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前記事(HP Slate7のアプリ・機能について このタブレットで何ができるのか)に掲載した機能面の詳細に続き、今度はHP Slate7 の性能面について。

繰り返しとなりますが掲載のモデルはOSにAndroid4.1を搭載、プロセッサにデュアルコアのARM Cortex-A9(1.6GHz)、メモリ1GBにストレージ8GBという構成内容で、プロセッサは最新のモデルではないものの、ここ最近のタブレットやスマートフォンと同じように性能は高めです。

ストレージが8GBという部分やOSが4.1という所が気にかかるユーザーもおられるでしょうが、OSは個人的には4.1でも全く問題なく、容量はmicroSDカードで補う事によってそれ程ストレージの残容量を気にせず利用できると思います。どうしてもという方は、量販店の16GBモデルを選択されると良いでしょう。

というわけで以下、ベンチマークテストのスコア測定結果です。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
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【HP Slate7 レビュー記事目次】

・HP Slate7 外観・携帯性
デザイン・端子の内容付属品重さ・携帯性液晶チェック

・アプリケーション・機能について
OSはAndroid4.1 GooglePlayに対応Beats Audio搭載による音質は?HP ePrintとはGPS非搭載

・ベンチマークテストの結果と製品のまとめ
ベンチマーク結果消費電力温度バッテリ駆動時間まとめ


ベンチマークテストの結果

以下、HP Slate7で行った幾つかのベンチマークテストの結果です。


【安兎兎ベンチマークv3.3】

RAM ・・・ 1856
CPU 整数性能 ・・・ 2418
CPU 浮動小数点演算性能 ・・・ 1822
2D ・・・ 1235
3D ・・ 3648
データベースIO ・・・ 555
SDカード書込み ・・・ 95
SDカード読込み ・・・ 36
トータルスコア ・・・ 11665


【Quadrant Standard】

TOTAL ・・・ 4424


【PassMark PerformanceTest Mobile】


(クリックで拡大)

CPU・・・ 5790
ディスク・・・ 8564
メモリ・・・ 1408
2Dグラフィック・・・ 2802
3Dグラフィック・・・ 755


以下、他機種とのPassMark PerformanceTest Mobileのスコア比較。


(クリックで拡大)

3Dグラフィックスがやや低めとなるなど項目によって上下はあるにせよ、表示されている機種の中では総合的に見て上位にいる事がわかります。


【3DMark】

Ice Storm・・・ 2990
Ice Storm Extreme・・・ 2192

Android版の3DMarkは「Ice Storm」と「Ice Storm Extreme」というテストが用意されており、両者の違いは解像度。Ice Stormが1280×720、Ice Storm Extremeが1920×1080ドットとなります。

なお、HP Slate7の解像度は1024×600ドットですが、解像度の高いIce Storm Extremeであっても液晶のサイズにあわせて表示。上記の表の見方は、Graphics scoreがグラフィック性能、Physics scoreがCPU性能となります。

スコアだけを見ても何となく性能が掴みにくいですが、どのベンチでも大体他機種との比較では上位に表示されており、性能は比較的高めだという事がわかります。

実際の操作もとてもスムーズ。アプリの起動も素早く、使っていてストレスを感じるような事はまずないと思います。



消費電力

消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時、動画再生時、ベンチマーク(3DMark)実行時の消費電力の値です。

アイドル時 ・・・ 3W
動画再生時 ・・・ 4W
ベンチマーク実行時 ・・・ 7W

アイドル時と動画再生時では、殆ど消費電力が変わりませんでした。
当然ですが、PCなどに比べると非常に低い数値です。



温度

高負荷時のタブレット表面温度を測定してみました。
以下は、3DMarkを20分以上実行した後に測定したタブレット表面温度です。

背面から見て右上がやや温かくなりますが、持っていて気になるほどではありません。



バッテリ駆動時間

最後にバッテリ駆動時間について。
タブレットにコピーした動画をループ再生し、バッテリの残量が100%から0%になるまでの時間を測定しました。

Wifiはオンのまま、画面の輝度は最大輝度から3分の2程度まで下げて測定しています。


動画を再生

満充電の状態から、電力が空になるまでの時間は7時間38分。

輝度を最大にして動画を再生した場合や、Wifi経由で外部に保存した動画を再生する場合、もう少し時間は短くなると思いますが、公称の駆動時間(最大5時間)と比べるとかなり長いです。

ネットを閲覧したりする程度の使い方なら、6~7時間は持つのではないでしょうか。



まとめ

最後に簡単にまとめます。

【良い所】
・液晶が綺麗でパフォーマンスも高い
・デザインが中々良い
・Beats Audio搭載で音が良い
・ePrint搭載(対応のプリンターがあれば便利)
・Google Play対応
・以上のような特徴を持ちながらも非常に安価

【イマイチな所】
・GPU非搭載

GPUを搭載していないという部分は、タブレットの使用目的によっては致命的な欠点となる可能性もありますが、デザイン・性能・液晶・音・・・など、数多くの特徴を備えながらも¥13,860(税込/2013年8月30日時点)~という価格の実現は非常に優秀だと思います。

安価なタブレットは珍しくはありませんが、この価格でこれだけの内容を持つ製品はそう多くないのではないでしょうか。

なお、冒頭でも述べたように量販店で販売されているモデルは容量が16GBと多め。その分価格は高くなってしまいますが(2013年8月30日時点で20,000 円前後)、容量が8GBだと心許ないという方は量販店モデルを購入されると良いでしょう。

個人的には microSDカードを利用すれば8GBでも十分だと思います。