HP Folio13-1000 のレビューの続きです。
(前→ HP Folio13-1000 レビュー ¥79,800のSSD搭載ウルトラブックを使ってみました

比較的、ウルトラブックの中では価格の低い Folio13ですが、
安くても性能の程度によってはコストパフォーマンスは良いとは言えません。

SSDを搭載しているということより、ある程度快適な環境である事は想像出来ますが、
今回の記事ではそれが一体どの程度のものなのかを検証してみました。


というわけで以下、Folio13の仕様や特徴、ベンチマークテストの結果です。





まず最初に、掲載しているFolio13の主な仕様と構成面での特徴です。

【HP Folio13-1000 の主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i5-2467M(1.60GHz/TB時最大2.30GHz)
チップセット HM65 Express
グラフィックス HD グラフィックス3000
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大4GB)
ストレージ 128GB SSD
ディスプレイ 13.3型HD(1,366×768)、光沢あり
無線機能 802.11b/g/n、Bluetooth v4.0
バッテリー 6セル(駆動時間:約9時間)
サイズ 318.5×220.2×18~20.3(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.5kg

このFolio13は固定仕様となるため、パーツのカスタマイズを行う事は出来ません。

現時点(2012年3月8日)で販売されているのは上記構成のモデルのみで、価格は¥79,800(税込)。
現在出回っているウルトラブックの中では、比較的安価な部類になります。

ウルトラブックは標準で高スペックなものが多い分、価格も高めに設定されており、
携帯用などのサブノートとして購入するにはハードルが高い感があります。

このFolio13もCore i5-2467Mや128GB SSDを搭載するなど、
安価なモデルではあまり見られない構成ではありますが、価格はかなり抑え目です。

他メーカーにはCore i7や大容量のSSDなどを搭載したよりハイスペックなモデルもありますが、
普段の携帯利用時にそこまでハイスペックなマシンが必要かというと、
そうでもないというユーザーも結構いるのではと思います。

Folio13はユーザーの手に届きやすい範囲まで価格を落としつつも、
ある程度の快適なパフォーマンスは確保しており、そのバランスが良いと感じます。


ただ、自分的には携帯用のノートのサイズが13.3型だというのは未だに納得できず・・

これはFolio13に限った事ではないのですが、携帯するならせめて11~12型サイズ程度でないと、
幾ら薄いといっても結構かさばりますし、サイズが大きいとマシンの重量も重めになります。

そういう理由で個人的には、Folio13が11インチ程度のサイズであればより魅力的に見えるのですが、
ウルトラブックが登場する以前から13型や14型の大きさのノートを携帯している方もいます。

そういったユーザーに薄いウルトラブックは便利だろうと想像できます。

特にFolio13は、安くてそこそこ性能も良い13インチのウルトラブックをお探しの方で、
コストパフォーマンスを重視される方には検討の価値があるモデルではないでしょうか。




続いて Folio13 のパフォーマンスを見ていきます。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 6.3
メモリ 7.2
グラフィックス 4.7
ゲーム用グラフィックス 6.1
プライマリ ハードディスク 7.5


【CrystalDiskMark】

Seq 223.7188.3
512K 160.9181.1
4K 12.9737.83
4K QD32 98.9655.25

左がRead、右がWrite

SSDを搭載している為、ディスクは高速。
今回、ストレージにはSAMSUNG製の128GB SSD(MZMPA128HMFU-000)を搭載しています。

ディスクの速度が速いだけでも、マシンのパフォーマンスは大きく変わります。
Folio13は、特にOSの起動やシャットダウンが早いです。


【CrystalMark 2004R3】

Mark ・・・ 115373
ALU ・・・ 25589
FPU ・・・ 23868
MEM ・・・ 22078
HDD ・・・ 30935
GDI ・・・ 8675
D2D ・・・ 1748
OGL ・・・ 2480

全体としてみると、パフォーマンスは最近出回っているノートPCの中では
(ウルトラブックに限らず)やや良いくらいだと思います。

ただSSDの恩恵で体感速度が速いため、スコアよりもパフォーマンスは高く感じます。


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 3515
SM 2.0 Score ・・・ 1191
SM 3.0 Score ・・・ 1424
CPU Score ・・・ 2445


【モンスターハンターフロンティア 大討伐】

1280×720 ・・・ 1440~1442


【デビル メイ クライ 4】

【1280×720】
平均fps ・・・ 25.98~40.83
RANK ・・・ D


【BIOHAZARD】

【1280×720】
平均fps ・・・ 19.2
RANK ・・・ C


【FINAL FANTASY XIV】

LOW

HIGH

LOW ・・・ 511
HIGH ・・・ 264

当然ですが、PCゲームが出来るほどの3D性能は持ち合わせていません。

といってもFolio13は、ネットやメール等の文書作成・編集・閲覧等、それ程マシンに負荷のかからない
用途に利用される事が多い製品だと思うので、上に載せた程度のパフォーマンスがあれば十分だと思います。




次にFolio13の消費電力です。
アイドル時と、ベンチマーク実行時(デビル メイ クライ 4)の消費電力を測定してみました。

左がアイドル時、右がベンチマーク実行時

アイドル時 ・・・ 17W
ベンチマーク実行時 ・・・ 34W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

今回、アイドル時もベンチマーク実行時も画面の輝度を最も高くした状態で測定しました。
ですが低電圧版のプロセッサを搭載しているのもあり、消費電力は低めです。




次にFolio13の各パーツの温度です。
アイドル時とベンチマーク実行時(デビル メイ クライ 4)の各パーツの温度を測定しています。

アイドル時

ベンチマーク実行時

気にする程ではありませんが、Folio13では薄型の筺体を採用している為か、
高い負荷をかけると内部の温度が上昇しやすいように思いました。

負荷をかけ続けてプロセッサの温度が上昇すると、
パフォーマンスが低下するといった現象も見られたのですが、それについてはまた別記事にします。




Folio13の構成や性能面については以上となります。
性能は製品の用途的に申しぶんないと思います。

前に記載したように、ウルトラブックにはCore i7や容量がさらに大きなSSDを採用したモデルも存在しており、
そちらは当然ですが今回掲載のFolio13よりも高性能です。

ですが単純に価格を見た場合、高性能なスペックのモデルは全体的に価格が高めのものが多く・・
携帯用のモデルとして購入する場合の製品としてはやや高すぎる感があります。

長く使う事を前提としているのであればともかく、
ウルトラブックは内蔵式のバッテリーが採用されている事からもわかるように、
長期利用を目的として作られたモデルでもありません。

なので、もう少し価格が低ければ、購入を検討するという方も多いのではないでしょうか。


今回掲載のFolio13は、そういったウルトラブックの中では安価です。

勿論安ければ良いというものではなく、ある程度の操作性やパフォーマンスを
伴っていなければ意味がありませんが、Folio13は最高に使い勝手が良いという事はなくとも
致命的だと思うような部分もなく、性能・操作性共にそこそこのレベルをクリアしています。

唯一、タッチパッドの使い勝手は贔屓目にみても良いとは言えませんが、
それさえ気にしなければ、安さの割りに使えるウルトラブックだと言えると思います。