ThinkPad X1 Carbon Touch レビューまとめ 重量は増えたが使い勝手は上々
ThinkPad X1 Carbon Touchについて、使用してみた感想等を簡単にまとめてみたいと思います。
外観や操作性、性能面等の細かい部分については、過去にあげた製品記事をご参照ください。
【ThinkPad X1 Carbon Touch レビュー記事目次】
・ThinkPad X1 Carbon Touch 外観・操作性チェック
(外観・インターフェース / キーボード / 重量 / 液晶の視野角等)
・ThinkPad X1 Carbon Touch ベンチマーク結果
(構成と特徴 / ベンチマーク結果 / 消費電力・温度 / バッテリ駆動時間)
さすがにThinkPadだけあって、使い勝手が非常に良い製品だと思います。
以下では、具体的にどのような部分が良いのか、またイマイチだと思われる部分などについても触れてみました。
長所・短所
【長所だと思われる点】
・非光沢液晶を搭載
・ThinkPadならではの操作性・堅牢性
・性能が高い
【短所だと思われる点】
・やや重くなった
まず製品の長所としてあげた「非光沢液晶を搭載」という部分についてですが、ビジネス向けのモバイルノートとしては、非光沢液晶の採用は長所だと言えるのではないかと思います。
ThinkPad X1 Carbon Touchの液晶
特に最近の薄型ノートは、耐久性を高めるためにゴリラガラスを採用している事が多いですが、ゴリラガラスを使うとどうしても液晶が光沢仕上がりになってしまいます。
光沢パネルを搭載したノートでも使いやすい製品は存在しますが、映り込みや光の反射が起こるため、使う環境によっては画面が見辛くなる事もあるでしょう。好みもあると思いますが、個人的にはビジネス用途に使うPCの液晶は非光沢が良いです。
ただ、画面の発色などは光沢液晶の方が綺麗です。(もちろん液晶の質にもよる)
次に操作性について。
ありきたりではありますが、この製品はさすがThinkPadブランドなだけあってキーボードやタッチパッドなどの操作性がとても良いです。
撓みもなく指の引っ掛かりなどもなく、スムーズなキータッチが行えるのはこのブランドならでは。
私がThinkPadを使い続けているのも、ここが気に入っているからです。ほぼ一日中キーを打ち続けていますので、使い難いとそれだけ作業が滞りますし、手や腕が疲れます。
一般的に使い難いものが多いとされるボタン一体型のタッチパッドも、上手くチューニングされているのかストレスのない操作感で、加えてタッチ操作に対応しているため、場面に応じて操作方法を柔軟に変化させる事ができます。
今回の製品に限ったことではありませんが、入力作業が多い方には、ThinkPadは非常におすすめできる製品です。
そして性能面について。
掲載のモデルはCore i7-3667Uや8GBメモリ、240GB SSDを搭載しており、パフォーマンスは高いです。
内蔵グラフィックスの構成であるためゲームなどの用途に向かないものの、軽いゲームであればプレイできる位の性能は持ち合わせています。(ゲームができる出来ないは、この製品ではどうでもよい事ですが)
ディスクも高速なSSDを搭載しているため、マシンの起動やシャットダウン他、処理速度は非常に高速。外出先でもストレスを感じる事なく、スムーズな作業が行えるでしょう。
一方で短所だと感じる部分について。
ThinkPad X1 Carbon Touchはタッチパネルを搭載する分、タッチなしのX1 Carbonよりもやや重量が重めとなっており、そこが少し残念だと感じます。
実測で1506g。タッチなしのX1 Carbonは約1.36kg
13.3型というサイズを考えると特に重いというわけではないのですが、X1 Carbonが軽かっただけに、もう少し軽ければと期待をしてしまいます。
とはいえ、片手でも持てるくらい軽いです。同時に薄くもあるためカバンなどに収納しやすく、携帯性は優れている部類に入ると言えます。
まとめ
色々と書きましたが、操作性はもちろん良いですし、X1 Carbonに比べて若干重くはなったものの携帯性は悪くはありません。
またタッチ操作に対応する分、X1 CarbonよりもWindows 8の使い勝手は良いです。
ただ、Windows 8の操作に一旦慣れてしまえば、タッチ無しの製品がタッチ有りの製品に比べて大幅に使い勝手が劣るというわけでもないため、重量を重視される方は X1 Carbonを選択された方が良いかもしれません。(タッチ機能はあった方が良いとは思いますが)
価格はX1 Carbonの方が若干安価ではあります。