Inspiron 14(3421)でベンチマークテストを行ってみました。

Inspiron 14はエントリーモデルですが、タッチパネルを搭載する上位モデルだとCore i5-3337Uや GeForce GT625Mを搭載しているなど(2013年3月6日時点)、結構性能は良いです。

掲載のモデルに関しては、タッチパネルや外部グラフィックスこそ搭載しないものの Core i5-3337Uを搭載しており、日常的な作業であれば快適にこなせる性能を持ちます。簡単な動画編集くらいであれば、できなくもない内容です。(頻繁に動画編集等をされるのであれば、上位シリーズがお勧めです)

今回の記事では、そんなInspiron 14のベンチマーク結果や、消費電力・バッテリ駆動時間等の測定結果について掲載してみました。

掲載製品の公式ページはこちら: Inspiron 14

【Inspiron 14(3421) レビュー記事目次】

・Inspiron 14 外観について
外観・インターフェースデザインについて

・Inspiron 14 実際の性能やバッテリー駆動時間など
構成と特徴ベンチマーク結果消費電力・温度バッテリ駆動時間

Inspiron 14 まとめ 長所&短所など


掲載しているInspiron 14の構成と特徴

掲載モデルの主な構成や特徴を見ていきます。

【Inspiron 14 (3421)の主な構成】

OS Windows 8 64bit
プロセッサ Core i5-3317U(1.7GHz/TB時最大2.6GHz)
チップセット HM76 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 DDR3 DIMM/2スロット)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm/Seagate製)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 14.0型ワイドHD(1366×768)、光沢あり
無線機能 Dell Wireless 1704 802.11b/g/n、Bluetooth v4.0 + LE
バッテリー 4セル(駆動時間:記事の後方に掲載)
サイズ 346×245×25.35(幅×奥行き×高さ/mm/4セルバッテリ搭載時)
重量 約1.99kg(4セルバッテリ搭載時)

※記事に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年3月06日時点のものです。

掲載モデルは、Core i5-3317Uや4GBメモリ、500GB HDDを搭載した「Inspiron 14 プレミアム」に近い内容を持つモデルです。(HDDやバッテリなど若干内容が異なります)

この内容で価格は5万円を少しきる価格(2013年3月6日時点)と非常に安価。

エントリーモデルとはいえ、Core i5-3317U搭載であればそれなりに性能は良いので、それ程負荷の高くない用途に使われるのであれば十分な内容のマシンです。

下位モデルにはPentium 997の構成なども提供されており、簡単な用途向けの安価なノートが欲しいという方にもInspiron 14は適しています。


HDDに関しては、今回のモデルはSeagate製の500GB HDDを搭載しています。

5400rpmの「ST500LM012 HN-M500MBB」という型番のモデルです。
このモデルはHDDとしては遅い方ではありませんが、SSDなどの速度に慣れている方だと遅く感じるかもしれません。

ただ、Inspiron 14ではSSDの選択肢は今のところないため、SSD搭載モデルがよければ別のシリーズにするか、自分で換装する必要があります。


全体として、高性能と言えるような構成は提供されていませんが、タッチパネル搭載のモデルなど今のニーズに合わせた構成のモデルが用意されるなど、エントリーモデルとしては的を得た内容の製品だと思います。

仕様からは読み取る事ができませんが、バッテリーの駆動時間(記事後方に測定結果を掲載)もとても長いため、その辺りの性能を重視される方にもおすすめです。




ベンチマーク結果

Inspiron 14のベンチマーク結果を見ていきます。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.8
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリ ハードディスク 5.9


【CrystalDiskMark】

Seq 109.5109.4
512K 37.5544.97
4K 0.4420.816
4K QD32 0.8720.798

数値は左がRead、右がWrite

上にも書きましたが、今回のモデルに搭載されているHDDはSeagate製の「ST500LM012 HN-M500MBB」。5400rpmの500GB HDDです。

HDDとしては遅くはありませんが、SSDなどと比べるとやはり遅いです。

Inspiron 14にはSSDの選択肢はないため、マシンをSSDで使いたい方は自分で換装等を行う必要があります。換装等は構造的に難しくないと思いますが、自分でパーツの交換等をした場合、保証が使えなくなる可能性がありますので注意が必要です。


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 4523
SM 2.0 Score ・・・ 1432
SM 3.0 Score ・・・ 1949
CPU Score ・・・ 3004


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P579
Graphics Score ・・・ 504 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 2737 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 544 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 1746~1752


【デビル メイ クライ 4】

1360×768

【1360×768】
平均fps ・・・ 30.18~49.61
RANK ・・・ C


【ファンタシースターオンライン2 】

1360×768

1360×768 ・・・ 437

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作


【FINAL FANTASY XIV】

左:LOW / 右:HIGH

LOW ・・・ 891
HIGH ・・・ 459


内蔵グラフィック利用の構成であるため、グラフィック性能はそれ程高くはありません。軽いゲームが動く程度です。

今回掲載の上位モデルはCore i5-3337Uを搭載しており、一般的なUltrabookの下位モデル程度の性能を持っています。簡単な動画編集程度ならできると思われる構成です。

ネットやメール、動画閲覧など、軽い作業しかしないという方には、これより下位のモデルでも十分でしょう。




消費電力・温度

Inspiron 14の消費電力を測定してみました。
以下、アイドル時、及びベンチマーク実行時(デビルメイクライ4)の消費電力測定結果です。

アイドル時 ・・・ 9W
ベンチマーク実行時 ・・・ 32W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

いずれの場合も、消費電力は低いです。




続いて、アイドル時とベンチマーク実行時のパーツの温度の測定結果です。
ベンチマーク実行時の温度は、デビルメイクライ4を20分実行した後に測定しています。

負荷をかけ続けても、温度はそれ程上昇しませんでした。




さらに、高負荷時の筐体表面温度の測定結果です。
温度は、デビルメイクライ4を20分実行した後に測定しています。

全体的に低い温度です。

暑い時期であっても手元が熱くならず、快適に作業できると思われます。(今回、冬場の暖房が効いた部屋で測定しています。夏場の測定だと多少数字は変わるかもしれません)




バッテリ駆動時間

最後に、Inspiron 14のバッテリ駆動時間を測定してみました。

ソフトウェアはbbenchを使用。設定はキーストロークが10秒毎でネットへのアクセスが60秒毎。画面の輝度を半分程度まで下げて測定しています。

バッテリの電力残量が100%から5%の状態になるまでの時間は35215秒。
約9.8時間ものバッテリ駆動が可能という結果になりました。

今回4セルのバッテリを用いて測定しましたが、電力の持ちが非常に良いようです。

14型サイズなので頻繁に携帯する事は無いのではと思いますが、長時間のモバイル利用にも適した内容です。バッテリ駆動時間が長いと、屋内で移動して使うような場合にも便利だと思います。




Inspiron 14の性能面については以上となります。

それなりに高性能で価格も安く、バッテリーの持ちも良いなど、簡単な用途向けのノートとしては良い内容の製品だと思います。タッチパネルを搭載可能な所も魅力です。

なお、記載の構成や価格などについては現時点(2013年3月6日)のものであり、今後変更される可能性があります。正確な情報については、公式サイトの製品ページでご確認いただくようお願いいたします。