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New Inspiron 15Rのレビューの続きです。
(前→ New Inspiron 15R レビュー 外観・インターフェース編

掲載のNew Inspiron 15Rで、幾つかのベンチマークテストを行ってみました。

今回の記事では構成の解説の他、総合的なベンチマーク、ディスクや3Dゲーム系のベンチマーク、
消費電力・パーツの温度、そしてバッテリー駆動時間のテスト結果などを掲載しています。

これらのベンチマーク結果は、製品の購入時にどのような構成内容にするのかといった目安になると思います。
興味をお持ちの方は以下の記事に目を通してみてください。






以下は、今回掲載しているNew Inspiron 15Rの主な構成内容です。

【New Inspiron 15Rの主な構成】

※実際に販売されている製品とは構成・価格等が異なる場合があります

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i5-3210M(2.5GHz/TB時最大3.1GHz)
チップセット HM77 Express
グラフィックス HD グラフィックス4000(CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×2/PC3-12800 DDR3 SODIMM/最大8GB)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm)
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
ディスプレイ 15.6型ワイドHD(1,366×768)、光沢あり
無線機能 インテル Centrino Wireless-N 2230、Bluetooth v4.0
バッテリー 6セル(駆動時間:不明)
サイズ 378×252×30.03~34.1(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.74kg
カラー アイビーホワイト

上記は、現在(2012年7月19日時点)「New Inspiron 15R プレミアム」としてデルの直販で販売されている構成。
(構成毎にベーシック、プレミアム、プラチナ、プラチナ・ブルーレイ、プラチナ・ブルーレイ・H&Bと分かれている)

位置的には最小構成からひとつ上の構成にあたるモデルで、価格は5万円台。
筐体のつくりや操作感などを考えると、かなり安価であるように感じます。

今回、アイビーホワイトの天板を採用したモデルを掲載していますが、他にムーンシルバーやピーコック・ブルー、
ブロンズオレンジ、ロータス・ピンク、ファイアレッドといったカラーバリエーションも提供されており、
着せ替え用天板としてオプションで購入する事ができるなど、デザインを重視される方には嬉しい仕様かもしれません。


なお、掲載のNew Inspiron 15Rプレミアムは、内容から考えてそれほど高性能ではないです。

ゲーム用途や負荷の高い処理向けに提供されている構成ではないので当然なのですが、
ベースの性能がそこそこ高いため、日常的な作業であればかなり快適に操作できますし、
軽めのゲームくらいであれば普通にプレイも可能です。

特に負荷の高いアプリ等(動画編集など)を動かすというのでなければ、十分な内容といえるでしょう。

なお、記載の構成や価格等は2012年7月19日現在のものであり、実際のものとは異なる可能性があります。
正確な情報については公式サイトの製品ページでご確認下さい。




以下、上記構成の New Inspiron 15R のベンチマーク結果です。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.1
メモリ 5.9
グラフィックス 5.0
ゲーム用グラフィックス 6.3
プライマリ ハードディスク 5.8


【CrystalDiskMark】

Seq 77.2174.67
512K 23.3730.35
4K 0.2720.730
4K QD32 0.6820.688

左がRead、右がWrite

ディスクの性能スコアだけを見ると余りぱっとしないのですが、体感速度は普通。
今回、5400回転の500GB HDDを載せています。

早くは無いですが、遅くも無いです。


【CrystalMark 2004R3】

Mark ・・・ 149951
ALU ・・・ 45090
FPU ・・・ 43110
MEM ・・・ 28238
HDD ・・・ 9688
GDI ・・・ 14564
D2D ・・・ 2414
OGL ・・・ 6847

インテルの第3世代Core iプロセッサを搭載しているだけあって、
内蔵グラフィックス利用でありながら3D性能は結構良いです。

CPUの性能も高く、5万円台でこの性能であれば十分だといえます。


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 4762
SM 2.0 Score ・・・ 1511
SM 3.0 Score ・・・ 2011
CPU Score ・・・ 3522


