Lesance BTO Di CL7S0-TS で幾つかのベンチマークテストを行ってみました。

掲載しているモデルの主な構成は、Windows 7、Celeron 1037U、8GBメモリ、320GB HDDという内容となります。

前の記事でも触れたとおり、Celeronというと昔からの非力なイメージが先にたつ傾向にありますが、最近のCeleronは性能が高く、特に今回のCeleron 1037UはIvyBridge世代のプロセッサでデュアルコア。

末尾にUが付く低電圧版ではありますが、実際の使用では予想以上に高パフォーマンスな印象です。

今回の記事では、そんなLesance BTO Di CL7S0-TS で行った各種ベンチマークテストの結果や消費電力、バッテリ駆動時間など性能面についての検証結果を掲載してみました。

掲載製品の公式ページはこちら: Lesance BTO Di CL7S0-TS

【Lesance BTO Di CL7S0-TS レビュー記事目次】

・Lesance BTO Di CL7S0-TS 外観やインターフェース
外観・インターフェースキーボード内部構造液晶

・Lesance BTO Di CL7S0-TS ベンチマーク結果
主な構成と特徴ベンチマークテストの結果消費電力・パーツ温度バッテリ駆動時間

・Lesance BTO Di CL7S0-TS 使用感まとめ
良いと思う点気になる点


Lesance BTO Di CL7S0-TS の主な構成と特徴

まず、掲載しているLesance BTO Di CL7S0-TS の主な構成と特徴について触れます。
以下、CPU-Zの実行結果です。

※メモリ性能と、グラフィックスに関しての情報は表示されなかった為、省略します。

【Lesance BTO Di CL7S0-TS の主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Celeron 1037U(1.8GHz)
チップセット NM70 Express
グラフィックス HD グラフィックス(CPU内蔵)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-10700 DDR3 SO-DIMM/2スロット)
ストレージ 320GB HDD(5400rpm/TOSHIBA製)
ディスプレイ 17.3型ワイドHD+(1600×900)、光沢あり
無線機能 IEEE802.11 b/g/n
バッテリ リチウムイオンバッテリ(駆動時間:約3時間20分/公称値)
サイズ 416×270×22~35(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.75kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年6月28日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。
Celeron 1037Uや8GBのメモリ、320GBのHDDを搭載する構成です。グラフィックスにはCPU内蔵のHDグラフィックスを利用しています。

低価格なCeleronを搭載しているため、標準構成での製品価格は安価。

購入時のカスタマイズオプションとしては、基本的なメモリやストレージはもちろん、CPUグリスの変更やHDDのパーティション分割、サウンドカードの選択他、比較的幅の広いカスタマイズが提供されており、このあたりはBTOメーカーならではという印象を受けます。


少し詳しく見てみると、ストレージにはTOSHIBA製のHDDが搭載されていました。


HDDの仕様詳細

5400rpmの320GB HDDで、型番はMK3259GSXP。
性能は普通位で、最近のHDDの中ではそれ程早い方ではないようです。

ただ、直販で購入できる製品のストレージは500GB HDD~となっており、実際の製品に搭載されるHDDの内容とは異なる可能性が高いです。

なお、マシン全体の性能はCPUやグラフィックスの性能に依る所が大きいですが、実際の体感速度はディスク性能によって大きく変化するため、より快適にマシンを使いたいのであれば購入時のカスタマイズでSSDを選択するか、もしくは自己責任となりますが、市販のSSDを買ってきて換装するといった対策を行うと効果的です。

写真や動画など、サイズの大きいファイルを沢山保存したい方は、容量の大きいHDDへのカスタマイズも良いと思います。


ちなみに、標準構成の状態でストレスを感じるようなパフォーマンスかというと、全くそんな事はありません。

高い負荷をかけるような作業では、多少動作がもたつく事はありますが、日常的な作業に対しては不足のない性能で、普段からPCをネットやメール、簡単な動画を閲覧したりする位の用途にしか使わない方であれば、メインのPCとしても利用できる内容だと思います。



