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Erazer X700でいくつかのベンチマークテストを行ってみました。

この製品には、簡単にオーバークロックの設定が行える「Erazer Control Center」というアプリケーションが搭載されています。

「Erazer Control Center」はクロック変更の設定を行う事ができるErazer X700特有のアプリケーションで、本製品ではBIOS画面を開かずに3.7GHzから4.3GHzまでのオーバークロックを行う事ができるようになっています。

今回は通常クロック(OCなし)時のベンチマーク結果を掲載、次記事でオーバークロック時のベンチマーク結果を掲載しますので、併せてご覧いただければと思います。


【Erazer X700 レビュー記事目次】

・Erazer X700 外観・インターフェースについて
主な概要外観・インターフェース筐体内部の構造

・Erazer X700 ベンチマーク結果(通常クロック編)
主な構成・特徴ベンチマーク結果消費電力・温度

・Erazer X700 ベンチマーク結果(オーバークロック編)
Erazer Control Centerの設定ベンチマーク結果

Erazer X700のリカバリ方法

・Erazer X700 レビューまとめ
長所短所・気になる点


主な構成・特徴

まず、今回の製品の主な構成と特徴について触れます。

【Erazer X700(57315153)の主な構成】

OS Windows 8 Pro (64bit)
プロセッサ Core i7-3820(3.60GHz/TB時最大3.80GHz)
チップセット X79 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 660(1.5GB)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-12800 DDR3 SDRAM/最大16GB/4スロット)
ストレージ 1TB HDD(7200rpm / Seagate製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
拡張スロット PCI Express x16×2、PCI Express x1×2
サイズ 210×475×455(縦置き/幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約18.5kg

※掲載の価格や仕様・解説等は、記事を作成した2013年5月07日時点のものです。

掲載製品の内容は上記の通り。

BIOHAZARD 6のような最新ゲームの推奨モデルだけあって、ゲームをするには十分な構成内容です。上に記載のない特徴としては、水冷CPUクーラーの搭載があげられます。

現時点で販売されている製品は型番「57315153」の1点のみで、今のところカスタマイズには対応していません。ですが、筐体内部がメンテナンス性の良い構造となっている為、HDDやSSD、メモリなどは容易に換装・追加できると思われます。


細かい部分を見ていくと、ストレージにはSeagate製の1TB HDDを搭載しています。


ディスクの情報


ディスクの内訳

HDDの型番は「ST1000DM003-1CH162」。
比較的高速なHDDです。

製品到着時、CドライブとDドライブとにパーティションが区切られており、OSは97.66GBのCドライブにインストールされていました。


ゲームPCとしては平凡な構成と思われる方もおられるかもしれませんが、上記構成はゲームをするには十分な内容です。ただ、購入時に細かなカスタマイズができない部分を残念に思われる方はいるかもしれません。

Erazer X700はクーポン利用で¥139,150(2013年5月8日時点)と安価な方ではなく、どうせコストをかけるのなら、少し位価格が上下しても自分好みの構成にしたいと思われる方は多いでしょう。

とはいえ、メンテナンス性が良くメモリやHDDの増設は容易だと思われるため、プロセッサやグラフィックカードの変更を考えないのであれば固定仕様でも問題ないと思います。



ベンチマーク結果(通常クロック編)

Erazer X700のOCなしの状態でのベンチマーク結果を見ていきます。(3.6GHz~TB時3.8GHz)


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.9
メモリ 7.9
グラフィックス 7.8
ゲーム用グラフィックス 7.8
プライマリ ハードディスク 5.9

プライマリハードディスクがHDDであるため、他のスコアに比べるとHDDのスコアは普通。
プロセッサやグラフィックスのスコアはかなり高めです。


【CrystalDiskMark】

Seq 197.2194.9
512K 63.30107.8
4K 0.7511.732
4K QD32 2.2531.787

数値は左がRead、右がWrite

ディスクの速度は、HDDにしてはやや高速。
処理速度にストレスは全く感じません。起動もSSD程ではないにせよ、それなりに速いです。


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P6784
Graphics Score ・・・ 6693 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 8362 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 5745 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ 22697~22862
1920×1080 ・・・ 12040~12063


【デビル メイ クライ 4】

1280×720

1920×1080

【1280×720】
平均fps ・・・ 228.93~535.82
RANK ・・・ S

【1920×1080】
平均fps ・・・ 166.41~304.49
RANK ・・・ S


【ファンタシースターオンライン2 】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ 35483
1920×1080 ・・・ 16209

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1280×720

1920×1080

【1280×720】
SCORE ・・・ 12688
RANK ・・・ S

【1920×1080】
SCORE ・・・ 7851
RANK ・・・ S


【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 7244
HIGH ・・・ 5334


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

左:1280×720 / 右:1920×1080

1280×720 ・・・ SCORE:15184 / 平均フレームレート:146.492
1920×1080 ・・・ SCORE:11667 / 平均フレームレート:104.479


【CINEBENCH】

OpenGL ・・・ 47.36fps
CPU ・・・ 7.13pts


BIOHAZARD 6の推奨PCというだけあって、大抵のゲームは快適にプレイ可能というベンチマークの結果となりました。オーバークロックする必要があるのかと思ってしまうような高いパフォーマンスです。

性能はもとより、水冷のCPUクーラーを採用しているせいか動作音が静かです。比較的静かな場所で使用していますが、そのような場所であっても騒音が気になるような事がありません。

高負荷時でも、グラフィックカードのファン音等は聞こえるものの、低負荷時と比べてうるさいかというとそうでもなく、音が気になる方には使いやすいのではないかと思われます。



消費電力・温度

次に、Erazer X700の消費電力について。
アイドル時と、BIOHAZARD 6実行時の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 67W
ベンチマーク実行時 ・・・ 190W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

高性能なグラフィックカードを搭載している為、アイドル時でも消費電力はやや高めです。




さらに、アイドル時と高負荷時の筐体内のパーツの温度を測定してみました。
高負荷時の温度は、BIOHAZARD 6のベンチマークプログラムを20分程度ループさせて実行した後に測定したものです。

水冷クーラーを採用しているからか、高負荷時のCPUの温度が低めです。
負荷を弱めた後の温度の下がりも早いです。




Erazer X700のベンチマーク結果(通常クロック編)については以上となります。
引き続き、次の記事では「Erazer Control Center」の利用や、オーバークロック時のベンチマーク結果について触れたいと思います。

興味をお持ちの方は、ぜひ次の記事もご覧ください。