日本HPの個人向けノートPC、「HP ENVY14-3100 SPECTRE」のレビューです。

このHP ENVY14-3100 SPECTREは、7月の末に販売開始された14型のUltraBook。

筐体の素材に沢山のガラスを採用した美しく印象的なデザインのノートPCで、
14型の液晶を搭載しながらも、13型クラスのノートPCの筐体と同等のサイズを実現しています。

今回は外観が中心となるのですが、HP ENVY14-3100 SPECTREについて簡単にレビューしてみたいと思います。

掲載製品の公式ページはこちら: HP ENVY14-3100 SPECTRE


【ENVY14-3100 SPECTRE インターフェースやデザイン】

天板には真っ黒なガラスが使われています。

ガラスといっても強度が高く傷つきにくいものを採用しているため、
特別扱いに気をつけなくてはならないというものではありません。

全体的に透明感があって見た目に美しいのですが、指紋がつきやすく目立ちやすいです。





筐体側面のインターフェースの内容をみていきます。

左側面には、Mini DisplayPort、HDMI、LAN、USB3.0、USB2.0、
ヘッドフォン出力とマイク入力のコンボ、2in1メディアカードスロットを搭載。




右側面にはミュートボタンに、アナログ・ボリュームコントローラー、Beats Audioソフトウェア起動ボタン、
HDDや電源のインジケーターランプ、セキュリティスロット、電源コネクターを搭載。


アナログ・ボリュームコントローラー辺りが少しわかり難いので拡大してみます。

ミュートボタンや音量のコントローラが側面にあるのは珍しいです。
この製品ならではという感じの配置です。

Beats Audioのソフトウェア起動ボタンはわざわざ側面に置くほどでもないと感じるのですが、
(個人的にはUSBなどの端子が欲しい)頻繁に使うユーザーには便利なのかも知れません。




前面やや下側の方にスピーカーが搭載されているのが見えます。




背面中央付近には社名の印字。
やや下側に、排気口が設けられています。




ディスプレイには14.0型ワイドHD+(1600×900)の光沢液晶を搭載。
縁のないフラットなタイプの液晶パネルです。

14型と画面が大きめなので、1600×900ドットの解像度は嬉しい所。

なお上にも記載しましたが、このENVY14-3100 SPECTREは液晶は14型ですが、
筐体は13型の液晶を搭載したノートPC並みのサイズを実現しています。

具体的なサイズは幅327mm、奥行221mm、高さ20~23mm。
重量は約1.79kgとモバイルノートとしては重めですが、14型ノートとしては軽めです。




液晶左上にはBeats Audioの印字、右上にはSPECTREの印字。




キーボードは英語配列です。
日本語配列のキーボードは用意されていません。

キーピッチは約19mm×19mm、キーストロークは約1.8mmと余裕があります。
キー自体は普通に打ちやすいですが英語配列のキーボードに慣れていない場合、慣れるまでは戸惑うかもしれません。

英語キーボードしか提供しないというのはデザイン的な要素(英語の方がENVYの世界観にマッチする)が
大きいのだと思いますが、英語キーボードを敬遠する方もいると思うので、選択肢として用意されていると良かったです。




キートップは完全にフラットな形状。




カーソルの上下キーが他のキーに比べて極端に小さいです。
これは、このENVY14に始まったものではないのですが、慣れるまでは打ちにくいと感じる事もあるかもしれません。

慣れればそれ程打ちにくくはないです。




キーボードにはバックライトが搭載されています。
明るさは3段階の調整が可能。




タッチパッドはボタン一体型。

タッチパッド部分の素材にもガラスが採用されており、見た目に綺麗です。
色が明るいせいか指紋も目立ちません。

ただ、タッチパッドはあまり使いやすくはないです。
この製品は見た目重視のモデルだと思うので、操作性よりも見た目を優先しているのでしょう。

できればマウスの利用が好ましいです。




パームレストにもガラス。

筐体にこれだけ沢山のガラスを利用するというのはとても大変な事だった、
という話を以前スタッフの方に聞いたことがあります。




液晶はあまり大きく後ろには開かないようです。(上写真が限界)




底面。
バッテリースロットには簡単にアクセスできますが、ネジでとめられているので交換はできません。

メモリスロットも簡単にはアクセスできない場所にあるようです。
とはいっても、元々8GBメモリが搭載されているので増設等の必要はないと思います。




製品の箱には本体以外に、説明書の入った袋と電源コード入りの袋が同梱されていました。
写真には写っていませんが、PCを収納する為のENVY14-3100 SPECTRE専用のスリーブケースも付属しています。




