HP Omni 220-1120jp レビュー タッチ機能無しの液晶一体型PC 外観チェック
HPの液晶一体型PC「HP Omni 220-1120jp」のレビューです。
このOmni 220は、21.5型のフルHD液晶を搭載する液晶一体型PC の春モデル。
タッチ機能を搭載しない液晶一体型PC Omniシリーズの上位版となるモデルで、
秋冬のOmni 220からはプロセッサが全体的に強化、さらに価格も改定されてより安価になりました。
(タッチ機能搭載液晶一体型はHP TouchSmart)
今の所、Omniシリーズは20型のOmni120と今回のOmni 220が提供されていますが、
Omni 120が量販店モデルのみであるのに対し、Omni 220はHPの直販(HP Directplus)のみで購入可能。
また、Omni 220シリーズでラインアップされているのはSandy Bridgeを搭載する
「Omni 220-1120jp(掲載のモデル)」の1モデルのみとなります。
個人的にHPの液晶一体型モデルの中では、
光沢液晶を搭載するTouchSmartよりも、非光沢液晶のOmniシリーズの方が好みです。
ただ、下位のOmni120は量販店向けのモデルだという事もあり、固定仕様だという事、
またMS Officeが標準で付属する為、価格がそれ程安くはありません。
一方で、今回のOmni 220はカスタマイズが可能となっており、
さらに春モデルで価格改定されたこともあって、下は¥49,980(税込)~と非常にリーズナブル。
使用感も悪くなく、かなりコストパフォーマンスに優れた液晶一体型PCではないでしょうか。
というわけで、今回よりそんなOmni 220-1120jpの詳細に触れていきたいと思います。
以下、Omni 220-1120jpの外観やインターフェースの詳細です。
Omni 220の液晶。
21.5型ワイドのフルHD(1,920×1,080)非光沢液晶を搭載しています。
このモデルはHP輝点ゼロ保証に対応しており、万が一輝点が1つでもあった場合、
保証期間内であれば無償で製品の交換をしてもらう事ができます。
液晶下部の左右には、HPとOmni 220のロゴ。
液晶上部のベゼル中央には、約100万画素のWeb カメラを搭載。
このOmni 220も、東京で生産されています。
音質を向上させるBeatsAudioテクノロジーにも対応。
デフォルトの状態でBeatsAudioがオンになっています。
Omni 220の左側面。
HDDのインジケーターランプに6in1メディアカードスロット、
USB3.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力が並びます。
Omni 220の右側面には、DVDスーパーマルチドライブを搭載。
Omni 220の上側面、右よりの場所に電源スイッチ。
画面は0°から+25°の位置まで傾斜させることが出来ます。
スイーベル機能等はありません。
ちなみにタッチ機能搭載の液晶一体型PC TouchSmartでは、
画面を0°から+60°の位置まで寝かせる事ができる「ピタゴラスイング」を採用しています。
冒頭で、自分はどちらかというと非光沢のOmniの方が好みだと述べましたが、
TouchSmartはOmniとはまた性質が異なる製品ですので、純粋に比較できない部分があります。
TouchSmartも、用途によってはかなり面白い製品です。
Omni 220の背面全体。
背面中央にあるHPのロゴの下方には、セキュリティケーブル用のロックスロットを搭載。
Omni 220の背面右下に配置のインターフェース郡。
左上から地上デジタル放送入力、BSデジタル・110度CSデジタル入力、電源コネクター、
LAN、USB2.0×4、ライン出力を搭載。
端子が並ぶ左側のパネル(セキュリティスロットがある部分)は、
矢印の部分を引っ張る事で開く事が出来るようになっています。
地上・BS・110度CS対応テレビチューナー搭載のモデルを選択した場合、
テレビを視聴するためのB-CASカードが付属します。
上写真のスロットは、B-CASカードを本体に接続する為のものです。
ちなみに、従来のモデルでは背面右側のパネルを外した位置にB-CASカードのスロットが
搭載されていたのですが、春モデルは従来のOmni 220とは背面の様子が変わっており、
右側のパネルのみを外すという事ができません。
なのでメモリ等のメンテナンスもやや手間がかかります。
(これについてはまた別記事にします)
次に同梱物。
地デジ対応リモコンにワイヤレスのマウス、B-CASカード、電源ケーブル、電源アダプター。
アダプターがとてつもなく大きいです。
ワイヤレスマウスはオプションです。
付属のワイヤレスキーボード。
キーの配置等はタワー型PCに付属のキーボードと変わらないと思います。
こちらのワイヤレスキーボードもマウスと同様にオプションで選べます。
中央にかけて凹んだ形状のキートップを採用。
タワー型PCに付属のキーボード(キートップがフラットな形状)と比べると、打ちやすいです。
キーボード底には、キーボードに傾斜をつけるための足が設置されています。
ワイヤレスタイプのキーボードなので電池が必要です。
キーボードは液晶の下部に収納しておく事が出来るので、
未使用時も邪魔になりません。
Omni 220の外観面については以上となります。
なお、記事中でも少し触れましたが、今回のOmni 220は従来モデルよりも
内部のメンテナンス等が若干し難い構造となっており・・(ここに載せた事があるのはOmni200)
アクセスする事の多いパーツというとまずメモリが思い浮かびますが、
そのメモリへアクセスするにも、パネルを空けてすぐにというわけにはいかないようです。
というわけで次記事では、メモリ等の交換について簡単に触れてみます。
→ HP Omni 220-1120jp レビュー タッチ機能無しの液晶一体型PC 外観チェック (現在の記事)
→ HP Omni 220のメモリへのアクセス方法について (2012年春モデル)
→ Omni 220 のパフォーマンスをチェック 構成・価格・性能面について解説
→ HP Omni 220PC についてまとめてみる