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富士通のタブレット ARROWS Tab Wi-Fi のレビューの続きです。
(前→ ARROWS Tab Wi-Fi 家中どこでも録画番組が楽しめるDLNA連携機能 他

今回の記事では、これまでに掲載してきた記事の内容を簡単にまとめると共に、
掲載の ARROWS Tab Wi-Fi のスペックなどについて触れてみました。

【これまでの記事】
ARROWS Tab Wi-Fi レビュー 10.1型の「防水」Androidタブレットの外観をチェック
ARROWS Tab Wi-Fi の防水性能、指紋認証、ワンセグなど・・実際に使ってみる
ARROWS Tab Wi-Fi 家中どこでも録画番組が楽しめるDLNA連携機能 他






■防水対応

ARROWS Tab Wi-Fi は防水に対応しており、
キッチンやバスルームといった水周りでも濡れる事を気にせず使う事ができます。



公式サイトの情報によると、噴流を当てても機能に有害な影響が無い事を示す「IPX5」と、
外気と水中の温度差が5度未満の環境において、約1mの深さに30分沈めても動作に影響が無い事を示す「IPX7」
に準拠しているそうで、濡れた手でも余裕で操作可能。

個人的に、この製品で最も良いと感じたのがこの防水性能です。

例えばキッチンで作業をしながらタブレットでレシピを確認したり、
バスルームでお湯に浸かりながらテレビや映像コンテンツを閲覧するなど、
使う場所が限られないだけで、用途もぐんと広がります。

特に半身浴などをされる方には、時間つぶしの道具として最適ではないかと思います。





■ハンドジェスチャーコントロール機能

この製品には画面に触れずに操作できる「ハンドジェスチャーコントロール」機能が搭載されています。



機能をオンにしておく事で、ブラウザのスクロールやテレビの音量、
チャンネルの切り替えなどをジェスチャーで動作させる事ができるようになります。

手が食材で汚れてしまう事もあるキッチンでの操作等に便利です。

ただ、操作しようと思っていないときにもこちらの動きを感知して誤動作する事があったので、
非常に便利かというとそうでもありませんでした。





■指紋センサー

ARROWS Tab Wi-Fi の本体背面には、指紋センサーが搭載されています。



予め指紋を登録しておく事で、画面ロックの解除やウェブサイトへのログオン時などに、
指紋による認証が行なえるようになります。

指紋センサーはタブレットを持った時に、ちょうど左手の人差し指や中指に当たる部分に配置されており、
指紋認証の際に機器から手を離さず操作する事が出来るようになっています。

携帯するタブレットだからこそ便利な機能です。





■ワンセグチューナー内蔵

ARROWS Tab Wi-Fi にはワンセグチューナーが内蔵されています。



この機能もテレビをよく観られる方には重宝するのではないでしょうか。

テレビだと設置している部屋でしか放送を観る事が出来ませんし、
ワンセグチューナーを搭載した携帯などもありますが、画面が小さく見辛いです。

画質はそれ程綺麗なものではありませんが、普通に閲覧できるレベルですし、
バスルームでテレビを閲覧するといった事も出来るなど、使い道は色々と考えられます。





■DLNA連携

先のワンセグチューナーと併せて、映像関連の機能です。

このタブレットにはDTCP-IP対応のDiXiM Playerが搭載されており、
DLNAに対応しているレコーダー等で録画したテレビ番組などをLAN経由で閲覧する事が出来ます。



私はテレビを殆ど観ない為、こちらの機能の方が重宝します。

例えばバスルームや寝室で、LAN内にあるPCやNASに保存されているコンテンツを楽しむ事もできるなど、
その状態に慣れるとタブレットが手放せないものになりそうです。





■F-LINK

この F-LINK は、ARROWS Tab Wi-Fi とPC間でのデータの同期や転送を、
ワイヤレス接続で行なう事が出来る機能。



予め、PCの方に無償で公開されている F-LINK のソフトウェアを入れておく事で、
ケーブルなどを使用する事なく、タブレットのデータのバックアップや同期を行う事が出来ます。

これもかなり便利な機能だと思います。





■豊富な文字入力方式

ARROWS Tab Wi-Fi のデフォルトでの日本語入力には、
ATOKベースである「NX! input powered by ATOK」が採用されています。



日本人には馴染みやすいと思われるATOKの採用に、
ソフトウェアキーボードの入力方式においても、QWERTYキー入力や簡単50音入力、
手書き入力など多数のパターンを用意しており、場面に応じて使い分ける事が出来ます。

特に手書きは文字認識の精度が高く、タブレットでのキーボード操作に慣れないという方に、
最適な入力方式なのではないでしょうか。





■多彩なソフトウェア

ARROWS Tab Wi-Fi には、数多くのアプリケーションが標準で搭載されています。

タブレットのような製品は、使い始める前に必要なアプリケーションをダウンロードしてインストールするといった
環境構築が必要なものも多いですが、この製品では利用頻度の高いアプリや、
あると便利なアプリが予め搭載されているため、起動させてすぐに製品を活用する事が出来ます。



前の記事にも書きましたが、こういった製品を使い慣れている場合、
アプリは自分で選んで入れたいというユーザーも多いと思いますが、タブレットに馴染みがない場合、
何をすれば良いのか迷うユーザーもおられると思います。

ARROWS Tab Wi-Fi は初めてAndroidタブレットを利用するユーザーでも、
簡単に製品を使い始める事ができるよう、標準で多種多用なアプリケーションが提供されています。





■ARROWS Tab Wi-Fi の仕様

最後に、ARROWS Tab Wi-Fi のスペックについて触れておきます。

今回記事に掲載の製品は、内蔵ストレージの容量が16GBの「FAR70A」。
2012年3月2日現在、直販では5万9800円で販売されているモデルです。

他、32GBのストレージを搭載した「FAR75A」も用意されており、こちらは6万7800円(3月2日現在)。

しかし直販での購入であれば、両モデルとも割引クーポンが利用できるので、
実際の価格は記載のものよりももう少し低い数字となります。

【ARROWS Tab Wi-Fi(FAR70A)の主な仕様】
2012年3月02日に確認した情報です。

OS Android 3.2
プロセッサ OMAP4430 Dual Core(1.0GHz)
メモリ 1GB、FLASH ROM:16GB
ディスプレイ 10.1型WXGA(1280×800)、マルチタッチ(10点)対応
TV ワンセグチューナー内蔵
カメラ フロントカメラ:約130万画素、リアカメラ:約510万画素
通信 IEEE 802.11b/g/n、Bluetooth V2.1 +EDR準拠
センサー GPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサー、指紋センサー
バッテリー駆動時間 スタンバイ:約2900時間、連続動画再生時:約10時間
サイズ 262×181×11.3(幅×奥行き×高さ/mm)
質量 約599g
付属品 電源アダプタ、卓上ホルダ、USBケーブル

30GBのストレージを搭載した「FAR75A」との違いは、ストレージの容量のみとなります。


防水、ワンセグ、DLNA連携など豊富な機能を持ち合わせたARROWS Tab Wi-Fi、
操作性もサクサクと快適ですし、比較的幅広い層のユーザーに支持される製品なのではないかと思います。

3G機能等はないですが、自分のタブレットとは別に家族用のタブレットを・・と考えた時に、
回線の契約をせずに導入できる ARROWS Tab Wi-Fi は最適。

今回の製品は通常のタブレットとして使用される方は勿論ですが、日頃家で過ごす時間が長い方や、
余りタブレットに馴染みがないという方にも使っていただきたい製品です。