電源アダプターのプラグの形状はミッキー型。


外観については以上です。

公式サイトに掲載の写真通りとても美しいモデルです。
構成云々ではなく、デザインが気に入ったから購入するという方もおられるでしょう。

ただ、キーボードが英字であったり筐体が指紋などで汚れやすかったりと、
使いやすさ・扱いやすさについては?と思う部分も幾つかありました。

操作性を優先したデザインにすると、ENVY14-3100 SPECTREのイメージから少し離れてしまうという理由で
そのような内容になっているのだと思います。

ただ、ノートPCとして使い難いかというとそうではなく、
ある程度の価格のモデルだけあってキーボードの打ち心地等、それなりに使い易い部分はあります。




【構成とパフォーマンス】

次に、ENVY14-3100 SPECTREの構成と性能面です。
今回は簡易的に掲載します。

【ENVY14-3100 SPECTREの主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i7-3667U(2.0GHz/TB時最大3.20GHz)
チップセット HM76 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 8GB(8GB×1/PC3-12800 DDR3 SO-DIMM/最大8GB)
ストレージ 256GB SSD(128GB SSD×2/mSATA)
ディスプレイ 14.0型ワイドHD+(1600×900)、光沢あり
無線機能 IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリ 4セルバッテリー(駆動時間:約9時間45分)
サイズ 327×221×20~23(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.79kg

※記載の価格や構成は2012年9月20日時点のものです。

掲載のモデルは、Core i7-3667Uを搭載したHP直販のモデル(HP Directplusモデル)。
量販店モデルの方には Core i5-3317Uが搭載されています。いずれもカスタマイズは不可です。

現時点(2012年9月20日時点)の直販モデルの価格は¥164,850(税込)と結構高め。

ただ最初からCore i7-3667Uや8GBのメモリ、256GB SSD等が搭載されており、
ソフトウェアにはAdobe Photoshop Elements やPremiere Elementsが標準搭載されるなど、
むやみに高価というわけでもありません。

とはいっても、PhotoshopやPremiereなどのソフトウェアは誰もが使うというものではないため、
ソフトウェアをカスタマイズオプションにして、もう少しベースの価格が下がればと思わなくもないです。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.1
メモリ 7.2
グラフィックス 5.0
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリ ハードディスク 7.9

今回はベンチを行っていないので、実際のバッテリー駆動時間や細かな性能については不明ですが、
上記スコアを見るとわかるように、このモデルのスペックであれば性能面は申し分ないでしょう。

バッテリー駆動時間も公称値(約9時間45分)ほどはないだろうと思うものの、そこそこ長めなのではと想像できます。
元々HPのノート製品は、バッテリー駆動時間が長めなものが多いです。




【ENVY14-3100 SPECTREついて思う事など まとめ】

ENVY14-3100 SPECTREに触れて思った事などを簡単にまとめてみたいと思います。

自分はノートPCに関してはそれ程デザインを重要視しないため、
このENVY14-3100 SPECTREは縁のないノートPCなのですが、見た目はとてもきれいなモデルだと思います。

とても個性的で、他メーカーには中々真似のできない製品ではないでしょうか。
ただ、まめに拭いていないと指紋が付いてすぐに汚れてしまうので、そういった部分で扱いにくいです。

性能面に関しては、固定仕様ではあっても最初からかなりハイスペックな内容で構成されているため、
使っていて不満を感じることはないでしょう。

しかし英語キーボードしか選択できない部分や、要るのか要らないのかわからないソフトウェアが
標準で搭載されている部分はイマイチ。以前から思っていましたが、ENVYらしいやや強気な仕様だと感じます。

先にも記載しましたが、Photoshopなどのソフトウェアをカスタマイズオプションにし、
ベースの価格をさげてもらった方が購入側には無駄がなくて良いです。

ただ、中にはブランドの服や靴を買うような感じで、見た目が気に入ったから、きれいだから買うというユーザーもいるはずで、
そういった方には性能とか構成云々はあまり関係が無いのかもしれません。
※女性に多い傾向かもしれません。PCを購入する際、男性は価格を細かくチェックされる方が多いように感じます。
 もちろんそうでない方もいるとは思いますが

デザインはありきたりのものではないため、そこを重視される方にとっては魅力的な製品だと思います。