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HP ENVY 700-060jpの性能面について、色々と検証してみました。

掲載のマシンは、プロセッサはCore i5 -4570、8GBメモリ、2TB HDD、GeForce GT 640という内容を持つモデル。基本構成に、いくつかのカスタマイズを付け加えた構成内容です。

今回は上記構成のマシンを用い、構成の特徴や性能面についての検証を行ってみました。構成選択の参考として、ご覧いただければと思います。


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【HP ENVY 700-060jp レビュー記事目次】

・HP ENVY h8-1560jp 筺体外観・内部構造について
筐体デザイン・インターフェース筐体内の構造付属品

・HP ENVY h8-1560jp ベンチマークテストの結果
主な構成と特徴ベンチマーク結果消費電力パーツ温度

・HP ENVY h8-1560jp レビューまとめ
長所・短所まとめ


主な構成と特徴

まず、掲載のHP ENVY 700-060jpの主な構成と特徴について触れます。
以下、CPU-Zの実行結果です。

以下は、GPU-Zの実行結果。

【HP ENVY 700-060jp の主な構成】

OS Windows 8 (64bit)
プロセッサ Core i5-4570(3.2GHz/TB時最大3.6GHz)
チップセット Z87 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 640(4GB)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-12800 DDR3 DIMM/最大32GB/4スロット)
ストレージ 2TB HDD(1TB×2/7200rpm / Seagate製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
無線機能 なし
拡張スロット PCI Express x16×1、PCI Express x1×3、PCI Express Mini Card ×1、Mini SATA×1
電源 460W
サイズ 175×415×412(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約9.0kg

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2012年7月18日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記のとおり。
Core i5-4570に8GBメモリ、2TB HDD、GeForce GT 640という内容です。

プロセッサは基本構成のままですが、メモリは4GBから8GBへ、ストレージは1TB HDDから2TB HDDへ、グラフィックスは Radeon HD 8760からGeForce GT 640へアップグレードしています。

最大ではCore i7-4770KやGeForce GTX 660も選択可能となっているなど、ゲーム用としても使えるくらい高性能な内容です。テレビチューナーなどの搭載もできますので、エンターテインメント用としても良いでしょう。


より詳しく見てみると、ストレージにはSeagate製の1TB HDDが2台搭載されていました。


C、D、E


F

7200rpmのST1000DM003-1CH162という型番のモデルです。

HDDとしてはそこそこ快適な速度を出す事ができるものですが、当然SSDのような速度ではありません。起動やウィンドウを開いたりなどの処理を行うと、若干間が空いてしまう感じです。

ストレスを感じるようなものではありませんが、速度を求める場合はSSDへとカスタマイズするか、もしくはキャッシュ用SSDを選択されると良いでしょう。

筺体内部はメンテナンスの行いやすい構造をしているため、後から追加されるのも良いと思います。ストレージベイが3基、mSATA用のスロットを含めると最大4基ものドライブを搭載可能です。



なお、ゲーム用途のデスクトップPCをお探しの方は、今回のHP ENVY 700-060jpではなく、最上位のHP ENVY Phoenix 800シリーズの方が適していると言えます。

旧モデルのh8シリーズでは、600Wの電源が採用されていたのですが、最上位モデルとの立ち位置を明確にするため、新モデルよりHP ENVY 700には460Wの電源を、そしてENVY Phoenix 800には600Wの電源が採用される事になりました。

電源容量との兼ね合いで、旧モデルではGeForce GTX 680の選択も可能であったものが、HP ENVY 700では最大でGTX 660までの提供となっており、ゲームのプレイは十分可能であるものの、本格的なゲーム用途のPCとして購入するのはどうかと思われる部分もあります。

日常的な作業の他、サブ要素としてゲームもできるという高性能デスクトップをお探しであるのならともかく、負荷の高いゲームを頻繁に行うような場合には、最上位のHP ENVY Phoenix 800を選択肢として考えた方が良いように思います。



ベンチマーク結果

以下、HP ENVY 700-060jpで行ったベンチマークテストの結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.8
メモリ 7.8
グラフィックス 6.9
ゲーム用グラフィックス 6.9
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 203.7202.4
512K 61.55101.2
4K 0.6951.506
4K QD32 2.0551.515

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 12193
SM 2.0 Score ・・・ 4695
SM 3.0 Score ・・・ 4611
CPU Score ・・・ 6705


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P2139
Graphics Score ・・・ 1981 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 5763 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 1593 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 4830~4855
1920×1080 ・・・ 2782~2790


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1920×1080

【1360×768】
SCORE ・・・ 3600
RANK ・・・ B

【1920×1080】
SCORE ・・・ 2246
RANK ・・・ C


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 5857
1920×1080 ・・・ 2667

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 2887
HIGH ・・・ 1540


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

左:1360×768 / 右:1920×1200

1360×768 ・・・ SCORE:6573 / 平均フレームレート:54.110
1920×1200 ・・・ SCORE:3696 / 平均フレームレート:29.562


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 42.85fps
CPU ・・・ 5.80pts


軽度~中程度の負荷のゲームであれば、高解像度モードであってもそれなりに快適に動きますが、負荷の高いゲームなどだと、設定を軽くしなければ若干動作が重い印象を受けます。

といっても十分高性能な内容で、使っていてストレスを感じるような事はまずないでしょう。SSDを搭載すれば体感速度が向上するため、起動等の速度が気になる方はSSDか、もしくはキャッシュ用のSSDの搭載がおすすめです。



消費電力

HP ENVY 700-060jpの消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(BIOHAZARD 6)の消費電力です。

アイドル時 ・・・ 34W
ベンチマーク実行時 ・・・ 71W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

外部グラフィックス(Geforce GT 640)を搭載しているため、当然内蔵グラフィックス利用の製品よりも消費電力は若干高めとなります。

なお、別のグラフィックスを選択した場合、数値はまた変わってきます。



パーツ温度

最後に、筐体内のパーツ温度について。
アイドル時と、高負荷時のパーツ温度を測定してみました。

高負荷時の温度は、BIOHAZARD 6を20分以上実行した後に測定しています。

高負荷時であっても、それ程パーツの温度は上昇しないようです。(特にCPU)
ただ、グラフィックスなど搭載するパーツの種類によっては、高温になるものもあるかもしれません。



HP ENVY 700-060jpの性能面については以上となります。

ENVY 700シリーズは、最上位のENVY Phoenix 800に比べると選択できるグラフィックスの種類に制限があったり、電源容量等も劣りますが、構成によってはゲームのプレイも可能な性能を発揮できるモデルです。

負荷の高いゲームを頻繁に行われるのであれば、ゲーム向けのENVY Phoenix 800をおすすめしますが、たまに遊ぶ程度であれば、今回のENVY 700でも十分間に合う内容を持ち合わせていると言えます。

下位のパーツを選択できる分、ENVY Phoenix 800よりも安価に購入できますので、コストを抑えたい方にも適したモデルです。