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LIFEBOOK CHシリーズの直販モデル、WC1/J(Floral Kiss)で行ったベンチマークテストの結果です。

製品の用途的に考えて、ベンチマークのスコア等はあまり重要視する部分ではないと思うのですが、
とりあえずいつもと同じように一通りのベンチマークテストを行ってみました。

掲載しているモデルの主な構成やパフォーマンスの他、
バッテリー駆動時間や筐体の発熱等についても検証しています。

LIFEBOOK CHシリーズの性能に興味をお持ちの方は是非ご覧下さい。



【LIFEBOOK WC1/J(Floral Kiss) 構成・性能について】

まずは、今回掲載している LIFEBOOK CHシリーズ WC1/Jの主な構成について。

【LIFEBOOK WC1/J (FMVWJC1N5)の主な構成】

OS Windows 8 64bit
プロセッサ Core i5-3317U(1.70GHz/TB時最大2.60GHz)
チップセット HM76 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-12800 DDR3 SDRAM/最大8GB)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm/Western Digital製)+24GB SSD(SanDisk iSSD i100)
ディスプレイ 13.3型ワイドHD(1366×768)、光沢あり
無線機能 IEEE 802.11b/g/n、WiMAX
バッテリ 駆動時間:約9時間
サイズ 322×228.5×17.5(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.45kg
カラー Feminine Pink(フェミニンピンク)

※以下に記載の仕様等は記事を作成した2012年11月17日時点のものです。

掲載しているLIFEBOOK WC1/Jの主な構成は上記の通りとなります。
今回のモデルは 富士通の直販サイト「WEB MART」限定で販売しているカスタムメイドモデルです。

量販店向けの製品と同じ構成を持つカタログモデルがカスタマイズを行えない固定仕様であるのに対し、
カスタムメイドモデルは メモリ容量2GB・4GB・8GB、HDD容量320GB・500GB、またUSBの外付けスーパーマルチドライブ、
Office Home and Business 2010、専用ケース&ポーチなどの有無を選択することが出来るようになっています。

ストレージはHDDのみの選択肢となりますが、データキャッシュ用のSSDが搭載されており、
HDDのみでマシンを運用するよりも高速なパフォーマンスが得られます。

また無線機能はIEEE 802.11b/g/nの無線LANの他、WiMAXを標準で搭載。
Bluetooth非搭載である所が私的に少し不便と感じますが、それは人によって異なるでしょう。

具体的な価格は時期によって変化する為、直販サイトの方でご確認いただきたいのですが、
構成内容で考えると価格はやや高めだと言えます。

ただ、この製品は一般的なノートPCに比べて外観にコストがかかっていますし、
製品保証も3年とかなり長いです。(一般的には1年保証が多いです)

また、直販ではクーポンを利用する事が出来るなど、
様々な要素を総合して考慮すると決して高くはありません。


なお、量販店向けの構成を持つカタログモデルはカスタマイズこそ出来ないものの、
構成はCore i5-3317U、4GBメモリ、500GB HDD&SSD(キャッシュ用)と、直販のカスタムメイドモデルと大きくは変わりません。

ただ、カタログモデルにはオフィスが標準で搭載されているため、オフィスが必要でない方には大きな無駄となります。
製品の購入を検討されているのであれば、内容がある程度選べるカスタムメイドモデルの方が個人的にはお勧めです。




上記構成のLIFEBOOK WC1/Jのベンチマーク結果を見ていきます。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 6.2
プライマリ ハードディスク 5.9

全体で見ると高パフォーマンスとまでは行きませんが、性能はそこそこ高め。
この製品の用途としては十分な性能だと思われます。

やや処理が重めくらいのソフトウェアであれば、快適に動かせる性能を持ちあわせています。



【CrystalDiskMark】

Seq 119.1117.4
512K 39.3963.95
4K 0.5341.334
4K QD32 1.2621.297

数値は左がRead、右がWrite

ディスクの速度です。
LIFEBOOK WC1/JはHDDを搭載しているため、SSDを搭載したUltraBook程高速ではありません。

ですが、HDDの他にデータキャッシュ用のSSDを搭載している効果により、
HDDのみ搭載のノートPCに比べると起動や処理等は若干速め。

使用頻度の高いファイルほどSSDにキャッシュされやすいため、
よく使うアプリケーションはそうでないアプリに比べて処理が速く感じられると思います。



【3DMark06】

3DMark score ・・・ 2372
SM 2.0 Score ・・・ 732
SM 3.0 Score ・・・ 969
CPU Score ・・・ 2736



