マウスコンピューターが販売する G-Tuneブランドの中で、最もハイスペックなノートPC「NEXTGEAR-NOTE i1100」の簡易レビューです。

NEXTGEAR-NOTE i1100は、17.3型のフルHD非光沢液晶を搭載するゲーミングノート。
標準でGeForce GTX780M(4GB)を2基搭載するSLI構成を採用したモデルで、G-tuneの中でも飛びぬけてハイスペックなラインアップとなります。

CPUは最大でCore i7-4930MX、ストレージはmSATA SSD RAID 0(256GB×2)&1TB HDDといった内容も可能となっており、最上位の「プラチナモデルカスタム」では、基本構成でなんと439,950円(2013年8月6日時点)という破格値が付けられています。

マウスコンピューターの販売するモデルですから、構成の割に安価ではあるのだと思いますが、それでも簡単に手が出せる製品ではないです。PCにこれ程のコストをかけるのは相当本格的なゲーマー位でしょう。(しかし、予想に反してポツポツと売れているらしい)

正直最近のゲーミングノートでは、そこそこの構成で負荷の高い最新のタイトルを快適にプレイできるくらいの性能を発揮できるため、一般的にはここまでの構成は必要ではないと思いますが、ノートでも突き詰めればこのくらいまではできるというユニークな製品だと言えます。

今回は、そんなNEXTGEAR-NOTE i1100の外観や性能面について簡単に触れてみたいと思います。


インターフェースの内容やキーボードの操作性をチェック

まず、筐体の外観からチェックしていきます。

筺体のサイズは幅419mm、奥行き293mm、高さ39.3~49.7mmで重量は約4.4kg。
17.3型とサイズが大き目な事もありますが、さすがに重いです。




液晶には17.3型フルHDの非光沢液晶を搭載。
15.6型のNEXTGEAR-NOTE i780のような、NTSC比云々を謳った液晶ではないようですが、明るく見やすい液晶だと思います。

非光沢で映り込みや反射が余りない所も良いです。

なお、G-Tuneでは以前に比べると確実に非光沢液晶を搭載したモデルが増加しており、ざっと見ても半分以上のシリーズで非光沢液晶を採用していますが、光沢液晶を採用したモデルがまだ数種類存在します。まだ光沢が残っているという事は需要があるのでしょうか。




天板のデザインは無地一色。
グレーっぽい色で、表面に模様などは一切入っていません。
(公式サイトのNEXTGEAR-NOTE i1100のページでは、G-Tuneのロゴが入ったモデルの写真が掲載されており、上写真の製品のデザインが実際の製品と同じであるかは不明。ただ、今回掲載のモデルが実際の製品とは異なるとは聞いていません。)

指紋が付きにくくついても目立ちにくいため、扱いやすいと思います。





筺体側面のインターフェースをチェックします。

左側面には、セキュリティスロット、LAN、SDカードスロット、ライン入力、S/PDIF(オプティカル)、マイク入力、ヘッドフォン出力を搭載。




右側面にはDVDスーパーマルチドライブ、eSATAとUSB2.0のコンボポート、電源オフ時の充電に対応したUSB3.0、普通のUSB3.0、そしてthunderbolt(サンダーボルト)と共有となるmini DisplayPortを搭載。

なお、サンダーボルトを採用したのは、マウスコンピューターではこのモデルが初めてのようです。




背面にはHDMI、USB3.0、電源コネクター、USB3.0を搭載。

USBポートが全部で5基と数が多いです。そのうち2基は背面にあり、外部デバイスを繋ぎっぱなしにするのに適しています。





次にキーボードをチェックします。


キーボード全体


キーボード左半分


キーボード右半分

キーボードは板チョコのような形状のキーを採用したもので、右側にテンキーを搭載。

配列やキーのサイズなど見た感じでは、i980に搭載されているキーボードと同じものではないかと思います。特徴としては、左にあるはずのFnキーが右にあり、WASDキーにはFPSゲーム等で使用する事の多い矢印マークをプリント。また、カラーのカスタマイズが可能なLEDバックライトを搭載しています。

Deleteキーが若干右よりの配置である所が、個人的に使い難いと感じるのですが、キー自体は普通に打ちやすいです。




キートップは完全にフラットな形状。
このタイプのキーは指が引っかかりにくく、打ちやすいです。




タッチパッドはボタン一体型。
表面に細かな模様がプリントされた、やや光沢感のあるタッチパッドです。

クリック感が柔らかくボタン一体型の割に使いやすいです。

ただ、指先が湿っていたりすると指すべりが悪くなって使い難くなるのではと思うような触り心地です。あと、指紋が目立ちやすい点も気になります。

とはいえ、マウスを利用される方が大半でしょうから特に問題はないと思います。




パームレスト右側には指紋センサーを搭載。




キーボード上部にはステレオスピーカーを搭載。




電源アダプター。
写真ではサイズがわかりにくいですが、330Wのアダプターです。さすがにGPUのSLI構成だと、そのくらいの電力は必要になるのでしょう。

マシン稼働時は熱くなりやすいので、置き場所に注意。



構成とベンチマーク結果

次に、掲載しているNEXTGEAR-NOTE i1100の主な構成と、簡単なベンチマーク結果を掲載します。

掲載モデルの主な構成はWindows 8 Pro、Core i7-4800MQ、16GBメモリ、GTX780M SLI(4GB×2)、500GB HDDという内容。

公式サイトではブロンズモデルとして売られている最小構成のモデルで、CPUのみi7-4700MQからi7-4800MQへとカスタマイズされています。

この最小に近い構成でも、2013年8月6日時点で269,850円という価格になっており、気軽には手が出せません。本格的にゲームをされる方向けのモデルである事がわかります。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 8.0
メモリ 8.0
グラフィックス 7.9
ゲーム用グラフィックス 7.9
プライマリ ハードディスク 5.9

上記のグラフィックススコアは、GTX780M単体の性能だと思います。


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1920×1080

1920×1080 ・・・ 47286

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

1920×1080

1920×1080 ・・・ SCORE:12392非常に快適

最小構成に近い構成のモデルでも、ハイエンドなゲーミングデスクトップPC並のスコアがでます。この構成ではHDDの性能は標準的ですが、その他の性能に関しては何も言う事はありません。



NEXTGEAR-NOTE i1100については以上となります。

この製品の一番の魅力は、何と言っても高性能GPUのSLI構成。ノートのSLIは他メーカーでもあるにせよそれ程多くはないため、ここに魅力を感じる方は少なくないと思います。

40万円超えの最上位構成モデルはともかく、最小~中間程度の構成にプラスアルファの内容で購入される方は比較的多いのではないでしょうか。

なお、掲載のモデルと実際に販売されているモデルとでは、外観や構成に若干の違いがある可能性があります。(展示機などでは稀にそういった製品が用いられている事があるため)

製品購入の際は公式サイトの製品ページにて、製品の内容を必ずご確認下さい。