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HP Elitebook Revolve 810のベンチマーク結果に続き、HP Elitebook Revolve 810の使い勝手などを簡単にまとめてみました。

製品の外観や実際の性能等のより細かい情報については、過去の記事に詳しく掲載していますので、そちらをご覧いただければと思います。

【HP Elitebook Revolve 810 レビュー記事目次】

・HP Elitebook Revolve 810 筺体外観とインターフェース
筺体変形の様子外観・インターフェースキーボード重量液晶の見やすさ

・HP Elitebook Revolve 810 構成とベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

以下、まとめです。


長所

HP Elitebook Revolve 810の特徴について、長所だと感じる点、またいまいちだと感じる点に分けてまとめてみました。

【良い点】

・米国調達基準(MIL-STD-810G)をクリアする高い堅牢性
・明るく視野角の高い液晶(最大400nitの明るさで屋外でも見やすい)
・様々なスタイルで利用可能
・性能が高い


まず長所としてあげている点ですが、ありきたりですが堅牢性が高いという部分は、頻繁にPCを持ち運びされる方には必須の要素だと思います。

特に会社などで用意されるPCは乱暴に扱われる事が多いでしょうから、頑丈である事は破損の減少にもつながります。頑丈なのは筐体だけではなく、液晶にも保護パネルとしてゴリラガラスが採用されており、あらゆる面で万全です。

私的には、回転するタイプのコンバーチブノートでは、ヒンジ部分の耐久性が気になりますが、こちらもしっかりとテストは行われているでしょうし、見た感じでは頑丈そうです。

ちなみに法人向けの製品では、堅牢性に加えてセキュリティ面の強化もみられますが、そちらは多分どこのメーカーであってもビジネス向けのモデルでは注力している部分だと思いますので、あえて長所としてはあげていません。



次に液晶について。
HP Elitebook Revolve 810にはIPS対応の液晶が搭載されており、視野角がとても広いです。


斜めから見ても色や明るさに殆ど変化がない

さらに、最大400nitという輝度の高さを実現しており、明るい屋外であっても画面の視認性は良いです。光沢液晶なので映り込みが若干ありますが、内容が見辛くなってしまう程のものではありません。

液晶の良し悪しは、ビジネス向け製品において拘るところではないという見方をされる方もおられると思いますが(制作系の業務ではない場合)、見やすい液晶は目が疲れにくいです。

また、そこそこ質の良い液晶だと、輝度を落としても内容物が見えにくくなるといった事が少ないため、長時間使用するような場合には輝度を下げて目への負担を軽減する事ができます。

HP Elitebook Revolve 810の液晶が特別良い、というわけではないのですが、長時間使用するであろう仕事向けのPCの液晶としては、そこそこ使いやすいものであると感じます。



そして、変形可能な筐体について。

個人的には、ノートPCの状態で使う事が殆どなのではないか・・と思うのですが、ノートPCの状態だと結構場所を取るため、狭い場所で利用する場合などにちょっと不便です。

そういった意味で、場面に応じて様々なスタイルに変形できるという点は便利だと思います。


あと、性能面については、今回の製品はノートPCとしてはそれ程スペックが高い方だというわけではなく、構成だけを見ると中の上という感じの内容です。

ですが、Core i5やSSDを搭載しており、処理速度は高速。制作系等の高負荷な業務にはあまり適さない内容ですが、普通に仕事で利用する分には十分な性能です。



イマイチだと感じる点

欠点だと感じる所はないのですが、もう少しこうであれば・・という点がいくつかありました。

【いまいちな点】

・キーボードやタッチパッドの使い勝手は普通(他のElitebookシリーズに比べると平凡)
・重量は重くはないが、モバイル向けとしてはもう少し軽くあって欲しい
・バッテリ駆動時間は最近のモバイルノートとしてはそれほど長くはない


一つはキーボードやタッチパッドで、使い勝手は決して悪くはないのですが、HP Elitebook Revolve 810は明らかに他のElitebookシリーズのそれとは異なっており、平凡な使い心地でした。

使い難くはないのでそれでOKなのかもしれませんが、従来のElitebookシリーズのキーボードやタッチパッドの使い心地を期待しない方が良いです。



そしてもう一つ、重量に関しては、コンバーチブルタイプのノートにしては軽めの約1.4kgという重量を実現していますが、純粋に11.6型のノートPCだと考えた場合、もう少し軽くあって欲しいというのが本音。


実測値1355g

「コンバーチブルタイプのノートにしては軽い」という所に拘っている方は少ないのではないかと思われ、ノートを携帯するユーザーにしてみると、結局重量はどれくらいになるのか?という部分が最も大事な所だと思います。

私自身、コンバーチブルタイプにして重くなるのなら、普通のノートで軽い方が絶対に良いです。(タブレットスタイルなどで使う必要があるのならばともかく)

ただ、法人向けのモデルは、個人向けのモデルよりも耐久性の高さが問われるため、極端な軽量化は難しいのかもしれません。


そして最後になりますが、バッテリ駆動時間が思ったよりも長くありませんでした。
といっても、実測で5時間半と、普通に使う分には困らない駆動時間を実現できていますが、他社の製品を見るともっと長時間駆動を実現しているものは他にもあるため、どうしても比べてしまいます。

ただ1点だけ、最近のモバイルノートはバッテリの取り外しができないものが多いのに対し、今回の製品はバッテリの着脱が可能な構造になっています。

長時間使うような場合には予備のバッテリを持ち歩くという事もできますし、使っているうちにバッテリが劣化してきたとしても、新しいバッテリに交換する事が容易となるなど、将来的なメリットが大きいです。

これは、この製品ならではの長所だと思います。




HP Elitebook Revolve 810については以上となります。
飛びぬけてここが良いと思うようなところはないですが、欠点と呼ぶような所も特になく、性能、使い勝手、携帯性等々、どの要素もある程度のレベルはクリアしていると感じます。

より軽量化されるか、またバッテリ駆動時間が伸びれば尚良いと思います。

企業向けの製品なので個人向け製品と比べて少し高めではありますが、ビジネス向けの要素は充実しているため、企業だけでなく、仕事でPCを使われる個人の方にも適しています。

特に保証が3年と長いため、長くPCを使う方向けです。