HP SpectreXT 13-2100 レビュー 13.3型のUltrabookをサブノートとして購入しました
HPが販売する個人向けノートPC、HP SpectreXT 13-2100 のレビューです。
11月に購入したものですが、色々しているうちに載せるのがこんなに遅くなってしまいました。
このHP SpectreXT 13-2100 は、HPが販売する個人向けノートの中では高級機に位置づけられるENVYシリーズのモデル。
ENVYといっても最近では色々なタイプの製品が出ているのですが、SPECTREという名称が付けられている事から、
ガラスできた14型のノートPC「HP ENVY14-3100 SPECTRE」と同類のシリーズだと思われます。
前モデルにあたるHP SpectreXT 13-2000との違いは、OSがWindows 8に載せ変わり、
スペックが微妙に向上した部分位で筐体などに変化はありません。
ENVYシリーズは、英語キーボードが標準であったり、Adobeのソフトウェアが標準搭載されていたりと、
ややマニアック向けの趣向を持つものが多いですが、この製品もそういった傾向を持っています。
用途によっては無駄になる部分もあるため、
誰にでもお勧めできるモデルではないのですが、ノートPCとしては良い部分も沢山あります。
とりあえず、なぜこのモデルを買ったのかという事にはまた後ほど触れるとして、
まずは製品の基本的な部分を順に見ていきたいと思います。
【HP SpectreXT 13-2100 レビュー記事目次】
・本体と標準ACアダプター 及びスリムACアダプターの重量測定
・HP SpectreXT 13-2100の構成とベンチマーク結果
・HP Recovery Managerでリカバリディスクを作成する
【HP SpectreXT 13-2100 外観をチェック】
まず最初は、外観の特徴とインターフェースの内容をチェックします。
天板はヘアライン加工が施されたアルミ素材を使用。カラーはシルバーです。
指紋が付きにくく、付いても全く目立ちません。
ガラスで出来たENVY14-3100 SPECTREは見た目はとても綺麗だと思うのですが、
指紋が目立つ点が余り好きではありませんでした。
綺麗なPCは持っていて気分がよいものですが、実際は眺めるのではなく手に触れて使うものですので、
そういう点でこのSpectreXT 13-2100のデザインは結構気に入っています。
側面のインターフェースの内容をチェックします。
左側面の様子。
左側からLAN、HDMI、USB3.0、セキュリティケーブル用のロックスロットを搭載。
右側面には、マイクとヘッドフォンのコンボ、SDカードスロット、
USB2.0(電源オフ時の充電に対応)、電源コネクターを搭載しています。
とりあえず必要な端子は全て揃っているという感じですが、
両側面あわせてUSB端子が2基しか無い所がやや気になります。
前面。
端子類はなにもありません。
本体側のタッチパッドのあたりがやや窪んだ形状をしているため、
ディスプレイの開閉がスムーズに行えます。
細かい所ですが、頻繁にする動作が行いやすいのは快適です。
背面は、中央あたりにHEWLETT-PACKARDの印字。
SpectreXT 13-2100の筐体のサイズは幅316mm、奥行き224mm、
高さ14.5mm~20.6mm(ゴム足を含む)で重量は約1.39kg。
携帯ノートとしてはもう少し軽い方が良いですが、13.3型ノートとしてはやや軽め。
今回、携帯用として購入したのでは無いので重量は特に気にしていませんが、
持ち歩こうと思えばできる重さです。
ディスプレイには13.3型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載。
出来れば、解像度はもう少し高い方が良かったです。
このくらいの解像度が使い易いと感じるユーザーもおられると思いますが、
選択肢として、解像度が高い液晶も提供して欲しいです。
※ガラスでできたENVY14-3100 SPECTREの液晶の解像度は1600×900。
液晶の品質は、HPで販売されている低価格帯のモデルに比べると良いと思います。
明るく、安価な製品に搭載されている液晶よりも視野角などは広め。
ですが、とても綺麗かというとそうでもなく、中の上といった感じでしょうか。
2012年の初め頃にENVY15-3000という、15.6型フルHDのノートが存在しましたが、
そちらの液晶が文句なしに綺麗だった事を思うと、SpectreXT 13-2100の液晶はまあまあです。
(といっても綺麗な方だと思いますが)
液晶上部には約92万画素のウェブカメラを搭載。
