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前記事(Diginnos Tablet DG-Q10S レビュー 4コアCPU搭載の2万円切り10.1型タブレット)の続きです。
先にも述べた通り、Diginnos Tablet DG-Q10SはGooglePlayに対応しておらず、初期状態ではGooglePlayのアプリを利用する事ができません。

ですがいくつかのファイルの追加と設定により、GooglePlayの導入が可能です。
今回の記事ではDG-Q10SにGooglePlayを導入する実際の流れや、性能面などについて触れています。

なお、GooglePlayの導入はシステムファイルを触るため、トラブルが発生する可能性があります。

ネットでは DG-D07Sや DG-Q10SにGooglePlayを導入されている方が多くおられるようですが、全くトラブルがないかというとそうでもないよう。GooglePlayの導入によるトラブルは保証外となる可能性が大きいので、導入は自己責任で行っていただくようお願いいたします。(万が一トラブルなどが起きたとしても当サイトでは責任を負いません。予めご了承ください)


【Diginnos Tablet DG-Q10S レビュー記事目次】

・Diginnos Tablet DG-Q10S 外観・タブレットの基本情報など
外観付属品重量液晶の見やすさアプリケーション・基本情報

・Google Playを導入してみる
必要なファイルの準備設定の変更Vending.apk のパーミッション変更とインストール
Google PlayのapkをインストールGoogle Playを起動

・タブレットの性能・使い勝手など
構成と実際の性能消費電力・温度バッテリ駆動時間まとめ


必要なファイルの準備

まず、GooglePlayの導入に必要なファイルの準備を行います。

今回使用したのはGplay3.8.17.apkと、Vending.apkという2つのファイル。
GoogleServiceFramework.apkが必要だという声もあるようですが、現在のDG-Q10Sには既にGoogleServiceFramework.apkがインストールされているため必要ありません。

ちなみにこれらのファイルはネットなどで探して拾ってくる必要があります。
拾ってきたファイルの内容によってトラブルが起きる可能性は十分に考えられますので、注意が必要です。

なお、Gplay3.8.17.apkは配布場所やバージョンによってファイル名が異なりますので、記載のファイル名はあくまでも目安としてお探し下さい。バージョンによっては正常にインストールできない可能性もありますので、その場合は別のバージョンを試されると良いかもしれません。

あと、先でタブレットのシステム変更などが行われた場合には、必要なファイルが変わってくる可能性があります。記載の内容は、あくまでも現時点で私が利用しているDG-Q10S向けのものだとお考えください。


※私はこちらからダウンロードさせて頂きました。

その他海外のサイトとなりますが、こちらなどからも様々なバージョンのGoogle Playのapkをダウンロードできるようです。



設定の変更

ファイルを準備したら、次はルートオプションの設定変更を行います。
システムフォルダにアクセス出来るようにするための設定です。通常、システムフォルダはセキュリティの関係上リードオンリー(RO)になっていますが、そのフォルダ内のファイルを読み書き(RW)できるよう再マウントします。

なお、この設定が行えるのはデフォルトの状態でDG-Q10Sがroot化されているからで、そうでないタブレットではまずroot権限を取得する必要があります。

デフォルトでのroot化は、システムファイルを触りたい方には嬉しい仕様だと言えます。

設定を開き、セキュリティ > デバイス管理 > 提供元不明のアプリのインストールを許可する にチェックを入れます。




その後、ES ファイルエクスプローラーを起動し、ツール > Rootエクスプローラーをタップ。

さらに、表示されたRootエクスプローラーのメニュー内にあるR/Wマウントをタップ。




/systemのRWのラジオボタンをオンにします。
これでシステムファイルの書き込みが可能になりました。

設定終了後は元に戻して下さい。



余談となりますが、なぜ多くのメーカーがデバイスのroot権限を封印しているのか・・root取得は全てのファイルに対するアクセスを可能にする行為(管理者権限の取得)で、それによってシステムファイルの中身を自由に変更する事ができるようになります。