【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1360×768

1360×768 ・・・ 862~890



【デビル メイ クライ 4】

1360×768

【1360×768】
平均fps ・・・ 14.61~28.00
RANK ・・・ D



【ファンタシースターオンライン2 】

1360×768

1360×7680 ・・・ 140

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作



【FINAL FANTASY XIV】

左がLOW 右がHIGH

LOW ・・・ 465
HIGH ・・・ 242


CPU内蔵のグラフィックス(HDグラフィックス4000)を利用しているため、
グラフィックパフォーマンスはそれ程高くはありません。

とはいっても、動画等の閲覧に関しては全く問題ありませんし、
動画編集等もそれなりに快適に出来るはずです。

また、簡単なPCゲーム程度であれば十分にプレイできます。

このモデルでゲーム等をされる方はいないと思いますが、
LIFEBOOK CHシリーズの用途を考えると、性能面は全く問題ないという事がわかります。




次に、LIFEBOOK WC1/Jの消費電力について。
アイドル時の消費電力、ベンチマーク(デビルメイクライ4)実行時の消費電力を測定してみました。

アイドル時 ・・・ 11W
ベンチマーク実行時 ・・・ 21W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

低電圧版のプロセッサを搭載している為、
消費電力はアイドル時、ベンチマーク実行時共に低いです。




次に、LIFEBOOK WC1/Jの筐体内の温度を測定してみました。
ベンチマーク時の温度は、デビルメイクライ4を20分程度動かした後に測定した数字です。

アイドル時はもちろん、ベンチマーク実行時の温度も低め。
多少負荷がかかる作業を行ったとしても、温度の面では全く問題ないといえます。




ベンチマークを実行した後の筐体表面の温度も測定してみました。
前と同じく、デビルメイクライ4を動かし始めて20分程度経過した後に測定した温度です。

左右のパームレスト、及び左右のキーボード共に温度は低め。
最も温度が高いと思われる排気口付近においても40度前後の温度でした。

11月のやや暖かめの室内で測定した温度がこの程度であれば、
暑い時期の利用であっても、不快になる程温度が高くなることは無いでしょう。




最後に、LIFEBOOK WC1/J のバッテリー駆動時間の測定結果です。

バッテリー駆動時間の測定に使用したのはbbenchで、
設定はストロークが10秒毎、インターネットへのアクセスが60秒毎。

画面の輝度は中間程度の明るさまで下げてあります。

バッテリーの電力残量が100%から10%になるまでの時間は17718秒。
約5時間(4.9216666..時間)程度のバッテリー駆動が可能だという結果になりました。

仮にバッテリーが空になるまで使い続けたとすると、
約5時間半(5.468518518518519時間)のバッテリー駆動が可能です。

公称の9時間というバッテリー駆動時間に比べると短めですが、
外出時に長時間使用するというのでなければ十分な時間だと思います。



構成や性能面については以上です。

製品の用途等を考えると、性能の高さについてはそこまで拘るところではないと思うのですが、
快適に使えるかどうかという点で結構重要な要素です。

LIFEBOOK WC1/Jはパフォーマンスはそこそこ良く、消費電力や発熱の面でも問題のない事がわかりました。


なお、直販のカスタムメイドモデルはメモリ容量が標準で2GBとなっています。

2GBでも特に問題はないと思うのですが、後からメモリの追加などを行えない事を考えると、
最初から4GB以上のメモリを搭載しておいた方が良いかもしれません。(比較的安価なオプションです)



レビューはまだ続きます。
次記事も引き続きご覧いただければと思います。