そのキャッシュ効果でマシンの起動や処理の一部が通常のHDDよりも早くなるという仕組みを持ちます。

実際は、HDD単体よりもやや早いかなという程度ですので期待は禁物ですが、キャッシュがあるのとないのとでは、やはりある方がパフォーマンスは良いです。

普段SSDを搭載したPCをお使いの場合、速度面で不満が出るかもしれませんが、HDDを搭載したPCをお使いの方であれば特に不満を感じるような事はないでしょう。



ベンチマーク結果

以下、HP ENVY Rove 20のベンチマーク結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.4
メモリ 7.2
グラフィックス 5.5
ゲーム用グラフィックス 6.5
プライマリ ハードディスク 5.9

i3とはいっても何世代か前のi3とは異なり、性能は全般的に高いです。


【CrystalDiskMark】

Seq 109.9116.0
512K 40.0462.18
4K 0.5280.991
4K QD32 1.3640.960

数値は左がRead、右がWrite

ディスクには8GBのフラッシュメモリを内蔵したハイブリッドHDDを搭載していますが、キャッシュ効果はスコアには表れないようです。

実際の使用感としては、起動などが若干早いような気がしますが、SSDを載せた時のような速度は出ません。あくまでも、単なるHDDよりはマシ程度に考えておいた方が良いと思います。


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 1807
SM 2.0 Score ・・・ 623
SM 3.0 Score ・・・ 743
CPU Score ・・・ 1080


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P248
Graphics Score ・・・ 213 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 1105 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 269 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ 604~609
1600×900 ・・・ 468~470


【BIOHAZARD 6】

1360×768

【1360×768】
SCORE ・・・ 656
RANK ・・・ D


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ 134
1600×900 ・・・ 109

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 373
HIGH ・・・ 186


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

1360×768

1360×768 ・・・ SCORE:948動作困難


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720 ・・・ スコア:1364 / 評価:重い


見ての通り、PCゲームがプレイできるほどのグラフィック性能は持ち合わせていません。(それをわかった上でベンチマークを行ったのですが)

しかし、高負荷なゲームは行えないものの全体的な性能は決して低くはなく、簡単なゲームで遊んだり、メールやネット、映画鑑賞といった日常的な作業に置いては十分な性能を発揮できると思います。

ただ、動画編集他、負荷の高い作業を行いたいという場合にはこのモデルは適しません。



消費電力・温度

HP ENVY Rove 20 の消費電力について。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD)の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 12W
ベンチマーク実行時 ・・・ 63W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時は省電力なノートPC並の消費電力です。
対して、ベンチマーク実行時は構成の割に消費電力はやや高め。これは、大画面の液晶一体型であるという所が大きいと思います。(液晶の電力消費分もプラスされる)




続いて、アイドル時とベンチマーク実行時の筐体内パーツの温度について。
ベンチマーク実行時の温度は、BIOHAZARDを20分程度実行させた後に測定しています。


Speccyを使用

アイドル時もベンチマーク実行時も、CPU・HDD共に温度はかなり低いです。




ベンチマーク実行時(BIOHAZARDを20分実行)の液晶表面の温度も測定してみました。

最も高温な場所(液晶左上付近)でも32度前後と、温度は低いです。
触れても熱を感じず、タッチパネル操作なども快適に行う事ができるでしょう。



バッテリ駆動時間

最後に、バッテリ駆動時間の測定結果です。
バッテリ駆動時間の測定に使用したソフトウェアはSpeccy、設定はストロークが10秒毎、ワイヤレス接続によるネットへのアクセスが60秒毎。

画面の輝度は半分程度にまで抑えて測定しています。


バッテリの残量が100%から7%になるまでの時間は14280秒。
約4時間(3.9666666..)ものバッテリ駆動が可能だという結果になりました。約4時間15分という公称値と大きく変わらないようです。

一般的な小さいタブレットやモバイルノートPCと比較すると、4時間という駆動時間はやや短いと思えます。

しかしこの製品では、複数人で液晶を囲んでゲームをする場合などにバッテリ駆動で利用するのではないかと思われますので、4時間も持てば十分だと思います。

バッテリを持たない製品だと、複数人で画面を囲む場合にコードが邪魔ですし、ふとした時に電源コードが抜けて電源が落ちてしまったりする事なども考えられますが、HP ENVY Rove 20だとそのような事にはならず、ちょっと移動する場合にも便利です。




HP ENVY Rove 20の性能面に関しては以上となります。

もう少し記事は続きます。
製品に興味をお持ちの方は、次の記事にも目を通していただければと思います。
タッチで遊ぶ HP ENVY Rove 20 タッチパネル向けのアプリを多数搭載他 製品のまとめ

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