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HP Pavilion Ultrabook 14-b100でいくつかのベンチマークテストを実施してみました。

掲載の製品は、Windows 8やCore i5-3337U、8GBメモリ、500GB HDDやキャッシュ用のmSATA SSDを搭載する「HP Pavilion Ultrabook 14-b105TU」という型番のモデル。(本製品では構成違いのモデルはなく、筺体のカラーによって3種のモデルが提供されています)

Ultrabookではそれ程珍しくはない、価格を抑えながらも性能を重視した構成です。

今回はこのモデルを使用し、各種のベンチマークテストや消費電力、CPU温度、バッテリ駆動時間の測定などを行ってみました。


当ページに掲載の製品は販売終了しています。
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HP製品のキャンペーン一覧

【HP Pavilion Ultrabook 14-b100 レビュー記事目次】

・HP Pavilion Ultrabook 14-b100 デザインや操作性など
外観の詳細キーボードの操作性重量液晶の質KINGSOFT Office2012

・HP Pavilion Ultrabook 14-b100 ベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・CPU温度バッテリ駆動時間

HP Pavilion Ultrabook 14-b100 リカバリ手順

・HP Pavilion Ultrabook 14-b100 まとめ
良い点・悪い点などまとめ


主な構成と特徴

まず、製品の構成と特徴などについて解説します。
以下、CPU-Zの実行結果です。

【HP Pavilion Ultrabook 14-b105TU パフォーマンスモデルの主な構成】

OS Windows 8 (64bit)
プロセッサ Core i5-3337U(1.80GHz/TB時最大2.70GHz)
チップセット HM77 Express
グラフィックス HDグラフィックス4000
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-12800 SO-DIMM/最大8GB/2ロット)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm / Hitachi製)+ 32GB SSD(mSATA/Samsung製)
ディスプレイ 14.0型ワイドHD(1366×768)光沢あり
無線機能 IEEE802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 4セル(駆動時間:約5時間/公称値)
サイズ 347×238×20.7(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.9kg
カラー スパークリングブラック

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2013年7月31日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記のとおり。
主な構成はWindows 8、Core i5-3337U、8GBメモリ、500GB HDD& 32GB mSATA SSDという内容です。

HDDにキャッシュ用のSSDを組み合わせる事でパフォーマンスを得ながらも価格を抑えた構成を採用しており、価格は店舗によっても差がありますが、下は6万円台位から販売されているようです。

純粋なSSDの構成ではないにせよ、8GBメモリの搭載など内容的を考えるとそこそこ安価だと思います。

なお、本製品は量販店向けのモデルであるためカスタマイズなどは用意されておらず、構成は固定。色違いでシルバーとレッドカラーのモデルが提供されています。



少し詳しく見てみます。
ストレージにはHitachi製の500GB HDD、及びキャッシュ用としてSamsung製の32GB SSDが搭載されていました。


HDDの詳細


mSATA SSDの詳細

特筆する事はありませんが、今回のHDD&SSDの構成ではデータのキャッシュをSSDで行うため、HDD単体でマシンを運用するよりもディスクは高速になります。

使い始めてからSSDキャッシュが効いてくるまでには少し時間がかかりますが、効果が出てくれば体感でも違いを感じる事ができるはずです。

ただし、速度が出るのはデータの読み込みのみで書き込みには影響しないため、SSDのような速度は出ません。ですが、SSDを搭載した製品よりも大幅にコストを抑える事ができるという点でメリットがあります。



ベンチマーク結果

以下、HP Pavilion Ultrabook 14-b105TUのベンチマーク結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.9
メモリ 7.4
グラフィックス 5.7
ゲーム用グラフィックス 6.4
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 209.273.89
512K 192.031.69
4K 18.820.811
4K QD32 203.50.826

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 5921
SM 2.0 Score ・・・ 1943
SM 3.0 Score ・・・ 2600
CPU Score ・・・ 3125


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P671
Graphics Score ・・・ 582 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 3079 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 659 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 2360~2370


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

1360×768

1360×768 ・・・ 1343

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768

【1360×768】
SCORE ・・・ 1263
RANK ・・・ C


【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 1220
HIGH ・・・ 634


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

1360×768

1360×768 ・・・ SCORE:2194普通


【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族】

1280×720 ・・・ スコア:3000 / 評価:普通


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 15.91fps
CPU ・・・ 2.47pts


簡単なゲームならある程度は動くという感じの性能です。
ネットや文書作成・編集・動画閲覧など普段行っているような作業であれば、快適に行う事ができるでしょう。

動画編集に関しては、Core i7を搭載するような高性能なモデルに比べるとエンコードなどに少し時間がかかるかもしれませんが、やろうと思えば普通にできます。

日常用のノートとしては申し分のない性能です。



消費電力・CPU温度

次に、消費電力について。
アイドル時と、ベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 9W
ベンチマーク実行時 ・・・ 36W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

超低電圧版のCPUを搭載し、内蔵グラフィックスを利用する構成であるため、消費電力は総じて低いです。




次に、高負荷時のCPU温度について。
以下、アイドル時と、ベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6を20分実行)の温度測定結果です。


負荷の高い状態が長時間続いた場合、CPU温度は最大で70度台まで上昇。一般的に見てそれ程高い温度ではないと思います。




高負荷時(BIOHAZARD 6を20分実行後)のキーボード表面の温度も測定してみました。

筺体が薄型だからなのか、若干表面温度は高めです。
特にキーボード中央から右側にかけては人の体温よりも高めという測定結果が出ており、キーボードを操作していると熱さを感じます。

環境によっては暑さを不快に感じる事もあるかもしれませんが、温度的には気にしなくてはならないようなものではありません。



バッテリ駆動時間

最後に、HP Pavilion Ultrabook 14-b105TUのバッテリ駆動時間の測定結果について。

測定にはbbenchを使用、設定はストロークが10秒毎、ネットへのアクセスが10秒毎。ネット接続は無線LANを使用し、測定時は画面の輝度を半分程度まで下げています。


バッテリ残量が、100%から9%に減少するまでの時間は16296秒。
約4.5(4.5266666…)時間ものバッテリ駆動が可能だという結果になりました。

公称値(約5時間)とほぼ同じ位の駆動時間です。

携帯用のモデルではないため、バッテリの持ちをそれ程気にされる方はいないと思いますが、バッテリで利用するような場合でも、そこそこ作業ができるくらいの時間の余裕はあるようです。



HP Pavilion Ultrabook 14-b105TUの性能面については以上となります。

目を見張るほどの性能の高さはないけれど、価格の割には高性能ではないかと思います。コストと性能のバランスを重視する方に向く製品だといえるでしょう。

途中にも書いた通り、店舗によって価格が大きく変わってきますので、購入時はその点にご注意ください。