HP Pavilion dv7-6000 と dv7-6100 との違いは?
少し間が空いてしまいましたが、HP Pavilion dv7-6000 のレビューの続きです。
(前→ dv7-6000レビュー 外部GPU有効時と内蔵GPUのみ駆動時(Optimus)の性能差)
今回の記事では、掲載している春モデルの dv7-6000 と、
夏モデルの dv7-6100 との具体な違いについて触れてみたいと思います。
dv7-6000 と dv7-6100 は、同じモデルといってもよい位に外観も仕様も似ているのですが、
やはり発売時期が新しい dv7-6100 の方が、提供されているカスタマイズの自由度は高め。
dv7-6100 では、dv7-6000 でこうだったら良いのに・・といった細かな部分が改善されており、
様々なカスタマイズを行いたいというユーザーにはdv7-6100 の方がお勧めです。
というわけで簡単にではありますが、これら2モデルの違いをまとめてみました。
なお、仕様や価格は時期によって変化する為、
以下に記載の内容は現時点(7月22日)での情報となります。
また、見落としなどで抜けている箇所もある可能性がありますので、
正確な情報については公式サイトでご確認下さい。
基本的に、dv7-6000 と dv7-6100 で異なるのは構成。
筐体は同じものが使われているので、使用感に関しては全く同じだと見ても良いと思います。
構成に関しても、プラットフォームは同じで、
カスタマイズとして用意されているパーツの内容に若干の差があります。
その違いはというと・・
【dv7-6000 と dv7-6100 の仕様上の違い(7月22日時点)】
dv7-6000 | dv7-6100 | |
プロセッサー | Core i7のみ | Core i7 及び Core i5-2410Mが選択可能 |
ストレージ | 320GB HDD(7,200rpm) 640GB HDD(7,200rpm) 2TB HDD (1TB×2/5,400rpm) |
320GB HDD(7,200rpm) 500GB HDD(7,200rpm) 750GB HDD(7,200rpm) 160GB SSD + 500GB HDD(7,200rpm) 2TB HDD (1TB×2/5,400rpm) |
グラフィックス | Radeon HD 6770Mのみ(Core i7のみなので) | Core i5搭載だと Radeon HD 6490M Core i7搭載だと Radeon HD 6770M |
液晶 | 17.3型HD+(1,600×900)のみ | 17.3型HD+(1,600×900) 17.3型フルHD非光沢(1,920×1,080)選択可 |
アダプター | Core i7なので、120WのACアダプター | Core i5の場合、90WのACアダプター Core i7の場合、120WのACアダプター |
上記は2011年7月22日(記事作成時)時点の情報となります。
レビュー記事を掲載しはじめた時点の仕様とは、若干内容が変わっていたので、
再度全オプションを見直してみました。
一つずつ見ていくと、dv7-6000ではプロセッサーにCore i7しか選択できないのに対し、
dv7-6100では下位のCore i5も提供されています。
またストレージに関しても 320GBと2TBのHDDの選択肢は同じですが、
後はそれぞれ異なり、夏モデルの dv7-6100 ではより多くのオプションを用意。
SSDオプションが、選択できるようになったという部分が大きなポイントです。
さらにグラフィックスに関してですが、これは搭載するプロセッサーによって自動的に変わります。
dv7-6000ではCore i7しか用意されていないので、グラフィックスもRadeon HD 6770Mのみですが、
dv7-6100ではCore i5のオプションも提供されている為、
Core i5を選択した場合のグラフィックスはRadeon HD 6490M。
そして液晶は、dv7-6000では解像度が1,600×900のみであるのに対し、
dv7-6100ではフルHD(1,920×1,080)も選択可能になりました。
17.3型の大画面ですので、フルHDを望まれるユーザーは多いのではないかと思います。
あとはプロセッサーの違いによる、アダプターの違い。
駆動時間は約5時間15分と、全く同じです。(構成によって異なるとは思いますが)
という感じでそれ程大きな違いは無いのですが、若干dv7-6100の方がカスタマイズ度が高く、
dv7-6000と比べて痒い所に手が届くような感じの内容となっています。
価格に関しては現在、同一の構成であれば変わらないようですが、
今後キャンペーン等で春モデルのdv7-6000が安くなる(一応古いモデルなので)可能性はあります。
それ以外に dv7-6000 を選ぶ理由は、構成をみる限りでは今の所は無いのではと思います。
いずれにしても、HPの製品はキャンペーンでお得な製品が出る事が多いので、
製品購入の際はキャンペーンを必ずチェックされる事をお勧めします。
→ HP Pavilion dv7-6000のレビュー dv7-6100購入の参考にも
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