ドスパラのゲーミングノート、GALLERIA QF655で幾つかのベンチマークを行ってみました。

掲載しているQF655は、プロセッサにCore i7-3610QM(現在販売中のモデルにi7-3610QMはありません)、グラフィックスにGeForce GT 650M(2GB)を搭載する、GALLERIA QFシリーズの中では下位に位置づけられるモデル。

高負荷なハイエンドゲーム向けには少しパワー不足な面もある構成ですが、大抵のゲームでは快適に遊ぶ事ができるでしょう。

性能の高さも魅力ですが、標準構成モデル(i7-3630QM/4GBメモリ/GT 650M)だと、89,980円~(2013年3月8日時点)と非常にコストパフォーマンスに優れており、コスト面を気にされる方にも適しています。

掲載のモデルでやや性能不足だと思われる場合、上位シリーズにはより高性能なグラフィックスを搭載したモデルが多数用意されていますので、そちらを選択されるのも良いかと思います。

というわけで以下、QF655のベンチマーク結果や消費電力・温度・バッテリ駆動時間等の測定結果です。
構成選択の目安として、ご覧いただければと思います。

掲載製品の公式ページはこちら: GALLERIA QF655

【Note GALLERIA QF655 レビュー記事目次】

・GALLERIA QF655 外観・インターフェース
外観筐体内部の構造付属品など

・GALLERIA QF655 ベンチマーク結果
主な構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

GALLERIA QF655 S-BAR(ランチャー)やリカバリなど ツール類について

・GALLERIA QF655 レビューまとめ
長所&短所最後に


QF655の構成・特徴について

掲載しているGALLERIA QF655の主な構成と、特徴等について解説します。
以下、CPU-Zの実行結果です。


※上記内蔵グラフィックスが表示されていますが、今回のモデルはGT 650M搭載です。

【Note GALLERIA QF655 の主な構成】

OS Windows 7 Enterprise 64bit
プロセッサ Core i7-3610QM(2.3GHz/TB時最大3.3GHz)
チップセット HM76 Express
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 650M(2GB) + HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-12800 DDR3 SO-DIMM/2スロット/最大16GB)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm/TOSHIBA製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6型ワイドフルD(1920×1080)、光沢なし
無線機能 IEEE802.11 b/g/n、Bluetooth 4.0 + HS
バッテリ リチウムイオンバッテリ(駆動時間:約3.5時間/公称値)
サイズ 383×249.5×37.6(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.4kg

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年3月08日時点のものです。

今回掲載のモデルの構成は上記の通りとなります。

現在販売されている製品とは若干異なる部分がありますが、Core i7-3610QMやGT650M(2GB)、8GBメモリ、500GB HDDとほぼ標準構成に近い内容です。(2013年3月8日時点の標準はi7-36130QM、4GBメモリ)

グラフィックスは固定となりますが、CPUやメモリ、ストレージなど、購入時のカスタマイズでは比較的細かい部分の内容まで選択することができます。mSATAのSSDを選択することも可能です。

なお、今回のモデルはWindows 7 Enterpriseを搭載していますが、実際にはこのOSは選べません。


ストレージに関しては、TOSHIBA製の500GB HDDを搭載しています。


HDDの詳細

回転数5400rpm、厚さ9.5mmのMQ01ABD050という型番のモデルです。音も静か。


なお、今回の製品はWindows 7搭載のモデルですが、当然Windows 8搭載モデルも販売されています。

ですが、個人的にはゲームをするのなら、もう暫くはWindows 7の方が良いのではと思いますし、Windows 7を選択される方もまだ少なからずおられると思います。

余談となりますが、同じ製品でOSが異なる場合、傍目にはWindows 7かWindows 8かだけの違いですが、少なくともドスパラの多くの製品では、同製品であってもWindows 7搭載モデルとWindows 8搭載モデルとを比較した場合、単純にOSだけが異なるというわけではありません。

最適なパフォーマンスを発揮できるよう、同製品でもOSが異なるモデルはBIOSやドライバのバージョンが異なっていたり仕様等を変えるなど(GF655がそうであるかどうかは定かではありません)、安定して製品を利用できるような配慮があるようです。



今回の製品はゲーム向けのPCという事で性能の高さも売りですが、内容の割りにかなり安価である事、また非光沢の液晶を搭載している部分など、中々魅力的な部分が多い製品です。

外観に関しては高級感があるとはいえませんが、そういった部分を考慮しても、コストパフォーマンスの高いモデルだと思います。



ベンチマークテストの結果

以下、GALLERIA QF655のベンチマーク結果です。

なお、今回の製品はOptimusに対応しており、その関係でスペック表示が内蔵グラフィックスになってしまっているベンチマークが幾つかありますが、実際の測定ではGT650Mが常にオンになるように測定しています。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.6
メモリ 7.8
グラフィックス 7.1
ゲーム用グラフィックス 7.1
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 102.9105.2
512K 36.9546.10
4K 0.4961.187
4K QD32 1.0151.213