ベンチマーク結果

以下、Lesance BTO Di CL7S0-TSで行った各種のベンチマーク結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 5.8
メモリ 7.6
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 87.4587.05
512K 32.5835.33
4K 0.4421.006
4K QD32 1.0701.000

数値は左がRead、右がWrite


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 3625
SM 2.0 Score ・・・ 1186
SM 3.0 Score ・・・ 1600
CPU Score ・・・ 1890


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ 1149~1150
1600×900 ・・・ 886~889


【BIOHAZARD 6】

上:1360×768 / 下:1600×900

1360×768 ・・・ 696(平均fps/RANK:D)
1600×900 ・・・ 617(平均fps/RANK:D)


【ファンタシースターオンライン2 】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ 373
1600×900 ・・・ 252

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左:LOW / 右:HIGH

LOW ・・・ 653
HIGH ・・・ 330


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ SCORE:1516 / 平均フレームレート:11.903
1920×1080 ・・・ SCORE:1214 / 平均フレームレート:9.375


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 10.07fps
CPU ・・・ 1.47pts


当然ゲームのプレイは難しい性能ですが、軽めのベンチマークであればそこそこのスコアが出ており、今回のモデルの構成でここまでのパフォーマンスが発揮できるという部分に少し驚いています。

製品価格から考えて、十分満足のいく性能だと言えるのではないでしょうか。



消費電力・パーツの温度

次に、Lesance BTO Di CL7S0-TSの消費電力をチェックします。
アイドル時、およびベンチマーク(BIOHAZARD 6)実行時の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 14W
ベンチマーク実行時 ・・・ 34W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

液晶は17.3型と大き目ですが、消費電力は低いです。




次に、パーツの温度について。
アイドル時と、ベンチマーク実行時の筐体内パーツの温度を測定してみました。

ベンチマーク実行時の温度は、BIOHAZARD 6を20分程度連続で実行させた後に測定しています。


高負荷な状態が長く続いても、それ程筐体内の温度は上昇しませんでした。その代り、高負荷時はファンの音が結構うるさいです。




さらに、高負荷時(BIOHAZARD 6を20分連続で実行)の筐体表面温度(主にキーボード面)の測定結果です。

CPUやファンが左側にある関係か、高負荷時はキーボード左上が若干暖かく感じられますが、気になるほどではありません。



バッテリ駆動時間

最後に、マシンのバッテリ駆動時間について。

バッテリ駆動時間の測定にはbbenchを利用、設定はストロークが10秒毎、ネットへのアクセスが60秒毎で、画面の輝度を半分程度まで下げた状態で測定しています。

なお、今回の製品は携帯するようなノートPCではないため、それ程バッテリ駆動時間の長さを気にする事はありませんが、短いよりは長いに越したことがないと思います。

一応参考情報として測定してみました。


バッテリの電力残量が100%から5%になるまでの時間は13243秒。
約3時間半程のバッテリ駆動が可能だという結果です。

筐体サイズが大きいため、バッテリの持ちはそれ程長くはありませんが、仮にバッテリの状態で利用する場面があったとしても、ある程度の作業は行えると思います。



Lesance BTO Di CL7S0-TSの性能面については以上となります。

一昔前のCeleronを搭載したPCでは、ネットやメールの閲覧・作成程度ならまだしも、複数のフォルダを開いたり、複数の作業を同時に行うと途端に動作が鈍くなってしまうという事は頻繁に起こりました。

今回のモデルも、最新のCore iプロセッサなどに比べるとやや性能は落ちる為、軽めの作業向け、日常的な作業向けの構成・・と書いてはいますが、比較的サクサクと作業が行えており、旧世代のCeleronに比べると性能は格段に向上していると感じました。

今回のモデルはHDDの構成であるため、ディスクへのアクセス速度がイマイチなのですが、この構成にSSDなどを搭載すれば、非常に快適なパフォーマンスを発揮できるようになると思います。

とてもコストパフォーマンスの良い製品だと言えるでしょう。