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マウスコンピューターの記事が続きます。
今度は17.3型の液晶を搭載するLuvBook Dシリーズの解説です。

掲載のモデルは、LuvBookシリーズでも非常に人気の高いDシリーズのIvyBridge版です。

旧モデルが出た当初、17.3型サイズのノートが一番人気だと聞いたときはなんとなくピンと来なかったのですが、
構成内容や価格、操作感などを考えるとその理由も分かるようなコスパの高い製品です。

このDシリーズの特徴としては、基本構成で外部グラフィックスを搭載している部分、
またグラフィックスを搭載していながら価格がかなり抑え目であるという部分があげられます。

液晶もフルHDの高解像度が採用されており、画面は明るく見やすいです。


構成については、今回のIvyBridge版DシリーズはCore i7からの搭載となる為(まだCore i7以外のIvyが出ていないので)、
価格は7万円台からと旧モデルよりもやや高めに見えますが、内容的には従来通りのコストパフォーマンスを維持しています。

また、Core i7なんて必要ない・・という方のために、SandyBridgeを搭載した旧モデルも
LuvBook D700シリーズとして販売し続けており、そちらはなんと最下位だと5万円を切る価格です。

もちろん旧モデルも基本構成で外部グラフィックスを搭載しており、
下位モデルでもそこそこの性能を持っている事を考えると魅力は高いです。

ただ、旧モデルとIvy版のモデルはやや機能や筐体のデザインが異なります。
例えばD700には前記事に記載したVGAボタン(Optimusをオフする機能)が搭載されているのに対し、
新しいDシリーズにはそれがありません。

いずれかのモデルの購入を検討されている方は、一応その辺りの違いもチェックされたほうが良いと思います。


というわけで以下、LuvBook Dの詳細とその解説です。





まず外観からみていきます。

LuvBook Dを正面から。
17.3型フルHDの光沢液晶を搭載しています。

光沢ですが、画面がかなり明るいので映りこみなどはあまり気になりません。
以前(Sandy)のDシリーズを触ったときにも思いましたが、価格の割には使い易い液晶です。



次に天板のデザインですが・・

思うように撮れず非常にわかり難くて申し訳ないのですが、
新しいDシリーズは幾何学模様の入った光沢天板を採用しています。

以前(D700)は、ヘアライン加工を施したアルミを筐体に利用しており非光沢でしたが、
今回は天板だけでなくパームレストの部分なども光沢です。

好みもあると思うのですが、私は指紋が目立つ筐体があまり好きではありません。

新しいDシリーズと以前のD700では雰囲気などは大きく変わってはいないのですが、
筐体はD700の方が扱い易いのではないかと思います。





側面のインターフェースをみていきます。

LuvBook Dの左側面。
電源コネクター、VGA、LAN、HDMI、USB3.0×2、eSATA、マルチカードリーダーを搭載しています。




前面中央付近にインジケーターランプ。




右側面。
マイク入力、ヘッドフォン出力、USB2.0、光学ドライブ、セキュリティケーブル用のロックスロットを搭載。

Sandy BridgeのD700と比較するとインターフェースの配置は多少変わりますが、内容はあまり変わらず。
ですが以前あったS/PDIF出力はなくなりました。




キーボード自体は、LuvBook D700もDシリーズも同じものを使っていると思います。
配列もキーの形状なども見る限りでは全く同じです。

ですが、キーボード周りのボタンがやや異なっており、
D700ではVGAボタン(Optimusをオンオフする機能)や、ミュート等の機能ボタンが配置されていたのに対し、
今回のDシリーズは電源ボタンのみと非常にシンプルな内容となりました。

VGAボタンをなくしてしまった本当の理由については分からないのですが、
VGAボタンはデフォルトでは動作しているOptimus機能のオンオフを行なう機能・・
言い換えると通常外部グラフィックスが自動でオン・オフするところを、外部グラフィックスを動作させなくし、
電力消費を抑える機能だといえます。

新しいDシリーズにはKeplerベースのGT640Mが搭載されていますが、
このKeplerベースのグラフィックスは従来製品と比べると消費電力辺り2倍の性能を備えているといわれています。

同じ使い方をするのであれば消費電力は従来の半分となるはずで、実際従来製品より性能の高い構成であっても、
公称値ではバッテリー駆動時間は大きく伸びており(構成にもよると思いますが約2.83時間→約4.3時間)
Optimus機能をオフにする必要が無くなった、ともとれます。

ですが、そうなると同じKeplerベースのGT650Mを搭載した LuvBook KにもVGAボタンは必要ないはずなので、
単にそれ程使われないから省くようになった、もしくはKとDの機能に差をつけるために
Dシリーズから省いただけなのかもしれません。