液晶の左下にはBeats Audioのロゴ、右下にはSpectreXTのロゴ。
製品には直接関係がないですが、Spectreのロゴデザインは綺麗で良いと思います。
液晶は上の写真程度まで開きます。
大体45度位です。
キーボードの配列や形状、使い勝手をチェックします。
キーはアイソレーションタイプで、英語配列のキーボードを搭載しています。
バックライト付きですが、写真を撮り忘れました。(また後日どこかで載せます)
キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmと、
やはり薄型のUltrabookなのでストロークは浅めですが、結構使いやすいキーボードです。
ただ、英語キーボードしか選択できないという点は購入側からすると余り良い事ではないです。
英語キーボードが標準でも、オプションで日本語キーボードが選択できるようになっていれば問題ありませんが、
英語キーボードのみという時点で、購入ユーザーの幅を狭めてしまうのではないかと思います。
キーボード自体は普通に使いやすいです。
ほぼフラットな形状のキートップですが、光の加減によって若干中央にかけて窪んでいるように見えます。
HPのノートは全て同じようなキーボードに見えますが、低価格なものは安っぽく、また若干撓みが目立つものもあります。
それに比べるとSpectreXT 13-2100のキーボードは、上位機種のものだけあって見た目もタッチ感も良いです。
キーボード上側のベゼル上には電源ボタン、そしてBeats Audio対応のステレオスピーカーを2基搭載。
タッチパッドは一体型です。
一体型のタッチパッドは余り好きではないのですが、このタッチパッドの使用感はまあまあ。
パッド表面の質感は指すべりがよくとても操作がしやすいのですが、
クリックボタン部分に関しては、何度もクリック操作を繰り返していると指が疲れます。(硬くはないのですが)
とはいえ、HPの一体型タッチパッドの中では良い方だと思います。
底面の様子。
メモリ等に簡単にアクセスできるパネルなどはありません。
バッテリーも内蔵式です。
ただ、所々にネジ穴があるところを見ると、
手間は多少かかりますがあけられないわけでは無いようです。
ただ、この製品はメモリスロットが1基のみでオンボードタイプですし、
SSDも256GBと普通に使うには十分な内容なので、リスクを冒してまで変えようとは思わず・・
(自己改造は保証等がきかなくなる恐れがあります)
最近、大きなサイズのノートまで薄型になってきていますが、将来的にはその傾向が顕著になり、
多くの製品でパーツの換装等がし難くなってしまうのではないかと思ったりします。
底面左右には、Beats Audio対応のスピーカーが1基ずつ搭載されています。
キーボード上のスピーカーを合わせると全部で4基。やはり音には拘りがあるようです。
底面4隅に配置された足も、お洒落な感じのデザインだと思います。
付属の電源アダプターのプラグの形状はミッキー型。
電源アダプターに比べてケーブルが太いように思います。
ケーブルがうっとうしい場合は、付属のウォールマウントプラグを使用することで、
ケーブルを使わずコンセントに直接差し込むことが出来ます。
※ウォールマウントプラグはこの製品特有のものではなく、他シリーズでも付属しています。
(全てのノートに付属しているのかどうかは未確認なのでわかりませんが)
【本体と標準ACアダプター 及びスリムACアダプターの重量測定】
SpectreXT 13-2100本体の重量、及び付属のACアダプターや、
製品購入時にオプションとして購入したスリムACアダプターの重量を測定してみました。
まずは本体の重量から。
本体の重さは約1.33kg。
公称が約1.39kgなので、ほぼその通りだという事になります。
次に付属のACアダプターとケーブルの重量は・・
約402g。
ケーブルが太く、その分の重量が大きいです。
カサも高いため、持ち運びには適しません。
次に、付属のACアダプターとウォールマウントプラグの重量。
あわせて約250gです。
本体とあわせると軽くは無いですが、携帯は出来ない事はないです。
そしてオプションで購入した、スリムACアダプターの重量。
約212g。
付属のACアダプターとウォールマウントプラグの重量よりも、やや軽いです。
ただ、このスリムACアダプターにはUSB端子が付いており、その点がとても便利。
スリムな形状なので、カバン等にも収納しやすいです。
このスリムACアダプターについては、また後ほどの記事に詳しく掲載します。
SpectreXT 13-2100の外観や付属品等については以上です。
引き続き、製品の構成や性能面をチェックしていきたいと思います。