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レノボのコンシューマー向けデスクトップブランド「 IdeaCentre K330 」のレビューの続きです。
(前→ 3Dモニタ付「 IdeaCentre K330 」レビュー 筐体やパーツ・モニタの外観をチェック

前のレビューからかなり間が空いてしまいましたが、
今回の記事ではこの K330 で行なったベンチマークの結果などを掲載したいと思います。

IdeaCentre Kシリーズのデスクトップ

簡単に製品の概要を確認しておくと、IdeaCenter Kシリーズは、
IdeaシリーズのデスクトップPCの中では高性能なゲーム向けのPCにあたります。

前モデルの K320 などは、高性能だとはいってもゲーム向けとまではいかなかったのですが、
今回のモデル(K330)はCore i7-2600に高性能GPU、SSD、そして3D表示に対応した液晶をバンドルするなど、
ゲームを楽しむための環境が揃っています。

というわけで以下、K330の構成内容とベンチ結果です。





まずは構成から。



K330 CPU-Zの内容

【IdeaCentre K330 (77272HJ)の主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i7-2600(3.40GHz/TB時最大3.80GHz)
チップセット P67 Express
グラフィックス GeForce GTX460(1GB)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大16GB)
ストレージ 2TB HDD(7200rpm)+80GB SSD
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
拡張スロット PCI Express x16×2、PCI Express x1×2
拡張ベイ 3.5型HDD×2、5.25型×2
サイズ 465×180×408(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約10kg
付属 Lenovo L2363d 23-inch 3D Vision monitor

今回掲載しているモデルは、23インチの3D表示に対応したディスプレイをバンドルしています。

現在(9月5日時点)、この液晶バンドルモデルは量販店のみでの取り扱いとなっており、
店舗によって価格にばらつきがあるのですが、元値は¥213,193(税込)。

ですが、値下がりの大きい店では4~5万程度の割引価格で販売されています。


なお、液晶についてはまた別記事にしますが、この3D対応モニターは3D表示に対応しているだけでなく、
3D動画の撮影なども行なえるようになっていて中々面白いです。

ですが、レノボ側やウェブからの情報があまりにも少なすぎる為、
実際に購入してみないと細かい部分がよくわからないという状態になっており・・

良い製品なのに、内容が良くわからないというのは非常にもったいない事だと思います。




とりあえず液晶は置いておき、上記構成の IdeaCentre K330 のパフォーマンスを見ていきます。


【Win エクスペリエンス・インデックス】

K330のエクスペリエンス・インデックス

プロセッサ 7.6
メモリ 7.6
グラフィックス 7.4
ゲーム用グラフィックス 7.4
プライマリ ハードディスク 7.7

基本スコアは7.4。
全て7以上のスコアと、かなり性能は高いです。

Lenovo EE2.0(OSの起動や終了を高速化)の効果もあると思いますが、
OSやアプリケーションの起動などもかなり高速です。

起動はホントに早いです。


【CrystalDiskMark】

K330 CrystalDiskMark結果

Seq 261.082.95
512K 190.583.90
4K 24.5247.41
4K QD32 190.980.79

左がRead、右がWrite

書き込み速度が若干遅めですが、体感速度はかなり早め。


【CrystalMark 2004R3】

K330 CrystalMark 2004R3結果

Mark ・・・ 171917
ALU ・・・ 33684
FPU ・・・ 29702
MEM ・・・ 40898
HDD ・・・ 26066
GDI ・・・ 9234
D2D ・・・ 11053
OGL ・・・ 21280

CPUのスコア(ALU、FPU)が思ったよりも高くはありませんでした。
なのでMarkのスコアはちょっと低めですが、性能はかなり良いです。

ちなみにこのモデルは、CPUのスピードを3段階に切り替えることが出来るようになっているのですが、
今回のベンチはすべて「Turbo(最高速)」で行なっています。

そちらの機能については後ほどの記事で触れます。


【3DMark06】

K330 3DMark06結果

3DMark score ・・・ 21821
SM 2.0 Score ・・・ 8970
SM 3.0 Score ・・・ 9455
CPU Score ・・・ 6726


【3DMark11】

K330 3DMark11結果

3DMark score ・・・ P3014


【モンスターハンターフロンティア 絆】

K330 モンスターハンターフロンティア(絆)結果

1280×720 ・・・ 11947~12024


【デビル メイ クライ 4】

K330 デビル メイ クライ 4結果

平均fps ・・・ 151.18~313.22
RANK ・・・ S


【BIOHAZARD】

K330 BIOHAZARD結果

平均fps ・・・ 134.6
RANK ・・・ S


【FINAL FANTASY XIV】

K330 FINAL FANTASY XIV(LOW)結果

K330 FINAL FANTASY XIV(HIGH)結果

LOW ・・・ 4615
HIGH ・・・ 2391


IdeaCentreのベンチマーク結果については以上となります。

掲載のK330は、ゲーム向けPCとしてはある程度処理の重いものでも普通に出来るだろう
と思うくらいの内容ですので、ゲームをしたいという方にも適しています。

ですが、今回のこのモデルは3D対応の液晶を付属しているという事で、
一応ゲーム向けではあるのですが、ゲームを含めた3Dコンテンツ(動画、ゲーム他)を楽しむ製品
という意味合いの方が大きいのではないかと思っています。

その液晶については、また次回の記事に掲載します。

ただ、3Dを観るまでに、ドライバの削除や数種類のドライバのインストールなどを行なわなくてはならないなど、
一応マニュアルはあるのですが、何をしなくてはならないかが分かりにくいので、
初心者にはちょっとハードルが高めではないかと思います。


あと、話しは変わって価格について。

今回の液晶バンドルモデルは、現時点(9月5日)では量販店のみでの販売となっており、
レノボの直販サイトでは販売されていません。

ですがK330単体では販売されており、掲載のモデルと同構成(Core i7)のマシンを購入する事が出来ます。

ただ、大体直販での本体単体価格が15万円程度であるのに対し、
量販店では液晶をバンドルしたCore i7のモデルがそれに近い価格になっており、
あきらかに後者の方が得です。
(しかも仕様表によると、直販はDVDスーパーマルチドライブなのに対し、量販店ではブルーレイドライブ)

価格面での理由もありますが、このレノボの3D対応液晶があるのとないのとでは、
K330を使用する面白さが全く違ってきますので、私としては液晶バンドルモデルがお勧めです。

液晶単体で、レノボでも販売されれば良いのにと思います。




というわけで、K330のレビュー記事は続きます。