ThinkPad X1 Carbon Touchのベンチマーク結果です。

掲載のモデルはWindows 8 ProやCore i7-3667U、8GBメモリ等を搭載した、ThinkPad X1 Carbon Touchの中では上位にあたるモデル。

今回は、そのモデルを利用して一通りのベンチマークテストや消費電力、バッテリ駆動時間などの測定を行ってみました。

※ThinkPad X1 Carbon Touchと X1 Carbonは内容は殆ど変りませんが、以前に掲載した X1 Carbonと今回掲載の X1 Carbon TouchとではOSや構成が若干異なりますので、もう一度スコアの測定を行いました。

掲載製品の公式ページはこちら: ThinkPad X1 Carbon Touch

当ページに掲載の製品には後継モデルが出ています。
あわせてご覧ください。

第4世代 ThinkPad X1 Carbonの実機レビュー(2016)
ThinkPad X1 Carbon(2017) 製品ページ

【ThinkPad X1 Carbon Touch レビュー記事目次】

・ThinkPad X1 Carbon Touch 外観・操作性チェック
外観・インターフェースキーボード重量液晶の視野角等

・ThinkPad X1 Carbon Touch ベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・ThinkPad X1 Carbon Touch レビューまとめ
長所・短所まとめ


主な構成と特徴

まずは、ThinkPad X1 Carbon Touchの構成と特徴について。
以下、CPU-Zの実行結果です。

【ThinkPad X1 Carbon Touch(3444CUJ)の主な構成】

OS Windows 8 Pro 64bit
プロセッサ Core i7-3667U(2.0GHz/TB時最大3.2GHz)
チップセット QS77 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 8GB(8GB×1/PC3-10600 DDR3L/1スロット/最大8GB)
ストレージ 240GB SSD(7200rpm/Intel製)
ディスプレイ 14.0型ワイドHD+(1600×900)、光沢なし、10点タッチパネル
無線機能 Centrino Advanced-N 6205 a/b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 4セル(駆動時間:約7.8時間)
サイズ 331×226×10~20.8(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.54kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年7月12日時点のものです。

掲載のThinkPad X1 Carbon TouchはWindows 8 ProやCore i7-3667U、8GBメモリ、240GB SSDを搭載する上位のモデル。(実際に販売されている製品とは内容が異なる可能性があります)

ThinkPad X1 Carbonとの違いはタッチ機能の有無や筐体の厚み、重量のみで、構成はほぼ同じものが提供されているため、単純にタッチ機能が必要かそうでないかでどちらを購入するか決めると良いと思います。

なお、X1 Carbon Touchには下位モデルとしてCore i5-3427Uを搭載するモデルもラインアップされており、そちらの主な構成は4GB メモリや128GB SSDという内容になります。


より詳しく見てみると、今回のThinkPad X1 Carbon Touchのストレージには、インテル製のSSDが搭載されています。


SSDの詳細

SSDSCMMW240A3Lという型番のモデルで、市場に流通しているものではないようです。

速度は最近の高速なSSDとしては普通ですが、HDDなどに比べると非常に高速。使っていてストレスを全く感じる事のないレベルです。


なお、 今回のThinkPad X1 Carbon Touchは他のThinkPadシリーズのように、筺体内部へのアクセスが容易ではありません。

主要なパーツにアクセス・・となると、キーボードなどを取り外す事になりますが、メモリは1スロットでオンボードなのでユーザーによる取り替えはできず、SSDも特殊な物を利用しているため、取りかえる事は難しいです。

購入時は、その事も踏まえた上でどのような構成にするかを決めた方が良いと思います。



ベンチマークテストの結果

ThinkPad X1 Carbon Touchのベンチマーク結果を掲載します。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.2
メモリ 7.4
グラフィックス 5.3
ゲーム用グラフィックス 6.4
プライマリ ハードディスク 8.1


【CrystalDiskMark】

Seq 459.6240.0
512K 393.0243.6
4K 20.2241.83
4K QD32 234.4241.0

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 5279
SM 2.0 Score ・・・ 1712
SM 3.0 Score ・・・ 2213
CPU Score ・・・ 3706


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P636
Graphics Score ・・・ 551 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 3253 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 609 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ 2023~2036
1600×900 ・・・ 1578~1586


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1600×900

【1360×768】
SCORE ・・・ 1081
RANK ・・・ D

【1600×900】
SCORE ・・・ 878
RANK ・・・ D


【ファンタシースターオンライン2 ver. 2.0】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ 673
1600×900 ・・・ 379

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左:LOW / 右:HIGH

LOW ・・・ 1024
HIGH ・・・ 535


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

左が1360×768 右が1600×900

1360×768 ・・・ SCORE:2104 / 平均フレームレート:16.619
1600×900 ・・・ SCORE:1202 / 平均フレームレート:9.253


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 15.76fps
CPU ・・・ 2.90pts


全体的に性能は高く、ディスクも高速。
ビジネス用途には、まず困る事のない内容です。

ちなみに、以前掲載したX1 Carbonには、Windows 7やCore i7-3667U、4GBメモリ、256GB SSDが搭載されており、今回のモデルと大きく構成が大きく変わるわけではないのですが、今回のX1 Carbon Touchは8GBのメモリが載っている分、多少パフォーマンスは向上しているようです。(OSが異なるため、単純に比較はできませんが)



消費電力・CPU温度

次に、消費電力について。
アイドル時と、ベンチマーク実行時(ベンチマークプログラムはBIOHAZARD6)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 36W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時もベンチマーク実行時も、消費電力は低いです。




次に、アイドル時と高負荷時のCPU温度を測定してみました。
高負荷時の温度は、BIOHAZARD 6のベンチマークを20分以上実行させた後に測定しています。


最大では90度後半の温度になるなど、負荷をかけると温度上昇しやすいようです。薄型の筺体を採用している関係もあると思います。

日常で、ゲームをプレイするような高い負荷を長時間かける事はないでしょうから、それ程問題はないと思いますが、負荷をかける場合は、多少環境に気を配った方が良いかもしれません。




さらに、高負荷時のキーボード面の温度も測定してみました。
測定は、BIOHAZARD 6のベンチマークを20分以上実行させた後に行っています。

キーボード右側はそうでもないですが、左側が全体的に熱くなりやすいようです。

底面も同じように、左側(キーボード側から見て)の温度が高くなりますので、膝の上などに置いて操作をする場合、熱さを感じると思います。



バッテリ駆動時間

最後に、バッテリ駆動時間の測定結果です。
駆動時間の測定に使用したソフトウェアはbbench、設定はストロークが10秒毎で、無線LANによるネットへのアクセスが60秒毎。

画面の輝度は最大輝度の半分程度に落として測定しました。


バッテリ残量が、100%の状態から5%の状態になるまでの時間は21362秒。
約6(5.93388888..)時間ものバッテリ駆動が可能だという結果になりました。

バッテリ駆動時間は長いという程ではありませんが、外出時にある程度作業を行っても困らない程度の駆動時間です。ただ長時間利用するという場合は、電源アダプターを持ち歩く必要があるかもしれません。

RapidChargeに対応しており、高速な充電(30分で約80%の容量)が可能だという部分は、使い方によっては便利な場面もあると思います。



ThinkPad X1 Carbon Touch の性能面については以上となります。

薄型であるために、キーボードがやや熱くなりやすいという部分が少し気にはなりますが、大きな問題となるような所は見受けられません。

バッテリの持ちもそこそこ良く、高いパフォーマンスを発揮できるなど、モバイルして利用するノートとしては使い勝手の良い製品だといえるでしょう。