HP ENVY 700-060jp レビューまとめ 様々な用途に使える高性能デスクトップ
HP ENVY 700-060jp のレビューまとめです。製品の使い勝手や特徴などをまとめてみました。
外観の様子や詳しい性能面などについては、以下のリンク先にある記事をご覧ください。
【HP ENVY 700-060jp レビュー記事目次】
・HP ENVY h8-1560jp 筺体外観・内部構造について
(筐体デザイン・インターフェース / 筐体内の構造 / 付属品)
・HP ENVY h8-1560jp ベンチマークテストの結果
(主な構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力 / パーツ温度)
以下、HP ENVY 700-060jpのまとめです。
長所・短所
【長所】
・使いやすい端子の配置
・メンテナンス性に優れた筐体内部の構造
・拡張性が旧モデルよりもアップ(HDDベイが2基から3基へ増加)
【短所・いまいちだと感じる点】
・電源が600Wから460Wの容量にダウン
まず、良い部分についてですが、頻繁に使うであろうUSB端子が、前面からアクセスしやすい位置に集中している部分が使いやすいと感じます。
一般的に、デスクトップPCは背面にUSB端子を多く配置している製品が多いです。
前面パネルの内部にはUSB2.0×と、カードリーダー
天面にはUSB3.0×2やマイク入力、ヘッドフォン出力
筺体を設置する場所は人それぞれだと思いますが、机の上にマシンを設置した場合、また机の下にマシンを設置した場合であっても、手の届きやすい部分にUSB端子があるというのは使い勝手が良いです。
些細な事ですが、同じように感じるユーザーは多いのではないかと思います。
次に、筐体のメンテナンス性について。
高性能なデスクトップPCを購入される方の中には、自分でパーツの換装や追加を行われる方も少なくないと思います。
今回の製品は、よくあるBTOメーカーのPCほどの拡張性はないものの、それなりに幅の広いカスタマイズが行えるようになっています。
筐体内部の構造
旧モデルと比較してHDDベイは2基から3基に増加
購入時にカスタマイズすると手間やトラブルの心配等がなくて良いですが、メーカーによるカスタマイズはコストがかかりますし、使用するパーツのメーカーや種類がある程度限定されてしまいます。
そこで出来る方は自分でカスタマイズ・・となるのだと思いますが、HP ENVY 700-060jpは殆どのパーツに簡単にアクセスできるような構造が採用されており、ややこしく手間のかかる分解などを殆ど行う必要があまりありません。取り外しが必要なものも、ドライバー等を必要としないものが多いです。
こういったメンテナンス性の良さは、将来的にも役に立つと思います。
一方で、短所だと感じる部分について。
今回のモデル、特に大きな欠点などはないと思うのですが、あえて挙げるとすると、搭載の電源容量が下がってしまったのが少し残念です。
電源容量は460W うち+12Vはトータルで360W
容量の大きい電源が良いという場合、最上位のHP ENVY Phoenix 800を選択すれば良いだけの話なのですが、HP ENVY Phoenix 800だと標準で水冷採用となってしまうため、今回のHP ENVY 700で電源容量の大きいモデルが欲しいという方もおられると思います。(水冷は必要ないというユーザーもいると思うので)
せめて、容量の大きい電源も選択できるようになっていると良かったかもしれません。
まとめ
今回のHP ENVY 700-060jp、非常に用途の幅の広い製品だと思います。
一般的な用途にはもちろん、テレビチューナーを選択すればテレビ視聴なども可能ですし、ゲームも構成によっては、ある程度負荷高めなものであっても動きます。
最上位のHP ENVY Phoenix 800等では選べない下位の構成も選択できるため、ある程度コストを抑える事も可能です。
ネットやメール、動画閲覧などの簡単な用途にしか使わないという方には、少々オーバースペックかもしれませんが、多目的に使いたいのなら、選択して間違いのない機種だといえるでしょう。
HP ENVY 700-060jpについては以上となります。
なお、提供される構成などは時期によって変化する可能性がありますので、製品購入を検討されている方は、必ず公式サイトの製品ページにて詳しい仕様や価格をご確認ください。
製品ページとあわせて、キャンペーン情報などもチェックされる事をおすすめいたします。
電源容量が旧モデルより減ってしまったのは残念ですね。460Wではハイエンドモデルとは言い難い気がします。
背面のUSBポートが6→4に減ってしまったのもイマイチ。チップセット的はむしろ3.0ポートを4つまで付けられるはずなのにな…。
h8シリーズは結構人気のあるモデルだったようだしそのまま残しておいて欲しかったです。
霜ヶ関様
前はh8とh9の棲み分けができていなかったので、電源容量を下げる事ではっきりと分類したかったのだと思います。
h9だと選択の余地なく水冷になってしまいますが、それが嫌だという方もいるでしょうから、
仰る通り、h8のハイエンド版も選択肢として残しておいてもらえれば良かったです。