HPのハイブリッドPC、ENVY x2で行ったベンチマークの結果です。

ENVY x2にはAtom Z2760や2GBのメモリ、64GBのeMMCが搭載されています。
いわゆる、Windows 8を搭載したタブレット製品の構成です。

Atomというとあまり良いイメージは思い浮かばないのですが、
Atom Z2760はAtomにしてはそこそこのパワーを持つプロセッサで、パフォーマンスは期待できます。

といっても負荷の高い作業がサクサク行えるわけではないですが、日常的な作業は快適に行えるでしょう。


というわけで以下、ENVY x2のベンチマーク結果です。
製品の性能に興味をお持ちの方は、結果を参考にしていただければと思います。

掲載製品の公式ページはこちら: ENVY x2


【ENVY x2の構成詳細・ベンチマーク結果】

まずは、ENVY x2の主な構成から。

【HP ENVY x2 11-g005TU スタンダードモデルの主な構成】

OS Windows 8 32bit
プロセッサ Atom Z2760(1.80GHz)
グラフィックス Intel グラフィックス・メディア・アクセラレーター
メモリ 2GB(2GB×1/533MHz LPDDR2 SDRAM/オンボード)
ストレージ 64GB eMMC
ディスプレイ タッチ機能付 11.6型ワイドHD(1366×768)、IPS、光沢あり
無線機能 IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ(タブレット/キーボードドック) 2セル(駆動時間:約10時間45分) / 2セル(タブレットとあわせた駆動時間:約19時間)
サイズ(タブレット/タブレット&キーボードドック) 303×193×8.6 / 303×206×17~19(幅×奥行き×高さ/mm)
重量(タブレット/タブレット&キーボードドック) 約710g / 約1.41kg

※以下に記載の仕様や解説等は、記事を作成した2013年1月16日時点のものです。

掲載モデルの構成は上記の通り。

特徴はプロセッサにAtom Z2760を搭載している部分、そしてIPSのタッチ液晶を搭載しているという部分、
あとはタブレットとキーボードドックそれぞれにバッテリーを搭載しており、
バッテリー駆動時間がとても長い部分等があげられると思います。

バッテリーはタブレットのみだと約10時間45分、キーボードドックに装着した状態だと約19時間と非常に長持ち。
一日の使用時間がそれ程長くない方であれば、数日は充電しなくても大丈夫かもしれません。

価格ですが、2012年1月16日時点のENVY x2の価格は¥69,930 (税込)~。
キーボードドックが標準付属でこの価格ですから、非常に安価だと思います。

液晶は綺麗ですし、筐体のデザインや作りもしっかりとしています。
使い勝手や性能面等を総合的に考慮しても、コストパフォーマンスは高いです。




以下、ENVY x2のベンチマーク結果です。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 3.4
メモリ 4.7
グラフィックス 3.7
ゲーム用グラフィックス 3.3
プライマリ ハードディスク 5.5



【CrystalDiskMark】

Seq 80.4633.60
512K 74.4928.56
4K 8.5242.062
4K QD32 10.412.191

数値は左がRead、右がWrite

ディスク性能はタブレットとしては普通。
今回の製品は、FUJITSU製の64GB eMMCを搭載しています。

eMMCはembedded MultiMediaCardの略で、
スマートフォンやタブレットなどに利用される事の多いフラッシュストレージ。

SSDに比べると容量や速度面で劣りますが、消費電力が低いというメリットを持ちます。

CrystalDiskMarkの結果は数値だけをみると、まるでHDDのような速度ですが、
実際のマシンの起動は非常に早く、SSDと変わらない感覚です。



【CrystalMark 2004R3】

Mark ・・・ 52482
ALU ・・・ 12064
FPU ・・・ 9456
MEM ・・・ 9717
HDD ・・・ 10889
GDI ・・・ 2008
D2D ・・・ 456
OGL ・・・ 7892


性能は構成から大体想像できますが、その想像内のパフォーマンスだと思います。
ネットや動画鑑賞などの日常的な作業であれば、問題なく快適に行えます。

ビジネスソフトを使用した作業は、簡単な処理であれば難無く行えますが、
複雑な処理をするとなると、動作の鈍さを感じる事はあるかもしれません。

まあでも、この製品で想定される用途に関しては、全く問題ないでしょう。





次に、ENVY x2の消費電力測定結果です。
ベンチマーク実行時のスコアは、FFXI実行時に測定したものです。

アイドル時 ・・・ 4W
ベンチマーク実行時 ・・・ 8W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

非常に低い消費電力です。
最近のノートPCは全体的に消費電力が低い傾向にありますが、ENVY x2はさらに低いです。




筐体の表面温度も測定してみました。
FFXIを暫く実行させた後に、タブレット背面の各箇所の温度を測定しました。

写真では左上側に行くほど温度が上昇していますが、全体的に非常に低いです。
暑い時期でも快適に操作が行えると思います。




最後に、ENVY x2 のバッテリー駆動時間を測定してみました。
以下は、タブレットとキーボードドックを接続した状態でのバッテリー駆動時間です。

測定に使用したソフトはbbench、設定はストロークが10秒毎でネットへのアクセスが60秒毎。
画面の輝度は中間程度まで下げてあります。

バッテリーの電力残量が100%から2%の状態になるまでの時間は64459秒。
約17.9(17.905277777777..)時間ものバッテリー駆動が可能という結果になりました。

タブレットとキーボードドックを接続した場合のバッテリー駆動時間の公称値は約19時間。
その値とそれ程大きく変わらないようです。

非常にバッテリーの持ちは良いです。
携帯用のノートPC(もしくはタブレット)としては最適な内容の製品ではないかと思います。




ENVY x2の性能面に関しては以上です。

余談ですが・・
少し前にSpectreXT 13を購入したのですが、正直こちらの方がよかったかもと思っています。

SpectreXT 13とENVY x2では、カテゴリ的に全く違う製品ですので比較にはなりませんが、
自分の用途にはENVY x2の方がより活用できそうだと感じます。

しかも安いです。
ENVY x2の構成だとサブノートに・・と考える方も多いでしょうから、安さは大きな魅力。

日常的な作業ができるモバイルノート(タブレット)をお探しの方には、非常にお勧めできる製品だと思います。