日本HPの2012年冬モデル、HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4を簡単にレビュー&解説します。

HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4は、14型のタッチ対応液晶を搭載する量販店向けのUltraBook。

似た名前のモデルに「HP ENVY Ultrabook 4-1100(夏のENVY 4-1000の継続モデル)」が存在しますが、
両モデルでは基本スペックやデザイン等はほぼ同じとなっており、今回のモデルは単純に ENVY Ultrabook 4-1100 にタッチ機能を搭載したと考えてもよいと思います。

とはいえ、タッチ機能を搭載したHP ENVY TouchSmart Ultrabook 4は、
タッチ機能を搭載しないHP ENVY Ultrabook 4-1100よりも重量が約330gも重く、本体厚も増しています。

2kgを越えた時点でモバイルノートとしてはどうだろうかと思うのですが、
HPが提案するホームモバイルPCというカテゴリの製品においては、このような仕様もありなのだと思います。

性能や外観など、製品自体は悪くありません。
むしろ、外観等は個人的に好みです。


以下、HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4の写真と簡単な解説です。
タッチ機能を搭載しないENVY Ultrabook 4-1100についても触れています。




HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4に付けられている「TouchSmart」とは、
HPのタッチ機能を搭載した一体型デスクトップPCのシリーズ名として広く知られる名称です。

今回、初めてノートPCに使用されました。




HP ENVY TouchSmart Ultrabook 4を正面から。
ディスプレイには、タッチ機能搭載 14型ワイドHD(1366×768)の光沢液晶を搭載しています。

タッチ操作を軽く行ってみましたが、引っかかったりする事もなく普通に快適です。

昔販売されていた、タッチ機能を搭載したHPのノートでは使用感がイマイチなモデルもありましたが、
今はPCのパフォーマンスがかなり向上していますので、その辺は心配しなくても良いのかもしれません。


ENVY TouchSmart Ultrabook 4の筐体サイズは幅342mm、奥行き237mm、高さ23mmで、重量は約2.1kg。

タッチ機能を搭載しないENVY Ultrabook 4-1100では、
サイズは340×236×19.8mm(ゴム足を含めると22mm)、重量は約1.77kgと若干コンパクトです。

インターフェースの内容はHDMI、USB3.0×2、USB2.0×1(充電機能有)、LAN、マイク入力、ヘッドフォン出力、
2in1メディアスロットを搭載しており、UltraBookにしては結構充実。

サウンドテクノロジーとして、Beats Audioにも対応しています。




キーボードはアイソレーションタイプで、右側一列にHomeやPgUpなどのキーを配置します。

右側一列にHomeやPgUpを配置・・はHPの製品では珍しくない配列ですが、
右端のキーを誤って打ってしまう事があるため、私はこの配列はあまり好みではないです。

キーストロークは約1.5mmとそれなりにあり、キーの打ち心地は普通。




タッチパッドは一体型。
これは夏モデルのENVY 4-1000に搭載されていた(※)ものと同じです。

※ENVY Ultrabook 4-1000は、夏モデルのENVY 4-1000の継続モデル。
 タッチ機能を持つENVY TouchSmart Ultrabook 4-1000のタッチパッドもそれと同じ。

私が一体型のタッチパッドが苦手だと言う事もありますが、使い心地は正直余り良いとは思えません。
一般的にUltraBookのタッチパッドは使い難いものが多く、その中で考えると普通かもしれませんが、
何か細かい作業をする場合にはマウスを使いたいところです。

見た目に関しては、表面にホログラムのような加工(※)がなされており、
高級感があってとてもきれいだと思います。

※スピンフィニッシュと呼ぶようです




天板のデザイン。
ブラックカラーのヘアライン加工を施したアルミを採用しています。

ENVY TouchSmart Ultrabook 4で提供されているカラーは上写真のブラック&シルバーのみですが、
ENVY Ultrabook 4-1000ではブラック&シルバーのほか、ブラック&レッドも選択可能。

以前、記事に掲載したENVY 4-1000はブラック&レッドカラーでした。
(ブラック&レッドカラーの筐体の写真は、ENVY 4-1000のレビュー記事に詳しく掲載しています)





次に性能面について。

主な構成はWindows 8(64bit)、Core i5-3317U(1.7GHz~2.6GHz)、メモリ8GB、500GB HDD(5400rpm)+32GB SSD、
HD グラフィックス 4000(CPU内蔵)で、ネットワーク機能はIEEE802.11b/g/n、Bluetooth4.0。

バッテリー駆動時間は公称値で約8時間。
HDDを衝撃から保護するHPプロテクトスマートテクノロジーを搭載しています。

32GBのSSDはキャッシュとして使用するもので、その効果はエクスペリエンスインデックス等のスコアには表れませんが、載せているのといないのとでは確実にパフォーマンスに違いが出ると思います。

タッチ機能を搭載しないENVY Ultrabook 4-1000においてもほぼ同じスペックですが、TouchSmartの方が1モデルのみであるのに対し、ENVY Ultrabook 4-1000では筐体のカラーやメモリ(4GB or 8GB)、オフィスの有り無しといった若干内容の異なるモデルが3種ラインアップされています。


価格はタッチ機能搭載のENVY TouchSmart Ultrabook 4が10万円前後(量販店モデルのみ)、
タッチ機能なしのENVY Ultrabook 4-1000では、2012年10月25日現在¥69,930 (税込)~、もしくは¥89,880 (税込)~。

タッチ機能の有り無しで随分と価格に差が出てしまうようなので、
タッチ機能がそれ程必要ではないという方は、ENVY Ultrabook 4-1000シリーズを選択した方が良いでしょう。



なお、今回掲載のモデルは参考として展示されていたマシンであるため、構成が上に記載のスペックとは少し異なります。
ですが表に記載の構成とスコアを参考に、基本構成モデルの大体の性能を想像できると思います。

以下、エクスペリエンスインデックスのスコアです。


海外版であるためか、システムの欄にENVY TouchSmart SleekBook 4と表示されています(間違えて掲載したものではない)

プロセッサ 6.9
メモリ 7.3
グラフィックス 5.1
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリ ハードディスク 5.9

日本で販売のモデルと掲載のモデルとでは、
HDDやメモリの容量に若干の違いがありますが、プロセッサは同じ。

低電圧版のプロセッサを搭載していますが、全体のパフォーマンスは結構高いです。
普通の使い方をしていて、性能面でストレスを感じるような事は無いでしょう。



今回のモデルはモバイルノートとしては重量が重めではありますが(特にタッチ機能を載せたENVY TouchSmart Ultrabook 4は2kgを超える)、屋内を持ち歩いたり、近所に持ち出す程度であれば特に問題は無いと思われます。

ただ、タッチ機能搭載のENVY TouchSmart Ultrabook 4は構成の割りに少し高価です。

タッチ機能なしのENVY Ultrabook 4-1000が安価なので、余計にそう思えてしまう部分もあるのですが、今の価格では割高感が否めません。ですが、ENVY TouchSmart Ultrabook 4は量販店モデルなので後々値下がりする可能性はあると思います。




以上です。

今回掲載のENVY TouchSmart Ultrabook 4は参考機として展示されていた海外版のモデルであるため、
日本で販売されているものとは若干異なる部分があります。

正確な仕様等は、製品ページでご確認ください。

ENVY TouchSmart Ultrabook 4 の方はまだ販売されておらず製品ページが無いため(販売は11月下旬予定)、
仕様はENVY Ultrabook 4-1000の製品ページを参考にしてください。