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LIFEBOOK SH のレビューです。
(前記事→ LIFEBOOK SH の性能は? Core i7やSSD搭載の「SH/EN」でベンチマーク

少し前の記事でも簡単に触れましたが、LIFEBOOK SHには用途に併せてドライブベイ内の
ユニットを交換する事ができるという、モバイルマルチベイ構造が採用されています。

掲載のモデルにはブルーレイディスクドライブが搭載されていますが、
そのドライブを取り外し、モバイル・マルチベイ用カバーや増設用内蔵バッテリユニット、
そしてモバイルプロジェクターユニットなどと付け替えるなど、利用目的に合わせて
機能の追加や変更が簡単に行えるようになっています。

増設用の内蔵バッテリユニットや モバイルプロジェクターユニットはオプションでの追加となりますが、
その機能を必要とされる方にはとても便利なものです。

というわけで今回の記事では、LIFEBOOK SHにプロジェクター機能を追加する事ができる、
モバイルプロジェクターユニットをマシンに接続して使ってみました。






モバイルプロジェクターユニットを取り付ける前に、
まずはドライバーのインストールを行ないます。

製品(モバイルプロジェクターユニット)に添付のCD-ROMを、
SH76/EN のドライブ(ここではブルーディスクドライブ)へ挿入します。

富士通の製品情報ページより、ドライバーをダウンロードする事も可能です。



その後は、表示される画面にしたがって進みます。

CD-ROMを入れるとドライバーズディスク検索ツールが起動しますので、
「ソフトウェアの検索条件」で使用しているOSを選択。
(自動再生が有効になっていない場合、ツールが自動で起動しない事もあります)

表示されたフォルダの中にあるファイルを実行してドライバーをインストールします。
その後マシンを再起動し、インストールは完了です。





インストールが完了したら、次はモバイルプロジェクターユニットの取り付けです。

モバイルプロジェクターユニット。
LIFEBOOK SH76/EN のオプションとして提供されています。



LIFEBOOK SH76/ENの底面。
ブルーレイディスクドライブのすぐ側にあるロックを外し・・



ブルーレイディスクドライブを引き抜きます。



こちらはモバイルプロジェクターユニットです。
このユニットを・・



モバイルプロジェクターユニットをマルチベイの奥まで差し込めば、取り付け完了です。



奥にレンズ、その隣には排気口が見えます。



プロジェクター利用時には、右側の照射部引き出しスイッチを軽くスライドさせ・・



照射部を引き出して利用します。



完全に引き出すと、4つのマークが見えます。
奥からレーザー点灯ボタン、輝度切替えボタン、台形補正ボタン×2(画面のゆがみを補正する)。



照射部は写真のように角度を調整する事が出来ます。



レーザーを照射したところ。





というわけで、実際に使用してみます。

なお、照射部により映し出される画面の内容は、必要に応じてデスクトップの複製、
拡張、プロジェクターのみの表示、プロジェクタの切断・・といった具合に切り替えることが出来ます。



Windowsボタンを押しながらPキーを押すと、切り替え画面が表示されます。
切り替えは、必要な表示方法を選択してEnterを押すだけでOK。

デスクトップを右クリックして表示される、
「画面の解像度>ディスプレイ表示の変更」からも切り替え可能です。


今回はデスクトップの複製を、プロジェクターの画面に表示させます。




とりあえず写真を表示させてみます。



レーザーを照射する位置にあわせて、台形補正ボタンで適度画面のゆがみを補正します。



そして照射部のすぐ上にあるフォーカス調整ダイヤルで、ピントを合わせます。



映し出されました。
部屋の照明を落とせばかなり綺麗に表示されます。



Suicaのペンギン。



というような感じでした。

プロジェクターが映し出す画面は、800×600ドットとそれ程解像度は高くありませんが、
プレゼンのスライドを映し出したりするには十分な画質です。

映像などを楽しむにはもう少し画面が綺麗でないと厳しそうですが(無理ではないですが)、
仕事などで、出先で簡単なプレゼン等を行なう必要があるときなどにはとても便利なユニットだと思います。
(一応、法人向けという位置づけのようです。もちろん個人でも購入できます。)




なお、前の記事でも述べましたが、個人的には今回掲載したモバイルプロジェクターユニットよりも、
バッテリ駆動時間を延長できる増設用内蔵バッテリユニットが便利だと思います。

内蔵のバッテリパック(L)のみでも、SH76/ENのバッテリ駆動時間は約12.0時間(※)とかなり長めですが、
増設用内蔵バッテリユニットを装着する事で約16.1時間の長時間駆動を可能としており、
価格的にもモバイルプロジェクターユニットのように高価ではなく、手の届く範囲です。
※公称値。構成にもよります。

今の所、モバイルマルチベイに装着できるのはDVDスーパーマルチやブルーレイディスクドライブ、
増設用内蔵バッテリユニット、モバイルプロジェクターユニット、
そして標準付属のモバイル・マルチベイ用カバーの5点ですが、
他にもあれば便利だと思うユニットは少し考えただけでもいくつか思いつきます。(例えばHDDなど)

ユニットの追加は、モバイルマルチベイ構造を持つ LIFEBOOK SH の機能が将来的に広がる事も意味しますので、
今後さらに新しいユニットが開発されていけば良いと思います。