タッチパッド。

この部分もボタン分離型である部分は以前と変わりませんが、
パッドやボタンの質感、形状がやや変化しています。

D700のタッチパッドはサラサラとした質感のボタンやパッドが使われているのですが、
今回のDシリーズのタッチパッドは見ての通り、表面に凸凹としたエンボス加工が施されており、
以前のものよりもやや指に引っ掛かりを感じるような気がします。

といっても、多くの製品に載っている使い難い一体型のタッチパッドに比べると操作性は良いです。
それに、基本このサイズのノートはマウスを利用して操作すると思うので、特に気にする必要はないと思います。




LuvBook Dの底面の様子。
内部は未確認ですが、見た感じD700と構造は似たようなものではないかと思います。

多分小さいほうのパネルにはHDDベイ、
もう1つのパネル内にはメモリスロットやCPU等が収められているのではないかと思いますが、
未確認なのであくまでも想像です。





今回掲載のモデルの構成を確認します。

【 LuvBook D スタンダード構成(LB-D710S) の主な仕様】

※記載の価格や構成は2012年5月31日時点のものとなります

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i7-3610QM(2.30GHz/TB時最大3.30GHz)
チップセット HM76 Express
グラフィックス GeForce GT640M(1GB)+HD グラフィックス 4000(NVIDIA Optimus対応)
メモリ 8GB(PC3-12800 DDR3 SODIMM/最大16GB)
ストレージ 500GB HDD(5400rpm)
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
ディスプレイ 17.3型フルHD(1,920×1,080)、光沢あり
無線機能 802.11b/g/n、Bluetooth V3.0 + HS
バッテリー 内蔵リチウムイオンバッテリー(駆動時間:約4.3時間)
サイズ 413×270×14~40.5(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約3.04kg

上記のスタンダード構成で、価格は89,880円(税込)~。
ですが現在(2012年5月31日確認)台数限定で値下げが実施されている為、84,840円(税込)~となります。

このDシリーズはIvy Bridgeのモデルであるため、プロセッサはCore i7からの搭載となります。

なので価格が最低でも7万円台からと旧モデルに比べるとやや高めに思えるのですが、
i7-3610QMにGT640Mなどを搭載してこの価格は安いです。

軽め~中程度のゲームPCを行なえるくらいの性能はありますので、
単にエンターテインメント向けのモデルとしては、オーバースペック気味かもしれません。

そこまで高性能なマシンは必要ではないという方は、
Sandy Bridge搭載となりますが、D700シリーズを選択されたほうがコストを抑えられて良いでしょう。


なお、掲載のスタンダード構成はHDD搭載のDシリーズの中では下から2番目の構成に当たるモデルです。
(下からエントリー、スタンダード、ハイスペック、プレミアムの順)

このスタンダードと最下位のエントリー構成との違いは、
エントリーが4GBメモリ&DVDスーパーマルチドライブであるのに対し、
スタンダード構成は8GBメモリ&ブルーレイディスクドライブとなる部分。

ですが現在、最下位のエントリー構成では4GBメモリが無償で8GBメモリとなるキャンペーンが開催されている為、
最下位のエントリーと掲載のスタンダードモデルの違いは光学ドライブのみとなります。

ということは、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブで構わないのであれば、
7万円台で上記構成のモデルが購入できるという事でとてもお買い得です。

※あくまでも値下げが実施されている、2012年5月31日時点の情報です。
 正確な価格や仕様は公式サイトにてご確認下さい。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 7.6
メモリ 7.8
グラフィックス 6.9
ゲーム用グラフィックス 6.9
プライマリ ハードディスク 5.9

Optimus機能が動作する関係により、
グラフィックスが内蔵のHDグラフィックス4000のスコアとなっています。

なので、GT640M動作時のスコアは不明。

ですが前に載せたLuvBook Kシリーズが、今回のDシリーズよりもやや上位の
Core i7-3720QMやGT650Mを載せている事より、大体の性能の目安は付きます。
(高負荷なゲームでなければ出来るくらいの性能)

上にも記載したとおり、大した作業を行なわない方にはこのモデルの構成は
ややオーバースペック気味だと思いますので、映画鑑賞等のエンターテインメント用途や
ネットなど簡単な作業しか行なわない場合は、Sandy Bridge搭載のLuvBook D700の選択が適していると思います。

LuvBook D700も外部グラフィックスが固定で搭載されており、
それでいて下は5万円を切る価格を実現するなどコストパフォーマンスはかなり高いです。

D700シリーズは単にDシリーズの旧モデル&低価格版というだけでなく、
機能やデザインなどもやや異なりますので、Dシリーズと併せてチェックされるのがお勧めです。





とりあえずLuvBook Dシリーズについては以上となります。
もしも後日、このモデルに触れる機会があればより詳しい情報等を掲載したいと思います。

なお、記載の価格や仕様は時期によって変化する可能性がありますので(期間限定キャンペーン等で)、
記事上の情報は参考までに、正確な製品の情報は公式サイトでご確認をお願い致します。