IdeaPad S100 のベンチ結果 3万円台のネットブックのパフォーマンスは?
レノボの10.1型ノート「 IdeaPad S100 」のレビューの続きです。
(前の記事→ 10.1型ノート「 IdeaPad S100 」の外観写真とインターフェース詳細)
今回は IdeaPad S100 で行ったベンチマークの結果等を掲載します。
ネットブック(Atom)ですし構成も最新では無いので、性能にはそれ程期待できないと思うのですが、
どの程度のパフォーマンスを出す事ができるのかを確認してみました。
ちなみにこのS100、昨年のS10-3と構成が同じなので性能も変わりません。
ですがここにはS10-3は載せていないので、一応掲載します。
(S10-3のタブレットバージョン、IdeaPad S10-3tは載せてます)
と言うわけで以下、S100の構成内容とベンチ結果です。
【IdeaPad S100(1067J2J)の主な構成】
OS Windows 7 Starter SP1 64bit
プロセッサ Atom N455(1.66GHz)
チップセット NM10 Express
グラフィックス GMA 3150(内蔵)
メモリ 1GB(1GB×1/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大2GB)
ストレージ 250GB HDD(5400rpm)
ディスプレイ 10.1型HD(1,024×600)、光沢あり
無線機能 IEEE802.11b/g/n
バッテリー 3セル(駆動時間:約3.5時間)
サイズ 268×168×16~25.4(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約1.1kg
カラー ブラック
この型番「1067J2J」のIdeaPad S100 は量販店モデルですが、
レノボの直販で扱っているブラックモデルと構成は同じです。
というわけで、直販での上記構成のモデルの価格は¥33,600(税込)。
今の所、細かな部分のカスタマイズを行う事は出来ません。
(まあ製品的に必要はないかと思います)
内容は、とりあえず必要なものは揃っているという感じで、目だった特徴はありません。
ですが価格が3万円台前半と非常に安く、
携帯用のサブノートとしては手頃。
逆にこれ以上価格が上がると、買うには躊躇してしまう方もいるでしょうから、
価格と構成のバランスは妥当だと思います。
というわけで、上記構成の IdeaPad S100 のパフォーマンスを見ていきます。
【Win エクスペリエンス・インデックス】
プロセッサ 2.3
メモリ 4.5
グラフィックス 3.0
ゲーム用グラフィックス 3.0
プライマリ ハードディスク 5.8
基本スコアはプロセッサの2.3。
これは多分、昨年のS10-3と全く同じスコアではなかったかと思います。
(構成が同じなので当然です)
一度に色々な作業を行うと若干動作が遅くなりますが、
それはスペック的に仕方がないでしょう。
そのような感じで、さすがにパフォーマンスが良いとは言えませんが、
ネットや簡単な文書作成とか、ライトユースには十分な内容のモデルです。
パフォーマンスとは関係が無いですが、
軽いので、どこでも気軽に持っていけるという携帯性の良さもあります。
以下、残りのベンチ結果です。
【CrystalDiskMark】
【CrystalMark 2004R3】
Mark ・・・ 27090
ALU ・・・ 6476
FPU ・・・ 3758
MEM ・・・ 4827
HDD ・・・ 8500
GDI ・・・ 1940
D2D ・・・ 1109
OGL ・・・ 480
【3DMark06】
3DMark score ・・・ 155
SM 2.0 Score ・・・ 72
SM 3.0 Score ・・・ –
CPU Score ・・・ 495
【大航海時代 Online】
平均 ・・・ 86~87
IdeaPad S100 のベンチマーク結果は以上となります。
今回、一応参考にという事で掲載しましたが、特に性能に拘ったモデルではありませんし、
そこに期待して製品を購入されるような方もいないでしょう。
実際の操作に関しては、やはり起動・シャットダウン共に、
最新のプラットフォームを載せたマシンには劣ります。
ですが激遅という程でもないですし、ネットやメール等であれば全然普通に操作できます。
自分であれば、ちょっと外で気分転換にブログ更新を・・なんて時に便利そうです。
(ブログ画像の編集などは、使用するソフトウェアによっては厳しいのではないかと思いますが)
このような感じで、パフォーマンスに関しては褒める要素は特にない IdeaPad S100 ですが、
このモデル、クイックスタート(QS)という非常に便利な機能を搭載しており、これが結構使えます。
ノートPCは起動に時間がかかってしまうのが弱点だと思うのですが、このQSではWinではなく、
LinuxベースのインスタントOSを起動させて即ネットなどの機能を使えるようにするという機能。
他メーカーのノートにも似たような機能が搭載されているものがありますので、
特別新しい機能でもないのですが、普段はこれだけで事足りるという方もいるのではないでしょうか。
次の記事ではその機能について、実際の操作写真などを交えながら詳しく解説したいと思います。
→ IdeaPad S100 レビュー 10.1型の軽量・3万円台前半の低価格ネットブック
→ 10.1型ノート「 IdeaPad S100 」の外観写真とインターフェース詳細 (レビュー)
→ IdeaPad S100 のベンチ結果 3万円台のネットブックのパフォーマンスは? (現在の記事)
→ PCが即起動 IdeaPad S100に搭載の「クイックスタート」機能詳細と使用感
→ IdeaPad S100 のQSに搭載のSoftMaker(Office suite)について
→ OneKey Rescue System 7.0 でIdeaPad S100を工場出荷状態に復元
→ IdeaPad S100 と S10-3 そっくりですがその違いは?
→ IdeaPad S100 のレビューまとめ&感想