【3DMark11】

3DMark score ・・・ P579
Graphics Score ・・・ 502 (4種のGraphicsテスト)
Physics Score ・・・ 3116 (CPUベースの物理演算)
Combined Score ・・・ 548 (GPUとCPUの両方へ同時に負荷をかけるテスト)


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 1970~2001


【ファンタシースターオンライン2 】

Score ・・・ 502

~2000 処理負荷によっては動作が重くなる
2001~5000 標準的な動作が見込める
5001~ 快適に動作

設定はほぼ標準ですが、画面のみフルスクリーン表示(1,366×768)に設定しています。


【デビル メイ クライ 4】

【1280×720】
平均fps ・・・ 32.18~56.77
RANK ・・・ B


【FINAL FANTASY XIV】

LOW

HIGH

LOW ・・・ 465
HIGH ・・・ 914

ゲームは快適にプレイするにはちょっと厳しいですが、軽めのものであればプレイ可能です。
といってもゲームをするためにこの製品を選ばれる方はいないと思いますが、その位の性能はあります。

あと上の方で、動画編集などの用途には難しいと書きましたが、
実際には、今回の構成であれば普通にできるはずです。

そのような用途でマシンを購入する場合、もう少しハイスペックなモデルがよいと思うのでそう書きましたが、
ついでに動画編集を行う事があるかもしれないという場合でも、IvyBridge世代のプロセッサを搭載したモデルであれば十分対応可能だと思います。

より、性能に余裕を持たせたい場合は上位の構成を選択されると良いでしょう。




次にNew Inspiron 15Rの消費電力です。
アイドル時、ベンチマーク実行時の消費電力を測定したものを掲載しています。

左がアイドル時、右がベンチマーク(デビルメイクライ4)実行時

アイドル時 ・・・ 13W
ベンチマーク実行時 ・・・ 47W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

アイドル時の消費電力は低め。
ベンチマーク実行時の消費電力は低くは無いですが普通です。




次に各パーツの温度。
消費電力の測定時と同じく、アイドル時とベンチマーク(デビルメイクライ4)実行時のパーツの温度を掲載しています。

アイドル時

ベンチマーク実行時

パーツの温度は普通です。
ベンチマーク実行時、CPUの温度がやや上昇していますが、高くは無いです。

パームレストやキーボード上など、筐体表面の温度も部分的に暖かくなる程度で、
気になるようなところ(高温になるなど)はありませんでした。





最後にバッテリーの駆動時間について。

ソフトウェアはbbenchを使用、ストロークは10秒毎、
インターネットへのアクセスは60秒毎という標準の設定で、画面の輝度は中間の明るさに設定。

この設定内容で、バッテリーの電力残量がが99%の状態から5%になるまでの時間を測定してみました。

バッテリーの電力残量が5%になった時点での経過時間は16309秒。
約4.5(4.530277777777778)時間のバッテリー駆動時間という結果になりました。

New Inspiron 15R の筐体サイズを考えるとモバイル向けではないのですが、
それにもかかわらず、比較的長いバッテリー駆動時間を実現していると思います。





掲載の New Inspiron 15R の性能面については以上となります。

性能は、最新のCPU(インテルの第3世代Core i)を搭載したモデルとしては普通だと思うのですが、
この世代のマシンはベースの性能が高めなので、今回のモデルの性能もかなり快適に感じます。
より高い性能を求める場合は、第3世代のCore i7など上位の構成を選択する事も可能です。

ですが、特に負荷の高いアプリ等を使用するのでなければ今回の構成でも十分だと思います。

メインストリームマシンと位置づけられるとおり、多くの方に扱いやすいデザインと構成を持っており、
基本性能(パフォーマンスだけではない、操作性なども含めた)は高いです。

天板のカラーバリーエーションが多く提供されている部分もよいと思います。

他製品と比べても、コストパフォーマンスにはかなり優れている為、
単に安価なノートが欲しいという方にも適したノートPCだといえるでしょう。


なお、記載の構成や価格は2012年7月19日時点のもので、実際のものとは異なる可能性があります。
製品の構成や価格、また現在開催中のキャンペーン等についてはDELLの直販サイトをご確認下さい。