ThinkPad T430sで各種のベンチマークテストを行ってみました。

掲載のモデルはWindows 8 Pro、Core i5-3320M、4GBメモリ、320GB HDD(7200rpm)を搭載する、T430sで提供されている構成の中では比較的下位にあたる内容のモデルです。

今回はこの構成で、ベンチマークテストや消費電力、バッテリ駆動時間等の測定を行ってみました。
上記構成のT430sに興味をお持ちの方は、是非記事に目を通してみてください。

掲載製品の公式ページはこちら: ThinkPad T430s

【ThinkPad T430s (Windows 8搭載)レビュー記事目次】

・ThinkPad T430s 外観解説
外観解説着脱可能なドライブ本体の重量

・Win 8搭載のThinkPad T430s ベンチマーク結果
主な構成・特徴ベンチマーク結果消費電力・バッテリ駆動時間他

・Win 8搭載 T430s 液晶やソフトウェア等について
液晶の表示チェックプリインストールソフトウェア

Win 8搭載 ThinkPad T430sのレビューまとめ


主な構成・特徴

掲載しているT430sの主な構成と特徴について解説します。

【ThinkPad T430s (2355JCJ)の主な構成】

OS Windows 8 Pro 64bit
プロセッサ Core i5-3320M(2.6GHz/TB時最大3.3GHz)
チップセット QM77 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 DDR3 SDRAM/最大16GB)
ストレージ 320GB HDD(7200rpm/Seagate製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 14.0型ワイドHD+(1600×900)、光沢なし
無線機能 Centrino Advanced-N 6205 a/b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 6セル(駆動時間:約6.1時間)
サイズ 343×230×21.2~26.0(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.79kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年3月18日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。

冒頭にも記載した通り、T430sで提供されている構成の中では比較的下位にあたる内容です。唯一、1600×900の高解像度な液晶が搭載されている点がT430sならではといえる所でしょうか。


HDDについては、今回のモデルには320GBのHDDが搭載されています。


HDDの詳細

Seagate製の「ST320LT007-9ZV142」という型番のHDDです。

320GB HDDに関しては、現在のT430sでは5400rpmと7200rpmのHDDを選択でき、今回のモデルには7200rpmのHDDが搭載されています。

もちろんカスタマイズでSSDを載せる事も可能です。せっかくのT430sなので、個人的にはSSDを搭載したい所ですが、SSDをカスタマイズで載せると非常に高くつきます。

T430sは筐体側面からHDDベイへ容易にアクセスできる構造を持っていますので、できれば自分で換装等を行った方がかなりコストを抑える事ができると思います。(ただし自己責任となります)



今回の構成は以上のような内容ですが、T430sでは他にCore i7を選択できたり、キャッシュ用のmSATA SSDやNVIDIA NVS 5200M Optimus グラフィックスなどのの選択肢もあります。

薄型でありながら光学ドライブを搭載しており、かつ標準電圧版のプロセッサを搭載しているなど、最近多いUltrabookとは大きく異なる内容の製品であるといえるでしょう。

操作性もよく、人気の製品だというのも頷けるノートPCです。




ベンチマーク結果

掲載しているT430sのベンチマーク結果です。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.2
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 119.5113.5
512K 42.9650.66
4K 0.5610.781
4K QD32 1.1170.806

数値は左がRead、右がWrite

それ程スコアは高くはありませんが、HDDにしてはそこそこ速い方です。
ですが個人的には、T430sを使うのであればSSDでないと勿体ないように思います。

上でも述べたとおり、購入時にカスタマイズでSSDを選択するとかなり価格が上がってしまうので、可能であれば自分でSSDへの換装を行うのが良いと思います。

ただ、トラブル等が発生した場合は自己責任となりますので、ご注意ください。


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 4715
SM 2.0 Score ・・・ 1457
SM 3.0 Score ・・・ 2003
CPU Score ・・・ 3848


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P612
Graphics Score ・・・ 536 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 2866 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 556 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1600×900

1360×768 ・・・ 1783~1804
1600×900 ・・・ 1399~1404


【デビル メイ クライ 4】

1360×768

1600×900

【1360×768】
平均fps ・・・ 33.47~56.41
RANK ・・・ C

【1600×900】
平均fps ・・・ 26.61~40.66
RANK ・・・ D


【ファンタシースターオンライン2 】

左が1360×768 右が1600×900

1360×768 ・・・ 450
1600×900 ・・・ 306

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1600×900

【1360×768】
スコア ・・・ 1009
RANK ・・・ D

【1600×900】
スコア ・・・ 824
RANK ・・・ D


【FINAL FANTASY XIV】

左:LOW / 右:HIGH

LOW ・・・ 948
HIGH ・・・ 476


【FINAL FANTASY XIV 新生エオルゼア】

左が1360×768 右が1600×900

1360×768 ・・・ SCORE:1924 / 平均フレームレート:15.110
1600×900 ・・・ SCORE:1575 / 平均フレームレート:12.238


CPU内蔵グラフィックスの構成なので、軽いゲームができる程度のグラフィック性能です。

T430sではNVIDIA NVS 5200M Optimus グラフィックスを選択できますが、そちらを載せても大きくグラフィック性能が上がるわけではありません。

ですが、例えば制作系のソフトウェアなど、グラフィック性能を必要とする作業を行う場合などに、NVS 5200Mのような外部グラフィックスを積んでいるとより快適に作業する事ができると思われます。Optimusに対応している為、外部グラフィックスを搭載したからといって極端にバッテリ駆動時間が短くなってしまうような事もないでしょう。




消費電力・バッテリ駆動時間他

T430sの消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時とベンチマーク実行時(デビルメイクライ4)の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 8W
ベンチマーク実行時 ・・・ 35W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時、ベンチマーク実行時共に消費電力は低いです。
なお、外部グラフィックス(NVS 5200M)を搭載した構成でも、それ程消費電力が上がる事はないと思われます。




次に、アイドル時とベンチマーク実行時のパーツの温度です。
ベンチマーク実行時のスコアは、デビルメイクライ4を20分間実行させた後に測定しています。

ベンチマーク実行時は多少温度が上昇しますが、気にする程の温度ではありませんでした。




さらに、高負荷時のキーボード表面の温度を測定してみました。

高負荷な状態が続いても、表面温度はそれ程上昇しませんでした。




最後に、バッテリ駆動時間を測定してみました。

測定に使用したソフトウェアはbbenchで、設定はキーストロークが10秒毎、ネットへのアクセスが60秒毎。マシンの画面の輝度を半分程度まで下げた状態で測定しています。

バッテリの残量が100%から5%になるまでの時間は20791秒。
約5.8時間ものバッテリ駆動が可能という結果です。

公式サイトによると、6セルバッテリ搭載時のバッテリ駆動時間は約6.1時間との事でしたので、ほぼそれに違いないという事になります。

使い方によっては約6時間程度の駆動時間は短いかもしれませんが、外出先で少し作業をしたりメールをチェックしたりという一般的な使い方においては、十分な時間だと思います。

なお、T430sではバッテリの高速充電(ラピッド・チャージ)が可能な4セルのバッテリもカスタマイズで選択する事ができます。ただし4セルの場合、バッテリの駆動時間は短くなりますので注意が必要です。




T430sの性能面については以上となります。

上にも書いた通り、T430sには今回掲載の構成以外にも、Core i7や外部グラフィックス等を搭載した高性能なモデルがラインアップされるなど、カスタマイズ性はそこそこ高いです。

ビジネスモデルなので若干価格は高めになりますが、それだけの価値がある製品だと思います。割引率の高いクーポン登場時にご購入いただくとお得です。