通常ではできない細かな設定を行える反面、例えばウイルスなどによって悪意のあるプログラムを動作させるなど攻撃を受ける可能性もないとはいえません。

攻撃を受けた際に重要なファイルへのアクセスや変更が可能になっていると、最悪デバイスが起動しなくなったりする事も考えられますし、管理者権限を奪われた場合様々なトラブルが発生するかもしれません。敢えてroot取得済みのデバイスを狙い攻撃を仕掛けてくる可能性も考えられます。

また、ユーザー自身のシステム改変によって動作がおかしくなってしまう可能性もあるでしょう。

そういったトラブルを防止するために、デフォルトでrootが取れないような仕様となっているデバイスが多いのです。

目的があるのなら、root取得でシステムファイルの改変等もありだと思いますが(セキュリティ対策はしっかりとした上で)、特に必要がない場合やあまり詳しくない方は、むやみにファイルの改変等は行わない方が無難だと言えるでしょう。



Vending.apk のパーミッション変更とインストール

システムフォルダへの書き込みを可能にしたら、次はVending.apkのコピーとパーミッション変更、インストールを行います。

/system/app内にVending.apkをコピー。(ローカル > 端末 > system > app内へコピー)
コピーしたVending.apkを長押しし、コンテキストメニューを表示させます。

そのメニュー内より「プロパティ」をタップ。




プロパティにて、Vending.apkの権限を変更します。
「変更」ボタンをタップ。




全てのチェックボックスにチェックが入っている所を、ユーザー(読み込み・書き込み・実行)、グループ(読み込み)、その他(読み込み)のみチェックが入るよう変更します。




元々「rwx rwx rwx」という表示であったものが、「rwx r– r–」という表示に変わってると思います。

これはユーザーに対してはすべての操作を可能にし、グループやその他は読み込みのみ可能にするという意味になります。




上の設定が終わったら、Vending.apkをタップしてそのままインストールを行います。

アプリをインストールし終えました。
この時点でAndroidマーケット(旧)が起動できるようになりますが、さらにGoogle Playをインストールします。

もし途中でエラーなどが起こる場合は、再起動してみて下さい。大抵の場合はそれでうまくいくのではと思います。



Google Playのapkをインストール

Vending.apkをインストールしたら、今度はGoogle Playのapkをインストールします。

今回使用したGoogle Playのapkファイルは「Gplay3.8.17.apk」ですが、海外などでは別バージョンのファイルなどを配布している所もありますので、必ずこのファイルでなければならないというわけではありません。

ただ、インストール時の挙動などはバージョンによって異なる可能性があります。インストールできない場合は別のバージョンを試してみると良いかもしれません。



Gplay3.8.17.apkのインストールは、ファイルをタップするだけ。
ファイルのコピーなどの必要はありません。

Gplay3.8.17.apkのインストールが完了しました。
ここで一旦再起動を行います。



Google Playを起動

タブレットを再起動後、まずは設定よりGoogleアカウントを登録し、Google Playを起動してみます。

正常にPlayストアが起動しました。
これでGoogle PlayのアプリをDG-Q10Sで利用する事ができます。


なお、Google Playの導入によってすべてのアプリがインストールできるというわけではなく、初期状態でDG-Q10Sにインストールできるアプリケーションはかなり限られています。

パーミッションファイルが足りないというのがアプリをインストールできない理由のようで、パーミッションファイルを追加すると動くようになるアプリも多いよう。

パーミッションファイルの入手についてはここでは触れませんが、対応していないアプリも追加したいという場合は、ファイルの追加を試みてみるのも良いかと思います。(当サイトでは未検証ですが、成功した方もおられるみたいなので興味をお持ちの方は調べてみてください。)

ただ、何度も書いていますが、システムファイルの追加や改変によってトラブルが起こる可能性もあります。トラブルが発生してもメーカーの保証は使えませんし、当サイトも一切責任を負いません。作業は自己責任でお願いいたします。

次記事(DG-Q10Sの実際のパフォーマンスや使い勝手)に続きます。