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HPの11.6型モバイル「 HP Pavilion dm1-4000(AMD) 」のレビューの続きです。
(前記事→ HP Pavilion dm1-4000(AMD)レビュー SSD搭載でも5万円台の11.6型モバイル

前回の外観詳細に続き、今回の記事では掲載している dm1-4000 の主な仕様や価格、
マシンで行なった幾つかのベンチマークの結果等を掲載してみました。

dm1-4000 はAMDプロセッサを搭載したモデルと、
インテルのプロセッサを搭載した2種のモデルがラインアップされています。

今回掲載しているのはAMDのFusion APU「E-450」やSSDを搭載したAMDの上位モデルで、
高い性能を持ちながらも非常に安価な価格を実現しています。


というわけで以下、そのモデルの性能です。






まずは主な構成の内容です。

【HP Pavilion dm1-4000 (AMDモデル)の主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ AMD E-450(1.65GHz)
チップセット AMD A50M FCH
グラフィックス Radeon HD 6320 (CPU内蔵)
メモリ 4GB(4GB×1/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大8GB)
ストレージ 160 SSD
ディスプレイ 11.6型HD(1,366×768)、光沢あり
無線機能 802.11b/g/n、Bluetooth4.0
バッテリー 6セル(駆動時間:約10時間30分)
サイズ 292×216×20.5~34.5(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.53kg
カラー チャコールグレー

上記構成の dm1-4000 の価格は¥56,700(税込/2011年11月17日時点)。
160GBのSSDを搭載しながらも非常に安価です。

ちなみにAMDモデルのもう1つのラインアップ、640GBのHDDを搭載したモデルは
最小構成では¥39,900(税込)と更にリーズナブルな価格を実現しており、
それなりの内容を持ちながらもできるだけコストを抑えたいという方に最適です。

なお、今回の製品に搭載されているAMDの E-450 はそれ程高性能なプロセッサではありません。

ですのでプロセッサ性能自体はそれ程高くは無いのですが、
この E-450 にはRadeon HD 6320が内蔵されており、高いグラフィック性能を発揮する事ができます。

それに加え、今回のモデルには160GBのSSDが搭載されており、
OSの起動やアプリケーションの処理速度などもHDD搭載マシンより高速です。

携帯性が高く低価格なノートPCは数多くありますが、
性能を向上させようとカスタマイズを行なうと結局、高価格になってしまう事は少なくないと思います。

dm1-4000 のSSDモデルはカスタマイズ性はそれ程高くありませんが、
安価な最小構成でも比較的高い性能を持ち合わせており、さらにバッテリー駆動時間も長いなど
非常にコストパフォーマンスには優れていると言えるでしょう。

ただ、上にも記載した通り、元々のプロセッサの性能自体はそれ程高くは無いので、
ハイスペックな高性能モデルのようにどのような処理も高速というわけではありません。

ですので、何でも出来る高性能モバイルノートをお探しの方には向かないかもしれませんが、
外出先でもPCでの作業をスムーズに行ないたいという方、
また比較的外での使用時間が長いという方には最適な製品だと思います。




以下、上記構成の dm1-4000 のベンチ結果です。

【Win エクスペリエンス・インデックス】

プロセッサ 3.9
メモリ 5.9
グラフィックス 4.6
ゲーム用グラフィックス 5.9
プライマリ ハードディスク 7.5

先にも記載したとおり、プロセッサのスコアは低め。
一方でグラフィックスのスコアはプロセッサスコアに比べると高めです。

といってもグラフィックスは、あくまでも動画が快適だとか省電力性に優れるといったレベルの話ですが、
例えば同じ価格帯のAtomを搭載したネットブックと比較すると、その差は歴然としています。

その他、SSDの搭載により、プライマリ ハードディスクも7.5とかなり高めです。

実際のパフォーマンスは、アプリケーションにより処理速度に差があるように感じます。
OSの起動などは高速です。


【CrystalDiskMark】

Seq 247.6165.2
512K 188.4164.9
4K 10.4618.45
4K QD32 139.365.73

左がRead、右がWrite

ディスクのパフォーマンスです。
見てのとおり、SSDを搭載しているのでスコアは全体的に高め。


【CrystalMark 2004R3】

Mark ・・・ 76833
ALU ・・・ 10923
FPU ・・・ 9831
MEM ・・・ 8648
HDD ・・・ 29553
GDI ・・・ 4529
D2D ・・・ 2382
OGL ・・・ 10967


【3DMark06】

3DMark score ・・・ 2719
SM 2.0 Score ・・・ 965
SM 3.0 Score ・・・ 1219
CPU Score ・・・ 1064

グラフィックスは、ゲームが出来るほど高性能というわけではありません。


【モンスターハンターフロンティア 絆】

1280×720 ・・・ 946~954


【デビル メイ クライ 4】

平均fps ・・・ 23.68~39.13
RANK ・・・ D


【FINAL FANTASY XIV】

LOW

HIGH

LOW ・・・ 493
HIGH ・・・ 251




次にパーツの温度です。
アイドル時とベンチマーク実行時(デビル メイ クライ 4)の温度を掲載しています。

アイドル時

ベンチマーク実行時




次に消費電力です。
マシンのアイドル時と、ベンチマーク実行時(デビル メイ クライ 4)の消費電力を測定しています。

左がアイドル時、右がベンチマーク実行時の消費電力

アイドル時 ・・・ 7W
ベンチマーク実行時 ・・・ 21W

※実際の値は若干上下する為、平均と思われる値を掲載しています

プロセッサが省電力性に優れるというだけあり、消費電力はかなり低めです。





dm1-4000 の性能面については以上となります。

性能は高めといっても、その部分だけを見るとたいした事はない印象を受けるかもしれません。

ですがモバイル性能に優れているという部分や、
SSDを搭載しながら5万円台(2011年11月17日時点)という価格を考慮した場合、この性能はかなり魅力的。

上にも記載した通り HDD搭載モデルは3万円台後半とさらに低価格ですが、
パフォーマンス面でもたつく部分があると思うので、私的にはSSDモデルがお勧めです。


なお、記載の構成や価格は変更となる可能性もありますので、
正確な情報は公式サイトの製品ページをご覧下さい。