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ThinkPad Tablet 2と付属のペンを利用し、絵を描いてみました。

ThinkPad Tablet 2(タブレットペン対応モデル)の液晶は1024段階の筆圧感知に対応しており、対応ソフトを利用する事で筆圧入力を行う事ができます。

1024段階の筆圧感知・・というと本格的なイラスト制作などにも利用できるレベルで、ThinkPad Tablet 2を直接ペンで描けるお絵かきタブレットとして、魅力を感じている方もおられるのではないでしょうか。

今回は、「IllustStudio」というソフトの体験版をマシンにインストールし、実際に絵を描いてみました。


【ThinkPad Tablet 2 レビュー記事目次】

・ThinkPad Tablet 2 外観など
外観・インターフェースのチェック重量付属品

・ThinkPad Tablet 2 操作性・液晶の画質など
タッチパネルの操作性とデジタイザペン音質液晶の見やすさQuickLaunch

・ThinkPad Tablet 2 ベンチマーク結果
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

・ThinkPad Tablet 2のウェブカメラで写真撮影
撮影写真写真を加工

・ThinkPad Tablet 2 Bluetooth キーボードを使ってみる
外観チェックペアリングの設定実際の使用感重量・携帯性について

BIOS(ThinkPad Setup)設定画面の表示方法

・ThinkPad Tablet 2で絵を描いてみる
IllustStudioのインストール絵を描いてみる感想

ThinkPad Tablet 2の使用感まとめ


IllustStudioのインストール・筆圧検知の調整

まず、簡単にですが今回使用したIllustStudioのインストールについて触れておきたいと思います。

IllustStudioはイラスト制作や写真編集等に適したソフトウェアで、筆圧に対応した入力が可能です。フリーソフトではありませんが、会員登録を行う事で体験版の試用ができるようになっており、今回その試用版を利用しました。



まず、IllustStudioのセットアップファイルをダウンロード・インストールします。。

上記はインストールを終えた後の画面です。
インストールを終えたら、IllustStudioを起動します。




最初はこのような画面が表示されます。
製品を購入した場合はシリアルナンバーを入力、試用する場合は試用登録を行います。

会員登録を行わなくても機能制限版を利用する事が可能ですが、作成したファイルの保存が行えないなど、機能が制限されています。




試用登録を行った後は、ウィンドウレイアウトを選択します。
後から変える事ができるので(ウィンドウ→ウィンドウレイアウトの再選択より)、適当でOKです。

レイアウトを選択した後、下部に表示された「起動する」ボタンをクリック(タップ)する事で、IllustStudioが起動します。




IllustStudioが起動したらまず、筆圧検知レベルの調整についてのダイアログが表示されます。
調整を行う場合は「はい」をクリック(タップ)。




ダイアログの内容に従い、調整を行います。
ちなみに今回のタブレットでは、ここの調整を行うだけでは筆圧入力を行う事ができませんでした。



対応しているはずのタブレットで筆圧入力が行えない場合、以下のように設定する事でできるようになるかもしれません。

ファイル→環境設定を開き、左側に表示されたメニューより「タブレット・デバイス」を選択。
「タブレット・デバイス」内の「使用するタブレットサービス」を「TabletPC」へ変更した後、IllustStudioを再起動してください。

私の環境では、それで筆圧入力が行えるようになりました。



なお、先ほど行った筆圧検知レベルの調整やリセットは、「ファイル→カスタマイズ」内にあるメニューから行う事ができます。

その他、細かい設定をされる場合はヘルプ等を参照してください。



絵を描いてみる

実際に絵を描いてみます。

絵を描く場合、液晶表面に摩擦感のあるシートを張ったりすると描きやすいのですが、今回はそのようなものは用意せず、直接液晶に描きこみました。



まず、デッサンを行います。鉛筆や水彩色鉛筆を使用。




水彩絵具やエアブラシ、ぼかしなどで細かい陰影をつけていきます。




素材の表面につや感をプラス。




リンゴのヘタを書き込みます。
ヘタはシャープペンシルと、油絵具を使用。




さらに、リンゴの下に籠や影をを書き込んで完成。
(籠は、時間の関係でかなり適当になりました・・・)




これは猫。(のつもり)
時間の都合で、今回描いた絵はこれだけです。



感想

実際に絵を描いてみた感想ですが、紙に書くのと同じような要領で描く事ができたと思います。

今回は液晶の表面に何も貼らなかったため、ツルツルと滑って書きにくかったのですが、頻繁に絵を描くという方は、摩擦を追加するタイプのマットシートを液晶に張るとより描きやすくなると思います。

あと、液晶に手が触れると反応してしまうため、スマートフォン用の手袋のような、指だけが出るタイプの手袋を利き手に用いると良いです。(100均などで安い手袋を買ってきて、指の部分だけ穴をあけるというやり方もあります)


気になる点としては、ThinkPad Tablet2は旧モデルよりも視差が少ないという事でしたが、全くないというわけではありません。普通に使っていれば気になる事はあまりないと思いますが、細かい描写や小さなメニューボタンを押す場合などに、わずかな視差が気になりました。

その僅かな視差のせいで、使い始めのうちは意図した所から若干ずれた場所に線を描いてしまったり、隣のボタンを間違えて押してしまうなどという事もありましたが、慣れれば視差を考慮した上でのペン入力ができます。

あと性能面についてですが、タッチしたメニューがすぐに出てこなかったりする事はたまにありました。(メニューを選択すると、一呼吸おいてメニューが表示される感じ)

ですが、線を入れたり色を塗るなどの入力はほぼサクサクと行えており、日常的に絵などを描くにあたって特にストレスを感じるような事はあまりないと思います。

正直とても面白かったので、もっと色々と時間をかけて書きたかったのですが、今回は時間の都合等で簡単なものになってしまいました。(最近ずっとまともに絵を描いていなかったのですが、久々に書くと面白く、ちゃんとしたペンタブレットが欲しくなりました・・)


本格的なペンタブレットは機能が豊富ですが、結構場所をとりますし、タブレットとは別にモニター等が必要になるため、いつでもどこでも絵を描く・・とはいきません。

その点、ThinkPad Tablet2のような液晶に直接書き込むタイプのタブレットだと、家にいても外出先でも絵を描く事ができるなど非常に手軽です。

それ用の製品ではない為、ペン先のバリエーションがないなど不足を感じる部分もありますが、絵を描く方にはおすすめできる製品だと思います。