数値は左がRead、右がWrite

HDDは、5400rpmのHDDとしてはそこそこの速度が出るようです。

ゲーム向けの製品は用途的にある程度の容量が必要であるため、HDDを載せる事が多いですが、QF655ではカスタマイズでSSDを選択することもできます。今(2013年3月8日)見たところでは、HDDなら最大で1TB、SSDなら最大512GB、また750GBのハイブリッドHDD等を選ぶ事もできるようです。

SSDにおいては様々なメーカーから選択できるようになっており、同じ容量でも価格が異なっていたりするなど、選択肢の幅は広いです。加えて、ドスパラのパーツカスタマイズは一般的なメーカ製PCのように高価ではないため、パーツによっては購入時にカスタマイズしてしまった方が、自分で換装を行う場合のリスクや手間などがなく良いと思います。


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 14181
SM 2.0 Score ・・・ 5584
SM 3.0 Score ・・・ 5826
CPU Score ・・・ 5495


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P2295
Graphics Score ・・・ 2081 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 6975 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 1864 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 6972~6983
1920×1080 ・・・ 3964~3982


【デビル メイ クライ 4】

1360×768

1920×1080

【1360×768】
平均fps ・・・ 82.79~167.67
RANK ・・・ S

【1920×1080】
平均fps ・・・ 57.83~103.80
RANK ・・・ A


【BIOHAZARD 6】

1360×768

1920×1080

【1360×768】
スコア ・・・ 1353
RANK ・・・ C

【1920×1080】
スコア ・・・ 857
RANK ・・・ D


【ファンタシースターオンライン2 】

左:1360×768 / 右:1920×1080

1360×768 ・・・ 3367
1920×1080 ・・・ 2637

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左:LOW / 右:HIGH

LOW ・・・ 3421
HIGH ・・・ 1857


負荷高めのゲームをプレイする場合、解像度を下げるなど設定を軽くする必要があります。

3月22日に発売される予定のBIOHAZARD 6のベンチを動かしてみましたが、こちらは低解像度なモードでも、スムーズに映像が動かない場面が何度かありました。

最新のタイトルで遊びたい場合は、より上位のモデルを選択する必要がありそうですが、既存タイトルや、そこそこの負荷のゲームであれば快適に遊べると思います。



実際に幾つかの軽いゲームで遊んでみました。軽いゲームなので性能面が快適であるのは勿論ですが、液晶が非光沢なので日中の明るい部屋でのプレイでも画面は見やすかったです。




消費電力やパーツの温度

GALLERIA QF655の消費電力です。
アイドル時、ベンチマーク実行時(デビルメイクライ4)の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 29W
ベンチマーク実行時 ・・・ 88W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

外部GPUを搭載しているため、ベンチマーク実行時はやや消費電力が高めです。(構成的には普通です)




次に、アイドル時とベンチマーク実行時の筐体内パーツの温度です。
ベンチ実行時の温度は、デビルメイクライ4を20分間実行させた後に測定したものです。

ベンチマーク実行時のプロセッサ温度がやや高め。
最大値だと98度近くまで上昇しています。

最大値は瞬間的に記録された温度でもあり、常にそのような温度が続いているというわけではありませんが(高負荷時、大抵は70~80度をウロウロしている)、暑い場所で高い負荷をかけるような使い方は避けた方が良いと思います。クーラー等を使用するのも良いです。




高負荷時の筐体表面温度も測定してみました。
パーツの温度と同じく、デビルメイクライ4を20分間実行させた後に測定しています。

キーボード中央付近の温度が少し高め。
中央は発熱するパーツが周辺にある位置なので、温度が高くなりやすいのでしょう。

今の季節(冬~春)はともかく、暑い時期だと操作時に少し気になる事があるかもしれません。




バッテリ駆動時間

最後に、バッテリ駆動時間の測定結果です。

使用したソフトウェアは「bbench」、設定はストロークが10秒毎でインターネットへのアクセスが60秒毎。画面の輝度を半分程度まで下げて測定しています。

バッテリの残量が100%から5%の状態になるまでの時間は13479秒。
約3.7時間のバッテリ駆動時間という結果です。

内容的に考えてバッテリの持ちは普通です。
公称のバッテリ駆動時間である約3.5時間という数字とほぼ変わりません。

バッテリの電力残量を気にするような用途の製品ではありませんが、短いよりは長い方が良いと思います。




GALLERIA QF655の性能面については以上となります。
性能高く、しかしコストはできるだけ抑えたいという方に適した製品だと思います。

なお、今回の構成内容ではパワー不足だと思われる方、また最新のタイトルをプレイできる製品をお探しの方は、QF655よりも上位のシリーズをチェックされる事をお勧めいたします。